中国のいまがわかる本 (岩波ジュニア新書 530)

  • 岩波書店 (2006年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005005307

みんなの感想まとめ

中国の近代史と日中関係を深く掘り下げた本書は、歴史的背景を通じて反日感情の根源を探ります。著者は、2005年の反日デモを例に挙げ、中国共産党の影響力や経済発展の裏にある問題をバランスよく解説しています...

感想・レビュー・書評

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  • 中国近代史から、反日感情を解説する本です。歴史に疎い私には内容が難解でした。ただ、中国人が一般的に日本人に抱く感情(SNSが普及している今と差があるかもしれませんが)を知れたことは良かったと思います。

  • 11年前(2005年)中国の若者たちはなぜ反日デモに参加したのだろうか。日中関係の将来はどうなるのだろうか。タイトル通り、この本は中国の近代史を中心にして日本との関係が良く分かる内容である。新聞記者として著者が反日デモの背景である中国の歴史や政治、中日関係をバランスよくいろいろな視点からまとめて「中国のいま」を読者に伝えた。
    著者によると2005年の反日デモから中国では反日感情が増大しているようである。筆者はそれがなぜか、これからどうすればいいのかという疑問に対し、共産党独裁という政治体制のあり方を中心に議論していた。本書を読む上で重要な論点は三つあると思う。第一に、中国共産党の国民に対する影響力の大きさについてである。第二に、中国の経済の急速な発展の理由とその問題点についてである。中国は目覚しいほどの経済成長を見せているが、その裏でさまざまな問題も浮上している。第三に、これからの日本と中国の関係についてである。お互いに依存的な関係にある中国とうまく付き合っていくための方法はあるのだろうか、ということである。
    この本の面白いところは2005年中国の反日運動の背景、過程や日本人が中国人に好意を持っていない事の原因、第2次大戦中の中日関係等、知らない事が多く、勉強になったと思う。今から11年前に書かれた本だが、中国近代史や中日関係、反日や愛国だけで語れない中国人の思想を分かりやすく読者に教えてくれる。
    この本を読んで最も重要なキーワードは「中日関係の回復」であると思う。日中関係の悪化にある一番の根源は戦争という歴史のせいだ。だが、今中国と日本は深く結びついている。日本は中国に多額の投資をしていて、中国が経済発展を続けるためには日本の資金と技術が必要なのである。中日関係の回復のために、私たちができる第一歩は、一人ひとりが相手の国について知り、理解しようと努力するとともに、同じ過ちを二度と繰り返さないように戦争をしない国づくりに励むことであると思う。

  • 2006年の本だが歴史、日中関係、暮らし等がバランスよく記載されており今にも通じる所が多い。
    経済面は変容しても、どの国も根本部分はあまり変容しないと思う。
    もっと近隣諸国の歴史等は知っておくべきだと感じた。

  • [ 内容 ]
    中国の若者たちはなぜ反日デモに参加したのでしょうか。
    日中関係の将来はどうなるのでしょうか―悠久の歴史を誇り、経済発展が著しい反面、人々の自由と民主を制限し、軍備増強を進める中国。
    新聞記者として豊富な取材経験を持つ著者が、近現代史と日中関係を軸にして、中国とはどのような国で何を目指しているのか、「中国のいま」をいきいきとした筆致で伝えます。

    [ 目次 ]
    序章 中国を考えるために
    第1章 日中関係から考える
    第2章 歴史のうねり
    第3章 変わりゆく暮らし
    第4章 変貌する大地
    第5章 未来の風
    第6章 日本と中国の未来

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著者プロフィール

1980年、大阪外国語大学中国語学科を卒業後、毎日新聞社に入社。ニューヨーク支局長を経て、2005年まで毎日新聞中国総局長を務める。現在、獨協大学外国語学部教授。専門は現代中国論。香港、北京、ニューヨークに暮らし、天安門事件や9.11テロを取材。米国事情、国連問題にも通じている。著書に『中国権力核心』(文芸春秋)、『中国のいまがわかる本』(岩波ジュニア新書)、『中国路地裏物語・市場経済の光と影』(岩波新書)、『香港狂想曲』(岩波書店)などがある。

「2006年 『チャイナシンドローム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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