大学生になるきみへ―知的空間入門 (岩波ジュニア新書 (452))

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005004522

感想・レビュー・書評

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  • 岩波ジュニア新書や、ちくまプリマー新書って、ほんと分かりやすく説明してくれますね。
    (中身薄いのもあるけど、まあそれは一般的な新書にもあり得る……)

    『大学生になる君へ』というタイトルだけれど、簡単に言うと、学問とは何ぞや、ということも考えずに流れに乗って大学行くんじゃなーい!という感じの本。ちょっと語弊があるかしら。

    色んな分野の学問について言及もされているし、大学に行った後のことをどう考えるかというまとめ方もされている。
    真面目に読むと、得るものがある。

    「表音文字」はそもそも話すことが目的で、書くことにあまり軸が置かれていないということと、江戸時代までは「アタマを使う」という言葉はなかったという二つは割と、なるほどだった。
    科学至上主義や、パラダイム・シフト、基礎科目の是非、実学と虚学のことなんかは、割と色んな所で目にするので、入門として良いかもしれません。

    考えることには、肉体的、精神的余裕がいると思う。
    これから、従来の仕事がなくなるかも、という部分に悲観もあるけど。何かを生み出す方向に人間の力が必要とされると言われているけれど、それだけの余裕があるのなら、生き方そのものが変わっていくのかな、と期待もしている。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 377//N45

  • もう一度大学生になりたいよ

  • 学ぶことの意味について書かれた、正統派(?)の本。
    自分を磨くことに正対して考えたい人にはぴったり。

  • 「大学とは自発的・内発的な問いを見つけるところである。」と定義。
    思春期の感受性の豊かな時期に徹底的に自問自答を繰り返し自己形成をする本物の知的空間への架け橋となるような1冊。

  • 人生は実験である。
    仕事が遊びであり、遊びが人生である理想郷。


    【メモ】
    虚学と実学
    表意文字と表音文字
    西と東
    将来の予測は人類の大事業
    人間とは変異にたいする関心が強い。
    現象の背後には必ず法則があるとの仮定している。

  •  ジュニア新書のわりには難しいと思っていたが作者の中山茂氏がトーマス クーンの翻訳で知られる科学史家だと聞いて納得した。ジュニア新書も侮れない。
     大学で学ぶ教養とはなにかについて論じている。受験では学ばない学問入門として占星術、和算のコーナーが刺激的だった。天文学よりも愛好者が多い占星術の方が多数決の考えからすると正しいのではないか、和算は好事家が自分で楽しんでいるだけだから学問とはいえないのではないかという指摘が興味深い。

  • いまいちピンとこない部分が多かったけどノンフィクションの本を読むのもなかなか悪くないなと思った次第

  • 「仕事が遊びであり、遊びが人生である理想郷」
    いいなー!
    その方向を大筋には目指しつつ、
    大学時代、自発的・内発的なものを大切にしないと。

    携帯電話が先導する時代、来ていると思います。
    先見の明に驚きました。

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著者プロフィール

1928年兵庫県生まれ。東京大学理学部卒。専門は天文学、科学史。神奈川大学名誉教授。おもな著書に『占星術』『天の科学史』『野口英世』『帝国大学の誕生』『科学技術の戦後史』など。パラダイム論を日本に紹介したことで知られ、訳書にトーマス・クーン『科学革命の構造』、モリス・クライン『数学の歴史』などがある。

「2013年 『パラダイムと科学革命の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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