私は「蟻の兵隊」だった―中国に残された日本兵 (岩波ジュニア新書 (537))

  • 岩波書店 (2006年6月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005005376

私は「蟻の兵隊」だった―中国に残された日本兵 (岩波ジュニア新書 (537))の感想・レビュー・書評

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  • 【資料ID】41541
    【分類】916 /O55

  • 「蟻の兵隊」鑑賞後、購入して読んでみた。映画に描かれてない部分がとても貴重に感じた。

    最初は、奥村さんの個人的執念が強いと感じていたのだが、彼はこれからの時代の事を、ちゃんと考えてくれていたので安心した。

    戦争を本当に知っている者は、戦争の話をしたがらない。それは、思い出したくない事だから...と聞いた事がある。でも奥村さんは、そんな辛さを乗り越えて、自分のために、社会のために、戦争を伝えようとしているのを感じた。

    戦争は人を変える。その変わってしまった人間性を元に戻すのは容易な事ではない。そして皆、それに苦しむ。一般に戦争は、人の死や苦しい生活など、目に見える部分の悲惨さが強調される。でもこの本からは、戦争が終わっても、戦争を終える事のできない苦しみを、強く感じた。

    そんな想いをする人を、もう産み出してはいけない。そう思わされた一冊であった。

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    [ 参考となる書評 ]

  • 終戦後も軍命によって中国に残されて先頭を続けた日本兵。死の瀬戸際を生き抜いて帰還したにもかかわらず、勝手に「脱走兵」扱いになっていた。真実を明らかにするため、国を相手に闘う「蟻の兵隊」たち。戦争の真実を知るためにぜひ一読してほしい。非常に読みやすい。映画化されているので、これも観るべき。

  • テーマは非常に興味深いが、本としては今ひとつ。
    インタビュー形式のせいか?
    映画が見てみたい。

  •  終戦後、山西省にいた一部の兵隊は、投降したあと国民党軍に組み込まれ、天皇の名の下に共産軍と戦うことを命じられた。その中の一人奥村和一さんは八路軍との戦いで瀕死の重傷を負いながらも助けられ、強制労働と共産党の思想教育を受ける。思想教育には反発するが、帰国後の差別を通じ、逆に中国に恩を感じ、中国の悪口を言う者を許せないまでになる。奥村さんたちは、戦後日本にもどってくると、国民党軍への参加は勝手にやったものと見なされ、政府からなんの保障も与えられなかった。奥村さんたちは、国を相手に裁判を起こすが、その訴えは最高裁でも棄却される。しかし、かれの叫び、恨みは池谷薫という映画監督と巡りあい、自らが戦い、人を殺し、そして自らも傷ついた地をまわることで、それまでの呪縛から徐々に解かれ、それまでほとんど口にだせなかった戦友たちの慰霊にまでいきつく。

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