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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005005185
感想・レビュー・書評
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ピースウィンズジャパンに所属していた筆者が、イラクのクルド人自治区で活動した三年間を綴った本。
現地で活動する人の仕事や生活を詳しく知る機会はあまりないので、私にとってはとても貴重な本。
特に、スタッフとして採用した現地の人が亡命していくことが結構あることにびっくりしました。
NGOのスタッフとして採用されるということは能力が高く、世界情勢も知っている。
紛争が終わった後は当然国を立て直していくのに必要な人材で、先頭に立って復興をしてくれるだろうと期待していた人が亡命していくのは辛いと。
能力が高くて、世界情勢を知っているからこそ、紛争に終わりが見えないと絶望して亡命をしていくんだそうです。
そんなことは全く思いつきもしなかったから、これが現実なんだ、綺麗事だけじゃ行きていけないんだと頭を殴られたような衝撃を受けました。
現地で活動されてた方の経験談はとても勉強になります。
これは岩波ジュニア新書なので、わかりやすく書かれてて読みやすく、理解しやすいです。
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