博物館へ行こう (岩波ジュニア新書)

著者 : 木下史青
  • 岩波書店 (2007年7月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005005710

作品紹介

博物館では世界や歴史を感じ、自分を取りもどすことができる。東京国立博物館の本館リニューアルにも携わった展示デザイナーが目指すのは「記念撮影したくなる展示風景」だ。展覧会ができるまでの仕事や国内外で進化中の博物館の魅力を語りつくす。

博物館へ行こう (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2015 12/12

  • 請求記号・069/Ki
    資料ID・310003939

  • 東京国立博物館ファンとして読んでみたくなり購入。

    著者は東京国立博物館の展示デザイナー。
    展示デザインを専門とする職員としては日本初らしい。

    「モノを見せるためのデザイン」は、大きく分けて2つに整理できるとか。
    1つは、展示されたモノとそれを見る人を取り巻く「空間」をデザインすること。
    もう1つは、モノに関する「情報」を伝えるためのデザインをすること。

    展示デザイナーはまた、保存の考え方を大切にしながら、モノの持つ価値が直感的に伝わってくる空間をつくらなければいけない。
    展示と保存は裏表の関係になっているから、と著者は言う。

    そこで重要になるのが、湿度であり光。
    照明によって光を操り、モノの持つ「気配」すら見せようとする姿勢はまさにプロ。

    中高生を主な対象とした職業ガイド本だけど、博物館の歴史や楽しみ方、その在り方にまで触れられていてとてもおもしろい。
    やっぱりしっかりしたつくりだなぁ、ジュニア新書。

    お気に入りの博物館でぼんやりと過ごす時間の中、好きな作品と空間を共有する。
    著者のこのこだわりの(?)博物館の見方、すごくよくわかる。

    人の少ない博物館でぼーっとする時間はまさに至福。
    博物館に行きたくなった。

  • 博物館>美術館>図書館、の順でおもしろかったきがします。
    単純に、自分が知らない世界順なのかもしれませんが。
    作者さんの照明デザインというのもほぼ初めて知る仕事で、とてもおもしろかった!
    コレクターの方の日本画を見るときの光のこだわり。そこで実際に体験してみたい。とても贅沢で、その方の元へ行った絵は幸せだろうなと思います。

  • 単に展示物の魅力だけに頼るのでなく、総合的に人間の五感に訴えかける姿勢がよくわかった。しかしながら、博物館の展示デザイナーって仕事は、自分の仕事の客観性を保つのが大変だなぁと感じた。要は「想像力」か。

  • 木下さんは日本で数少ない展示デザイナー。なかでも、ライティングの魔術師です。

    私は本書に度々紹介されている学芸員です。空間デザインやケースデザインは基本的にこちらがアウトラインを示し、外注をしています。ただ一番難しいのはライティングなんですよね。一度、木下さんと仕事したいと願っています。

    さて、本書は博物館について、作り手と受け手の両方の目で記述してあり、分かりやすく興味深い。

    一般の方は、展示の裏側が垣間見えて、ちょっと得した気分になれると思います。

  • 昔から博物館に連れて行かれることが多いのです。
    いつも静か。特別展があるとすごい人人人。
    ここで働いている人って、何しているのかな。

    この本の影響で、サントリー美術館に行ってきました。
    博物館は、安心・安全な場所。
    外国では、アートは生活の一部みたいです。

  • 東京国立博物館で「展示デザイナー」をつとめる著者による、好奇心を刺激する博物館への誘い。

    ドイツの博物館で出会った「静けさに満ちた調和の空間」に魅了され、いかにすれば来館者にストーリーある展示を体感してもらえるか、展示空間のデザインを通して試行錯誤が繰り返される毎日。

    とはいえ、そこから伝わってくるのは苦悩を抱える日々ではなく、この仕事が好きで楽しくて仕方ない、そんな著者の仕事にかける熱い思いである。

    博物館という空間のもつ魅力を、陳列された作品とはべつの角度から語った興味深い一冊。

  • [ 内容 ]
    博物館では世界や歴史を感じ、自分を取りもどすことができる。
    東京国立博物館の本館リニューアルにも携わった展示デザイナーが目指すのは「記念撮影したくなる展示風景」だ。
    展覧会ができるまでの仕事や国内外で進化中の博物館の魅力を語りつくす。

    [ 目次 ]
    1 博物館に記念撮影したい展示風景を
    2 博物館の仕事
    3 博物館を楽しむ
    4 進化する博物館
    5 博物館へ行こう
    付録 ぼくの博物館手帳

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 東博は展示もグッズもただの博物館とは一味ちがいます。
    あのすてきセンスはこの方のお力なのかと。

    相変わらず甲冑とか刀の部屋は怖いですけどねー。

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