- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005005567
感想・レビュー・書評
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そんなに厚い本ではなかったけど、1日で1冊を読み終わることなんて初めてだった。とても面白かった。
現在のアメリカ先住民について知りたくて読んだ、「ドキュメントアメリカ先住民 新たな歴史を刻む民」がとても面白くて、鎌田さんいったいどんな経緯でアメリカへ?と思いこの本を手に取った。読んでみると、まずアメリカではなくユーラシア大陸へ放浪の旅にでていて、間違いなく私だったら道半ばでのたれ死んでいそうな旅路を17歳で経験している、やべーやつじゃねーか。(いい意味で)コミュニケーション能力が押し付けがましくなく巧み。オカリナの演奏て、やばすぎる。
アメリカへ渡った後も、とにかくやばい方へと、真剣にまじめに動き続ける中で起きるさまざまな事件、さまざまな人との出逢い。それを淡々と語る文体が、わたしはとても好きだ。
これまでアメリカ人というと、金髪で色が白くてがたいのいい人を思い浮かべていた。でも、本当は大多数のアメリカ人というのは、先住民だったり、理由があって祖国を離れてきた移民の人々なのかもしれない。なぜかつて植民地を広げていったヨーロッパ人は、よそ者であるのに他民族を虐げてこれたのだろう…。見た目がそんなに作用するのはどうしてなんだろう…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
成績が悪くて日本の大学には行かれない、アメリカの大学になら行かれるのではないかと渡米するが志望校に拒絶されることから著者の長い旅が始まる。著者を支える人びとの温かさにすくわれる。
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これが「アメリカ」か、と思いました。
ニューヨークとか何とかがアメリカのイメージとして頭の中にあったのですが、確かに、作者が生で触れた人々は「アメリカ」に違いなく、そしてそれが見えない今の情報社会にいささかの違和感を覚えました。
もちろん、知ろうとすればこの本のような情報源は存在するけれど、見たくなければ一生目にすることはない。
なんだか、もやもや。 -
仕事で読む必要を感じた本。
かなり面白いし考えさせられると聞いています。 -
強い。生命の強さと知的好奇心の強さを兼ね備えている、そしてこの文章から推し量られる彼の”朴訥さ”が、ぐりぐりとお腹に響いてくる。自伝的なモノは、自分を自分以上に大きくみせようという意図がそこら中に見当たるが、そういうモノが全く見当たらない。欠片もない。そこもすごい。中学生/高校生/大学生に特に読んでほしい。必読の書。
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子供の本、でもすごく面白かったです。大人にもおすすめです。
だめだめ高校生筆者が深夜特急的な旅に出て、
アメリカの田舎のダメのふきだまりのようなカレッジにたどり着いて、、
という自伝。旅行、滞在記。
後半はネイティブアメリカンとの暮しとか、差別とか、出稼ぎ労働とか、
どんどんアメリカのアナザーサイドに入って行きます。
第三世界でなくても、辺境はあるんだな、って思いました。 -
鎌田先生の半自伝的作品!
アメリカ研究入門の鎌田先生が感じた“アメリカ”を率直にまとめてある本!
日本が嫌になって旅を始める!それが終わったらアメリカ一治安が悪いような場所でのCommunity College時代とUCでの学生+大学院生生活・・・・
「こんなのありなの?」って思うことがたくさんたくさんちりばめられててこの本読んでるときにびっくりすることたくさんありすぎ!www
でもこんなにも行動力がある人って本当に尊敬できる!
何事も自分で見て感じることの大切さに気づけた!
本当に大切なものや学ばなきゃいけないものは自分で気づき考えるものなんだなって思わせてくれた!
鎌田先生今頃何してるのかなーー?
とてもまっすぐで面白くてずば抜けた才能を持つ鎌田先生がまた本を出してくれることを楽しみにして日本で待ってよー! -
どうしてまた大変そうなそちらの道に進むのか?
濃密な人生を歩み、学んでいらっしゃることに尊敬の念を抱きました。 -
これ位やって本当に「学んだ」ことになる。