これからの防災・減災がわかる本 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006038

感想・レビュー・書評

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  • 大雨、台風、噴火、地震。災害はもはや他人ごとではありません。政府・自治体任せでは足りないことも分かっています。ゼロには出来ないが、少しでも災害を減らす為に、危険の存在を知り、自分で考えて行動するための本です 健康診断で自分の身体を確認するように、災害に対して自分のまわりを確認する事が必要ですね。

    ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00505421

  • ここが大発見でした。「自助・共助・公助の意識」というものです。災害が起こる前は、自分で自分をを助けるべきだという自助の意識、周囲の人とともに助け合おうとする共助という意識、自治体や国といった公的機関の助けをあてにする公助という意識は、1:2:7の割合だそうで、これが災害後になると、7:2:1に逆転するそうです。つまり、災害を経験すると、「自分のことは自分で守らねばならない」という意識が大きく育ち、「国や自治体はあてにならない」という幻滅が生じるということです。これは真理であると思いました。自分は自分で助けてやらねばならないという「自助」というもの。そして、これは災害時に限らず、各人が生きていくうえで一番大切なことなんじゃないでしょうか。自助は危機管理の上で大事だ、と本書の最後のほうでも再度書かれていましたが、要するに、スポーツ選手なんかが一時期よくインタビューで答えていたことが多かった、「危機感を持つ」という意識に直結するのです。危機感を持つことで、自助の意識が高まるということは、
    他人をあてにせずに自分でよく考えるということです。そうやって、スポーツ選手は成長してきたのかなと思えやしませんか。「満足しない」という言葉もスポーツ選手からよく聴かれますが、それも、この「自助」に繋がることがわかりますよね。そうやって、自助への意識を「危機感を持つ」のと「満足しない」ことで作っているということになります。これが、イチロー選手くらいになると、一本一本のヒットに満足する。満足しないなんてありえないということになりますが、そうやって超一流の野球選手で有り続けられるのは、イチローさんはイチローさんなりの、「満足しない」というスイッチ以外のスイッチでもって、自助の精神をオンにしているからなんじゃないかなと思うわけです。

  • 同じ著者による岩波新書の津波の本より平易に書かれているものの、インパクトが少ないような気がする。

  • ジュニア新書だけあって、災害のメカニズムなどわかりやすく説明。

    「日本の原子力施設全データ(ブルーバックス)」が震災を受けて、改訂版を出したように、こちらも改訂版の出版を希望する。

  • 読みづらい。

  • やはり今回の地震・津波の影響で読んだ本。災害のことがとても分かりやすく書かれていておすすめ。世界と日本の災害の歴史、さまざまな自然災害のメカニズムや対策を概観できる。
    たとえばこんなことが大切だと思いました。ざっくりですが。
    ・津波警報が出たら、すぐ高い所へ逃げる。避難勧告を無視するのは自殺行為。
    ・地震の長い揺れは津波要注意。揺れが小さくてもでっかい津波になることもある。
    ・東海、東南海、南海地震は必ず近いうちに来る。コンボで来たら被害は計り知れない。
    ・都市は津波や水害に対して脆弱と認識すべし。

    ここまで問題点が分かっていながら、犠牲を払ってからでしか目を開けない愚かさよ。自分も含めて。
    ただ、対策が「間に合わなかった」でなく、これから起こる災害に「間に合わせる」こと、そして、数百年単位で起こる災害を忘れず次世代に伝えていくこと。これが今やるべきことだと思う。たぶんこれから当分地球の動きが活発な時期が続くのだろうし、災害に遭ったことのない都会人も意識改革しないとね。でないと辛いのは自分だし。
    こう言うと不謹慎と思う向きもあろうが、全部ぶっ壊れた今はリ・スタートの好機でもある。人の意識も、災害に負けないまちづくりも、国の方針も。

  • この本を読んでいて初めて知ったことに、「ゲリラ豪雨の局地的浸水と、台風などで川が氾濫する際では逃げ方が違う。  局地的豪雨なら外に出るより2階に避難したほうが安全な場合もあるが、川の破堤が起きたときは、家ごと流されてしまうので、とっとと逃げたほうがよい」 ということ。  何が起こったらどう動くのが正しいのか、その判断基準さえ持っていないことに愕然としました。

    (全文はブログにて)

  • [ 内容 ]
    家で、学校で、外出先で、もし災害に遭ったら?
    年々、大災害が増加し、被害も拡大しています。
    いつどこで災害に遭っても命と財産を守れる「減災」社会に変えていくにはどうしたらよいか。
    災害のメカニズムを知り、適切な危機管理能力を身につけ、みなさんが自分で考えて行動できるようになるための一冊。

    [ 目次 ]
    1 最近の日本の災害となぜ被害が大きくなったのか
    2 最近の世界の大災害となぜ被害が大きくなったのか
    3 風水害を変える地球温暖化 なぜ災害が起きるのか―地震と津波
    5 防災対策から減災対策へ
    6 減災の原点は自助・共助・公助
    7 役にたつ危機管理
    8 事前対応と事後対応
    9 いま心配な巨大災害
    10 社会を変えるのはきみたち―ユビキタス減災社会に向けて

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