- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005004782
作品紹介・あらすじ
中国四千年の歴史のなかに生起する数々の名場面。そこには名君、暴君、英雄、詩人、はたまた美女たちが入り乱れ、多くの含蓄ある言葉が生まれました。覆水盆に返らず、背水の陣、井のなかの蛙、登龍門…。それら珠玉の言葉は古びることなく、今もわたしたちの生活のなかに息づいています。故事成句をキーワードにたどる、ものがたり中国史。
感想・レビュー・書評
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面白い!故事成句の起源を学ぼうと読み始めたが、むしろ歴史の流れと人物の関係性が生々しく伝わってくる。三国志を読みたくなった。ただし、内容について詳しく触れている本ではないので、この本で関心を持った時代についての書籍への橋渡しと捉えた方がいいかも。ちなみに当初の目的については、ほぼ達成されず。
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故事成句からどうやって歴史を学ぶのか気になりました。
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2020/05/31
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2020/06/14
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神話から、清の王朝までの歴史が興味深かった。
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・中国史を学ぶ手始めに読了。
・「蛍の光窓の雪(蒙求)」「完璧(史記)」「井の中の蛙、大海を知らず(後漢書)」など、意外なものも中国の故事。「珠玉の言葉は古びることなく、今もわたしたちの生活の中に息づいています(表4)」たしかに。
・ざっと王朝時代の終焉までの中国史をさらえた。 -
岩波ジュニア新書ですので、本来学生向けのものと思いますが、大人が読んでも充分面白い。良書。
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「故事成句」で、中国史をざっと学ぶ事ができる素晴らしい一冊だ。「鹿を以て馬となす」というのが印象深かった。「白眼視」というのも故事成句だ。竹林の七賢の某が、つまらない人物に対しては白目を見せて接したのが始まりらしい。
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2012/5/28
222.01||イ (4階歴史・地理)
「馬か?鹿か?」:馬鹿の語源?
今から2千2百年ほど昔の中国で、悪名高い宦官(宮廷奴隷)から丞相(今の首相) にまでなり最高の権力者となった趙 高は、秦朝(中国を最初に統一した王朝)の2代皇帝 胡亥に鹿を献上し、それを「馬だ。」と言いました。皇帝はこれは「鹿だ。」と言い、まわりの家来たちも「鹿だ。」とする者と「馬だ。」という者がおりました。
その後、超 高は、自分に反対して「鹿だ。」と言った皇帝と家来全員を処刑したそうです。コワ~イ話ですね。 -
古代から清王朝まで、淡々と綴った中国史。有名な故事成語の元になる逸話がわかる。個人的には「三国志」でおなじみ「死せる孔明生ける仲達を走らす」が好き。
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[ 内容 ]
中国四千年の歴史のなかに生起する数々の名場面。
そこには名君、暴君、英雄、詩人、はたまた美女たちが入り乱れ、多くの含蓄ある言葉が生まれました。
覆水盆に返らず、背水の陣、井のなかの蛙、登龍門…。
それら珠玉の言葉は古びることなく、今もわたしたちの生活のなかに息づいています。
故事成句をキーワードにたどる、ものがたり中国史。
[ 目次 ]
第1章 「覆水盆に返らず」―名君と暴君の時代
第2章 「呉越同舟」―乱世の生きざま
第3章 「水清ければ魚棲まず」―統一王朝の出現
第4章 「破竹の勢い」―英雄・豪傑の時代
第5章 「春眠暁を覚えず」―大詩人のえがく世
第6章 「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」―故事成句をあやつる人びと
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