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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005004942
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みんなの感想まとめ
創作力を高めるための実践的なアプローチが詰まった本で、特に文体研究ノートを活用する方法が紹介されています。面白い文章や表現を見つけ出し、それを自分のノートに記録することで、作家ごとのスタイルやメッセー...
感想・レビュー・書評
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この『創作力トレーニング』を読んで何に驚いたかというと、本の中で紹介されている高校生たちの作品と自説解説。戯曲を元に書いた詩であるとか、夏目漱石の『こころ』を視点を変えてマンガ化したものであるとか。でもせっかく創作力伸ばそうと思っても、ここで紹介されている見本がエグすぎて、やる気削がれるんじゃないかと、思わなくもないけれど……
著者によるとアメリカでは文学作品を学校で教えるとき、その表現の技術を分析し、その技術が使えるかどうか、オリジナル作品を創作させるそうです。対して日本では創作より読解力を重視した国語教育が主流です。
そこで著者は読解から一歩進み、そこで受けた感情や考えを表現することこそが、社会生活を送る上で大事として、この本を書いたと著述しています。
まず第1章で「不思議」を「フシギ」と書き換えることであったり、三点リーダの効果や、人物によって言葉使いを変えたりといった、基本的な表現技法の話と、印象的な文章表現を記録し、さらにその文章の表現上の工夫や効果を記録する、文体研究ノートのすすめが書かれています。
続く2章では創作力を伸ばすトレーニングとして、文学作品を土台にそこから脚本や詩などを創作するというものが紹介されています。そして大事なのが、創作物に対し自己分析や解説を加えることだそう。
ここで先に書いた高校生の作品紹介に移るわけですが、まあその完成度といったら……。実際の作品もそうなのですが、自作解説がとにかくすごい。作品に対しての読み込み度がそこからうかがえるし、狙いがここまではっきりあるのか、とただただ感心してしまいます。素晴らしい作品とか文章って、単に経験や感覚だけのものでは無いのだな、とハッキリと分かります。
詩やマンガといった文学方面だけでなく、3章では手紙や企画書といったフォーマルな文章表現のトレーニングの話がされているのも良かったです。ここで紹介されている企画書作成の手引きとか、研究論文の様式例は、大人や大学生でも参考になりそう。
文体研究ノートについては、昔自分も同じようなものをやろうとした覚えがあります。なぜこの作家の文章は読みやすいのか、なぜこの作家の文章は心に残るのか。美しい描写はどうやったら書けるのか。共通する要素はどこかにきっとあるはず、と思ったからです。
でも大抵は読むのをやめられず、あとでその文章を探してもなかなか見つからなくて、結局すぐに止めてしまいました(そもそもこういうのって、初読の本でやるべきではなく、既に読んだ本でやるべきなのでしょうけど……)
現状、時間を取ることは難しいのですが、文体研究ノートみたいなものは、またやってみたいなあ、と思いました。
余談ですが、海外作品を読んでいると作者の謝辞のところでたまに、ライティングスクール関係の人に言及する人がいます。
この本を読むまでは、そうしたライティングスクールには懐疑派だったのですが、アメリカの教育の話を読んでいると、創作って感性や必要最低限の文章力じゃなく、教えられる技術があるんだなあ、と実感しました。そういえば創作に関する技術本もだいたい、日本よりアメリカのものの方が充実してるもんなあ。やっぱり国の教育や考え方の違いは大きいのでしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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子供向けの本ではあるんでしょうが、なかなか使えそうなアイデアがありました。
↓
☆文体研究ノートを作ろう
気になった文体をコピーしてノートの左ページにはる。
右ページにはどうして面白いと感じたのか?書いていく。
書き溜めていくことで作家ごとの比較ができる。
①工夫されている表現
②その効果
③主題や作者のメッセージとの関わり。
↑
これ、文章力の向上とか、思考力を高めるために
すごく役立ちそうだなぁと。
で、ここではコピーと書いていますけど、
私的には、思い切って紙の本をビリっと破いて
ノートに貼りけていってもいいかなぁと思います。
今は古本でよければ安いですからね。
Amazonマケプレでもブックオフでも
よほど稀覯本でなければいつでも入手できますしね。
試してみたいと思います。 -
紹介されている生徒の作品が異様にレベル高いのだが、ほんまかいな。大学生の、しかも超上澄みを取ってきてるんちゃうかと思うほどの出来で、うろたえるほど。
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ちくまプリマー新書もそうだが、この岩波ジュニア新書のような少年少女向けに書かれたものは、あらゆる分野への一冊目として最適である。本書もそういったコンセプトで書かれており、分かりやすく実践もしやすい。また自分では専門あるいは中堅クラスと自負している分野においても新たな発見をしたり、基本に立ち返るきっかけを掴んだりすることが多い。「創作力」といってもいわゆる文芸に分類されるものだけではなく、企画書や新聞雑誌などの記事についても触れており、文章全般について関わっている方々にも非常に参考になると思われる。それにしても取り上げている生徒の作品がすごく高度に感じるのはあたしのレベルが低すぎるからなのだろうか・・・。
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「情報を伝える文章表現」のところはすっぽかしました。
自分の作品を相手に伝える大切さを教えてくれました。
文章や詩や音楽や漫画など、様々な伝え方があるとしみじみ思いました、それが全て生徒作品というのがまたすごいと思います。 -
文章・表現を創作するといっても、まず書かないといけない。しかし、何をどう書いてスキルを高めるかはまた別の相談となる。
文芸作品の続編を書いたり、パロディを書いたりなど、そのための方法はこの中にある。 -
購入日:20110527
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[ 内容 ]
詩や脚本、小説などの文学作品をはじめ、漫画、手紙、新聞コラム、企画書、宣伝文など、さまざまなジャンルの文章表現を理解して、自分で作品を創り、さらに分析・解説してみよう。
言葉と表現をみがいて“創造力”をきたえ、社会につながる文章を書くための楽しい手引き。
[ 目次 ]
第1章 言葉のスタイルと出会う(言葉の「かたち」から伝わるもの;ファッションとしての言葉―言葉の特徴をとらえる;違いのわかる人になるために―言葉の観察眼を磨く;表現のエッセンスを記録する)
第2章 創作力を伸ばす文章表現トレーニング(戯曲を書いてみよう―文体を模倣する;詩を書いてみよう―自由な発想で;ポップスの歌詞を書いてみよう―リズムを大切に;漫画を描こう―独自の着眼点で;小説を書き継ぐ―原作を批評する;パロディをつくろう―想像力に遊ぶ)
第3章 情報を伝える文章表現トレーニング(フォーマルな手紙を書こう―気持ちを伝える;企画書を作成しよう―相手を説得する;新聞のコラムを書いてみよう―不特定多数の読者を意識する ほか)
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