まず歩きだそう―女性物理学者として生きる (岩波ジュニア新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006168

感想・レビュー・書評

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  • 第一線で活躍する科学者の生き方にふれることができる。そして、若い年代の人には1つのロールモデルを提供することになるだろう。けれど、読みすすめるうちに多くの人は、1人の科学者としての著者に感情移入していき、「女性・・」という言葉の無意味さに気付くに違いない。

    今まさにソチオリンピックへの代表選考会が行われ、選ばれた選手やそうでない人の名前が新聞を賑わす。ママさん選手、過去最年長者・・・。人は名前の前にドラマチックな形容詞をつけたがる。本人たちはそれを意識することなく、飛び越えていくだけ・・・。

    いずれそれぞれの分野で少数派といわれる人々の活躍があたりまえとなり、無用の形容詞が必要なくなればいいのにね。参入への障壁が小さくなった世界を子ども世代に引き継ぎたいとちょっぴり大人をやる気にさせる1冊。

  • プレ私の履歴書

  • 熟慮してからでも無鉄砲で始めても どちらにせよかならず壁にぶつかる。その時に取捨選択するのみ とりあえず歩きだせ(含蓄あることば)

  • 天才の自叙伝であって、共感できる部分が多いわけではない。
    "天才"と呼んだら米沢さんがどう思うかわからないが、少なくとも私の経験として知っている、凡人とは違う次元で頭が働いてる人の部類だ。
    でもそれでいて子育てし、いろんな学会主催し、賞もたくさんもらって、こんな華々しい科学者見たことない。すごい。
    ただ理系学者やから文章は淡々と出来事書き連ねてるだけ~な感じは否めない^^;

  • 物理学者米沢富美子の自伝.前著「二人で紡いだ物語」と重なる部分も当然ながら多いのだが,大学以前の学生時代のエピソードなどは前著になかったように思う.それにしても,その才能はもちろんだが,どこまでも前向きで自分の研究に突き進む姿がすばらしい.(家族,とくに子供がそれをどう見ていたのか,ちょっと知りたい気がする.)あとがきで「もっともっと勉強しておけばよかった」「熱い向学心が再びふつふつ沸いてきた」と書いてあるのを読んで,圧倒されてしまった.自己啓発本などよりよほど元気が出る.
    著者の本にはいつも感じることだが,文章がとても明晰で読みやすい.見習いたいものだ.

  • 三葛館新書 289.1||YO

    女性初の日本物理学会会長となられた著者が、「とりこし苦労をせずまず歩いてみよう」という若い女性へのメッセージに触れてみてください。
    新たな扉を開こうとする人々にヒントを与えてくれるでしょう。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=54344

  • 若い女性のロールモデルと著者は言う。しかし,若くもなければ,女性でもないものが言うのも気がひけるが,この著者のような生き方をめざすものはそうはいない。著者は,努力だけではなしえない才能に長けた人だと思うから。

    研究だけでなく,夫を追ってイギリスに行くためのすさまじい行動力。また,アメリカに渡って自動車で長距離移動したり,子育てで苦しいときには一層頑張って論文を書いたりと,驚くばかりのパワー。夫のことばは,わたしにはかなり冷たいように思えたが,それで思い直すところも半端ではない。

    だからまねなどできない。この本を読んでいたときには,成功者だから言えることのように思っていた。すばらしい才能と,それに勝る努力は認めるが,それは特別なことと。
    でも,しばらくしたら,そのようなロールモデルもあっていいように思えてきた。もっといろいろあっていいはずだと。

    スポーツの世界にはスターがたくさんいる。誰もがなれるわけではないが,あこがれて熱中する。学問の世界にも,そのようなものが必要だと思っていた。物理屋になれなかった老人,才能のなかったもののねたみが,それを批判してはいけない。希望ある若い人たちが,イチローを夢見るように,読んで欲しいものだ。

  • もともと頭がいい方なのに
    更に上を目指す
    その向学心と行動力に脱帽。

    環境や遺伝などを
    理由に何もしないのは
    単なる言い訳にすぎないんだな、と
    反省することしきり。

    努力できるかできないかは
    人生の大きな分かれ目になる
    のだろうなぁ。
    それでいろいろなチャンスを逃してるんだわ、きっと

  • アモルファス研究第一人者、日本物理学会初の女性会長の自伝

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