博物館へ行こう (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (2007年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784005005710

みんなの感想まとめ

博物館の魅力とその役割について深く掘り下げた一冊で、著者の体験を通じて多様な視点が提供されています。美術館や図書館と比べ、博物館が持つ独特の面白さが伝わり、特に照明デザインに関する新たな知識が得られる...

感想・レビュー・書評

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  • 博物館>美術館>図書館、の順でおもしろかったきがします。
    単純に、自分が知らない世界順なのかもしれませんが。
    作者さんの照明デザインというのもほぼ初めて知る仕事で、とてもおもしろかった!
    コレクターの方の日本画を見るときの光のこだわり。そこで実際に体験してみたい。とても贅沢で、その方の元へ行った絵は幸せだろうなと思います。

  • 東京国立博物館の展示デザイナーが博物館について書いた本。
    博物館の役割や楽しみ方について著者の体験や実在の博物館を例として説明している。
    ジュニア新書なので,世の中のいろいろな仕事があるということを知るためにもよい本

  • 博物館や美術館の展示の工夫、抱える問題など博物館に人が来るためにはどうするのかなどが分かった。日本の博物館や美術館はお高く留まってしまっていることには共感した。ちょうど今日京都国立博物館に行ってきたので展示形態などに目が行ってしまった。

  • 【期待したもの】
    ・博物館についての基本的な視点を養っておく。一応、前職だし、今後もつながりがありそうな感じもあるので。

    【要約】


    【ノート】
    ・奥野本のP126で。

  • 10年以上まえの本であっても、楽しめた。
    博物館の展示(環境)デザインから、博物館を理解できる本。
    博物館に文化財はじめとした資料が保管されていて、それを市民の財産として活用されていること、見にくる人のことを思っていることが分かる。
    そのための背景について、デザイナーの視点から伺うことができる。

    本が出てから10年。博物館はどう変化したんだろう。
    著者が言うように、「見る」のであれば美しい写真集やネットがあれば良いように思う。
    博物館には「見る」+「体験」がある。
    その体験が、その時代や社会を生活する人の「価値観」や意味を構成させるのかな。

  • 博物館関係の本を読みたくなって探した本。
    10年以上前に出版された本だったけど、楽しく読めた。この著者に(この本の出版後)これまでの10年間で手掛けた展覧会とか、おすすめの博物館とか、もう一度聞いてみたいと思った。

  • 2015 12/12

  • 請求記号・069/Ki
    資料ID・310003939

  • 東京国立博物館ファンとして読んでみたくなり購入。

    著者は東京国立博物館の展示デザイナー。
    展示デザインを専門とする職員としては日本初らしい。

    「モノを見せるためのデザイン」は、大きく分けて2つに整理できるとか。
    1つは、展示されたモノとそれを見る人を取り巻く「空間」をデザインすること。
    もう1つは、モノに関する「情報」を伝えるためのデザインをすること。

    展示デザイナーはまた、保存の考え方を大切にしながら、モノの持つ価値が直感的に伝わってくる空間をつくらなければいけない。
    展示と保存は裏表の関係になっているから、と著者は言う。

    そこで重要になるのが、湿度であり光。
    照明によって光を操り、モノの持つ「気配」すら見せようとする姿勢はまさにプロ。

    中高生を主な対象とした職業ガイド本だけど、博物館の歴史や楽しみ方、その在り方にまで触れられていてとてもおもしろい。
    やっぱりしっかりしたつくりだなぁ、ジュニア新書。

    お気に入りの博物館でぼんやりと過ごす時間の中、好きな作品と空間を共有する。
    著者のこのこだわりの(?)博物館の見方、すごくよくわかる。

    人の少ない博物館でぼーっとする時間はまさに至福。
    博物館に行きたくなった。

  • 単に展示物の魅力だけに頼るのでなく、総合的に人間の五感に訴えかける姿勢がよくわかった。しかしながら、博物館の展示デザイナーって仕事は、自分の仕事の客観性を保つのが大変だなぁと感じた。要は「想像力」か。

  • 木下さんは日本で数少ない展示デザイナー。なかでも、ライティングの魔術師です。

    私は本書に度々紹介されている学芸員です。空間デザインやケースデザインは基本的にこちらがアウトラインを示し、外注をしています。ただ一番難しいのはライティングなんですよね。一度、木下さんと仕事したいと願っています。

    さて、本書は博物館について、作り手と受け手の両方の目で記述してあり、分かりやすく興味深い。

    一般の方は、展示の裏側が垣間見えて、ちょっと得した気分になれると思います。

  • 昔から博物館に連れて行かれることが多いのです。
    いつも静か。特別展があるとすごい人人人。
    ここで働いている人って、何しているのかな。

    この本の影響で、サントリー美術館に行ってきました。
    博物館は、安心・安全な場所。
    外国では、アートは生活の一部みたいです。

  • 東京国立博物館で「展示デザイナー」をつとめる著者による、好奇心を刺激する博物館への誘い。

    ドイツの博物館で出会った「静けさに満ちた調和の空間」に魅了され、いかにすれば来館者にストーリーある展示を体感してもらえるか、展示空間のデザインを通して試行錯誤が繰り返される毎日。

    とはいえ、そこから伝わってくるのは苦悩を抱える日々ではなく、この仕事が好きで楽しくて仕方ない、そんな著者の仕事にかける熱い思いである。

    博物館という空間のもつ魅力を、陳列された作品とはべつの角度から語った興味深い一冊。

  • [ 内容 ]
    博物館では世界や歴史を感じ、自分を取りもどすことができる。
    東京国立博物館の本館リニューアルにも携わった展示デザイナーが目指すのは「記念撮影したくなる展示風景」だ。
    展覧会ができるまでの仕事や国内外で進化中の博物館の魅力を語りつくす。

    [ 目次 ]
    1 博物館に記念撮影したい展示風景を
    2 博物館の仕事
    3 博物館を楽しむ
    4 進化する博物館
    5 博物館へ行こう
    付録 ぼくの博物館手帳

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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 東博は展示もグッズもただの博物館とは一味ちがいます。
    あのすてきセンスはこの方のお力なのかと。

    相変わらず甲冑とか刀の部屋は怖いですけどねー。

  • 東京国立博物館の展示デザイナーである著者が、博物館における展示デザインとは何か、博物館の仕事(展示・保存・研究の順で説明される)、具体的な展示の事例、進化しつつある博物館の最先端と役割について、個人史をまじえつつやさしい口調で解き明かす。学生時代の関心と勉学が展示デザインという方向性を得たくだり、プライスコレクション展での所有者との対面とそこから生まれた照明コンセプト、世界中のすてきな博物館について語る口調はとてもエキサイティング。独立行政法人化後の東博の方向性にはやや違和感を覚える私だが、一度がっぷり四つに組んで味わいつくしてみたい気にさせられた。

  • 展示の仕事。これも一種のデザイン。若沖のプライスコレクションもこの人だったとは。偶然ながら。

  • 博物館の舞台裏のおはなし。東京国立博物館に行ったことがある人には特におススメ☆
    東京国立博物館の展示デザイナーさんが書いているので、読んでいくと見たことのある展覧会名が出てきて「あの展示にはこんな意図があったのか!」と驚かされたり。また、著者の方の仕事に対する熱い思いが伝わってきて、自分までなんだか「仕事頑張ろう!」という気持ちになってしまった。
    コレを読んだらまた博物館に行くのが楽しくなった気がする。
    おすすめ!!

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