地元学をはじめよう (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
3.79
  • (9)
  • (13)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 144
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006090

作品紹介・あらすじ

いきいきした地域をつくるために何が必要なのだろう?地域のもつ人と自然の力、文化や産業の力に気づき、引き出していくことだ。それを実行するための手法・地元学は、いま全国各地で取り組まれ、若い人たちも活発に動いている。調べ方から活かし方まで、自ら行動して地域のことを深く知るのに役立つ1冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「ないものねだり」から「あるものさがし」へ。水俣から始まった地元学の吉本哲郎さん。そこにあるものを調べ、考え、つくる。「つなぐ、重ねる、はぐ」というまなざしが欠けてはいけない。そこにこそ考える重みが与えられ、つくることへの固有性、価値が見出される。一見つまらない足元にこそ、まさに多見、多聞することで広がる世界がある。地をいこう。

  • 地域に目を向けたときに、いいなと思った考え方が「地元学」ということで読んでみた1冊。地元が好きっていう人たちのその「好き」を「見える形」に、さらに「地域の力」に変えていくために、どんな取り組みをした地域があったのか。とても興味深く読みました。最初が水俣だったことも良かったと思います。
    印象に残った一節は「調べたものしか詳しくならない」。そこを人に任せたら、自分で判断もできないし、自分も調べることを大事に、あるもの探しから自分の住んでる地域でおもしろいことをしていきたいと思えた1冊でした。

  • 熊本のお話を中心に 実用的な前向きな本です 県立にある 時間切れ返却 モノリスのバーコード読みは不調 ブクログのは調子いい

  • 自分が住む地域のことをを知り、慈しむという価値観。

  • 著者は熊本県水俣市環境課の職員をされていた方です。

    本書は、水俣病の話から始まります。日本三大公害のひとつとして、小学生で習うものになっていますが、その実情は言葉では表すことができません。
    本書は、岩波ジュニア新書ですが、そういったところは包み隠さず書かれています。差別、農作物、海産物、今でさえ、この課題は抱えています。

    著者はその背景が基として、地元学というのを提唱しています。

    いきいきした地域をつくるために何が必要なのか?ということに対し、地域のもつ人と自然の力、文化や産業の力に気づき、引き出していくことだと説明されています。
    それを実行するための手法・地元学であり、今後より活性化するとのことです。
    本書は、地域の方との関わり方、調べ方から活かし方までを説明されています。学生時代のフィールドワークの考え方にも似ていて、それの学ぶ上では本書はオススメなのだと思いました。

    この地元学は、今後の地元、地域発展に向けて、考える上で必要な考え方だと感じました。

  • ESD(Educatio for Sustainable Development)の本拠地のお話。

  • 水俣の環境課の職員だった著者が、地元の人と地元の意識を変えていく話。生きるとは、生活するとは、地についた生き方とはどういうことか考え、話し合い、その方法などをのせている。

  • 地元学に地方自治の原点があるのではないか。その方法論を何らかの立場で伝えたいが、それで飯が食えないから困るのだ。

  • 熊本県水俣市で、水俣公害後の地域復興に取り組んだ、実践例。

    地名が病名にもなった水俣病。その発生地で「もやい運動」にはじまり、地域での「あるある発見」活動に着手。

    地域の水脈をたどる活動は、企業活動による廃水で発生した問題が、実は水脈に依存する住民生活のなかにも潜在してはいないのかとの、問いか。

    法学部出身の自治体職員なら手がけない課題かも。農学部の《モノつくり思想》が開花した。岩波ジュニア新書の一冊。

  • 分類=歴史・社会・地元学。08年11月。

全11件中 1 - 10件を表示

地元学をはじめよう (岩波ジュニア新書)のその他の作品

吉本哲郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
村上 春樹
村上 春樹
大野 更紗
有効な右矢印 無効な右矢印

地元学をはじめよう (岩波ジュニア新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする