アフリカのいまを知ろう (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005005888

作品紹介・あらすじ

"支援する地""資源を持つ地"としても世界から大きく注目されているアフリカ。日本はどのようにかかわっていけばいいのでしょうか。近現代史・政治・経済・社会・文化など、さまざまな分野の研究者へのインタビューで、アフリカの国と人々のダイナミックな魅力を知り、本当の支援について考えます。

感想・レビュー・書評

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  • アフリカについて興味があり、手に取った本。著者が専門家にインタビュー形式で質問をする形だが、研究者がほぼ京都大学卒の文化人類学の方ばかりであったこと、文章が長く読みにくかった。
    しかし、アフリカの歴史、言語、宗教の問題が具体的に記載されており参考になる。1960年の独立宣言がポイントであり、西欧諸国から独立を果たすものの、政府の脆弱性、資金援助の管理能力の欠如などにより、思うように発展していっていない。しかしこれは資本主義的概念を当てはめると、の結果であり、アフリカ独自の事情を考慮すると概して心配はそこまでする必要はないと思う。それでも医療、衛生面はどこの国でも歓迎されるらしい。他方、FGMなどの問題はいきる権利、文化保護の権利、など難しい問題もある。いづれにせよ、遠い大陸であるが故、どうしても貧困などのイメージしかないが、この本を読むと新たなアフリカが分かる。

  • 日本以外の国のこと、あまり知らないので読んでみた。
    比較文化的に日本を、自分の住んでいる国を、考えるためにも役に立つし、ODAとかなんとかって実際どうなの?という実際のところにも役に立つ内容でした。アフリカ入門者向け、といったレベルです。
    アフリカ、もう少し知りたいところです。

  • 貧困、民族対立、飢餓といったことだけではないことをそれぞれの研究者がおだやかな語り口から伺える。アフリカの入門にいい、エイズのことや手話のこと、仮面結社のこと、スイカのことなど興味深かった。

  • 山田先生によるアフリカ研究の基礎知識(第1部)と、アフリカ研究者の語り(第2部)からなる岩波ジュニア新書。ジュニア新書の割には結構専門用語も多く、難しめの印象を受けつつ、内容はなかなか。

    特に第2部の舩田クラーセンさやか先生の「紛争・平和構築と「外部者」」の話は読み応えあり&考えさせられる内容。阪神淡路大震災とボランティアの話も、今の東日本大震災の話とリンクしている。

  • [ 内容 ]
    “支援する地”“資源を持つ地”としても世界から大きく注目されているアフリカ。
    日本はどのようにかかわっていけばいいのでしょうか。
    近現代史・政治・経済・社会・文化など、さまざまな分野の研究者へのインタビューで、アフリカの国と人々のダイナミックな魅力を知り、本当の支援について考えます。

    [ 目次 ]
    1 アフリカを知ろう
    2 アフリカの研究者にきいてみよう-インタビューで読むアフリカのいま(日本とアフリカの交流史 村から国家と経済をみる 農業と人々の暮らし アフリカ経済と援助 紛争・平和構築と「外部者」 ろう者と手話 アフリカの女性と健康 アフリカ音楽と若者たち 村の社会と仮面結社 文学と社会 自然環境に依存する人々の暮らし)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 読み助2008年9月21日(日)を参照のこと。
    http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/09/

  • 山田肖子(名古屋大学教授)編。11人のアフリカ研究に関わる日本人研究者達のインタビューから色々な角度からアフリカについて知ることができます。文化人類学から手話に至るまで全く違うフィールドでアフリカに関わっておられる先生方のお話で、「アフリカとアフリカの人達が大好きだ」ということ 「アフリカに関わることをライフワークとしている」の2つが共通であることを感じました。 とても読みやすいけれど、歴史・文化的背景の説明もあり、内容も充実していてお勧めの1冊です。ウェブサイトには、インタビューの詳しい話も掲載されているようです。 http://www.grips.ac.jp/forum/aftica/backnumber.htm(澁谷なぎさ)

  • 岩波ジュニア新書の本です。
    11人のアフリカ関係者とのインタビューを通して話した内容をまとめている一冊です。
    扱っている分野が幅広く内容も多岐に渡ります。
    なので誰が読んでもある程度興味がある分野の章は面白く読めると思います。

    ただ、インタビューされている学者が他の学者を意識してか編集の時に書き換えたのか知りませんが
    必要以上にリンクさせて相手を持ち上げているような気が少ししました。
    個人的には紛争・平和構築と「外部者」、ろう者と手話、アフリカと経済などが面白かったです。
    内容も比較的平易に書いており読みやすくよいと思います。

  • アフリカ政治の授業で紹介された本。

    11人のアフリカ研究者へのインタビューがまとめてあり、その分野は歴史、経済、紛争、音楽、自然、文学など様々。

    どの人も外部者としてのアフリカとの関わり方や、アフリカに対する固定観念などに関して考察している。

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プロフィール

名古屋大学大学院国際開発研究科准教授
民間財団、国際開発コンサルタント、広島大学、政策研究大学院大学助教授を経て現職。コーネル大学修士課程(国際開発学)、インディアナ大学博士課程修了(アフリカ研究、比較国際教育学)。博士論文で、英領ガーナのエリート教育に関する言説を研究。教育をテーマに、歴史から現代、政策から実践まで幅広く研究している。
専攻:アフリカ研究、比較国際教育学
主な著書:
『国際協力と学校――アフリカにおけるまなびの現場』(創成社新書、創成社、2009年)
『アフリカのいまを知ろう』(編著、岩波ジュニア新書、岩波書店、2008年)
『産業スキルディベロプメント――グローバル化と途上国の人材育成』(共編著、日本評論社、2008年)

山田肖子の作品

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