日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書)

著者 : 瀬戸賢一
  • 岩波書店 (2002年12月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005004188

作品紹介

「人生は旅だ」「筆をとる」「負けるが勝ち」「一日千秋の思い」…。ちょっとした言い回しやたくみな文章表現で、読む者に強い印象を与えるレトリック。そのなかから隠喩や換喩、パロディーなど30を取り上げる。清少納言、夏目漱石から井上ひさし、宮部みゆきまで、さまざまな小説や随筆、詩を味わいながら、日本語の豊かな文章表現を学ぶ。

日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • とてもよくまとめられ、かつ、ジュニア向けに分かりやすさも兼ね備えている本。

    三十のレトリックを挙げ、それぞれの効果を説明しているのだけど、なるほど、こんなに意識せず使っているものがあったとは!

    学校でも触れるレトリックの数は大体決まっているのに、教科書に出てくる作品の一節にはこんなレトリックが使われていたのかと改めて感動。
    知ることって、大切だなあ。

    作者の意図する所を読もうと思えば、レトリックの知識は欠かせないのだろう。
    なぜそこに、そのレトリックを使ったかということが、読みの礎になると学んだ。
    本当にそうなのだと思う。

    瀬戸賢一さんの本はもう一冊手に入れたので、まだこの世界に浸ることとする。

  • ジュニア向けなだけあって読みやすい。

    作家さんって色んな技法を駆使してるんだなーと
    感心しました。

  • 面白い。レトリックを平たく学べる。

  • レトリックへのいざない
    意味のレトリック
    ・意味を転換する
    隠喩
    直喩
    擬人法
    共感覚法
    くびき法
    換喩
    提喩
    ・意味を調節する
    誇張法
    緩叙法
    曲言法
    同語反復法
    撞着法
    ・意味を迂回する
    婉曲法
    逆言法
    修辞疑問法
    含意法
    ・形のレトリック
    ・・形を加減する
    反復法
    挿入法
    省略法
    黙説法
    ・・形を工夫する
    倒置法
    対句法
    声喩
    ・構成のレトリック
    ・・仕掛けで語る
    漸層法
    逆説法
    諷喩
    ・・引用で語る
    反語法
    引喩
    パロディー
    文体模写法
    ・レトリックを文章に活かす
    ・レトリック三〇早見表
    ・あとがき

  • 薄い本だが1ページ読んでは飽き1ページ読んでは飽きの繰り返しで読み終えるのに二週間くらいかかった。

    普段読んでる・使ってる言葉の用法にはきちんと正式名があるんだよということを簡潔に記されてる。
    説明文を読むより実際に小説を読んだ方が楽しく身につけられるなと感じた。実践あるのみ。

  • 隠喩、直喩、提喩、換喩などの比喩表現等の「意味のレトリック」から、反復や省略などの「形のレトリック」、漸層法、パロディなどの「構成のレトリック」まで、30種類のレトリックをわかりやすく紹介している。各レトリックの説明のための具体的引用も名文が多く、面白い。最後のレトリックのリストも役に立つ。読後は言葉の読み書きどちらの面においても、それまでとは違う視点を持てるようになれる。

  • 隠喩や直喩などポピュラーなレトリック表現から、撞着法や含意法などの、説明があってこそはっきり気がついたというようなレトリック表現まで、30に分類して紹介・説明する本です。一度読むだけでは、30の修辞技法のすべてを覚えられないので、折にふれて何度も本書を手に取れば、いつのまにか、技法のマジシャンのようになれるかもしれない。例文には、夏目漱石や川端康成などの文豪から、村上春樹、江國香織、筒井康隆ら現代作家まではばひろく、名文を引用しています。そこそこ難儀なところがあっても、わかりやすい文章なので、まずは読み通せるでしょう。物書きのエキスパートをめざすならば、まず手始めにこの本から学ぶのもよいでしょう。

  • ことばについて。日本語のレトリックというより「ことば」の持つ様々な顔について30のレトリックを道標にかかれている。ことばの世界をちらりとのぞくことができる。ふんだんに敷き詰められた名文を読むだけでもじゅうぶん楽しめるけれど、そのレトリック的仕組みがわかるともっとおもしろい。

  • ”文章表現の技法”ということで、手に取ってみた。非常に多くの例が提示されていて、説明が施されているが、こういう目的を果たしたいときに、こういう表現技法を用いると良いという観点では書かれていないので、作品を楽しむ、日本語の文章の味わい方を知る目的で読むといいのかもしれない。また、海外の言語であっても、日本と同じような技法がある(日本語だから~ということがない)ということがメッセージされている。

  • 日常表現のあらゆる場面にレトリックが関わっている。レトリックは思考のパタンであるのかもしれない。
    引用が豊富で全体の3分の1は引用だろう。それがなかなか面白く、引用元の本に興味を持った。

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