人類が生まれるための12の偶然 (岩波ジュニア新書 626)

著者 :
制作 : 松井孝典  松井孝典 
  • 岩波書店
3.80
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本棚登録 : 188
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006267

作品紹介・あらすじ

ビッグバンから銀河系や地球の誕生、生命の発生、人類の進化と続く一連の過程の中で起きた「偶然」に迫り、宇宙と命の不思議について考える科学読本です。宇宙はどのようにして生まれ、地球はなぜ生命を育むことができたのか。生物とヒトはどんなプロセスを経て進化してきたのか…。宇宙と生命の秘密をわかりやすく解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 978-4-00-500626-7 226p 2014・5・15 10刷

  • 宇宙の誕生から地球の気候まで、現在の人類が生まれ、存在するための12の偶然とも言える条件を分かり易く解説している。
    12の偶然とは、1.宇宙を決定する「自然定数」が現在の値になったこと、2.太陽が大きすぎなかったこと、3.太陽と地球の距離が適切だったこと、4.二つの巨大惑星(木星、土星)があったこと、5.月という衛星があったこと、6.地球が適度な大きさであったこと、7.二酸化炭素を減らす仕組みがあったこと、8.地磁気があったこと、9.オゾン層があったこと、10.地球に豊富な液体の水があったこと、11.生物の大絶滅が起きたこと、12.人類が進化をしたときに温暖な気候となったこと、である。
    1.については宇宙論の中でマルチバースの概念が今や主流となりつつあるが、そのほかにもこれだけの条件が重なることが必要だったと考えると、この偶然(を生み出した何らかの力)に畏敬の念を感じないではいられない。そして、人類の存続のために、この条件を守っていかなければいけないと思う一方、その条件が自然に変化していくことを人類がコントロールしようとする(人為的要因によらない温暖化など)意味の有無も考えてしまう。
    (2009年10月了)

  • 岩波ジュニア新書(中・高校生向き)なので、非常にわかりやすくて面白かったです!!地球の大きさも、太陽からの距離も、月の存在も、すべてが絶妙だった!たくさんの偶然が重なりあって地球が「地球」になったのです。人類が今あるのは奇跡としか思えない!地球愛おしくなる、自分を大切にしたくなる、そんな一冊です。

    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50102890&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • まあ偶然というよりは宇宙誕生から人類誕生までの歴史の振り返りって感じだわな。
    宇宙の歴史も生物の歴史も好きなんで、さらさらっと楽しく読める。こういう横断的な知識を要することが書ける著者はすごいなあと思いつつ。

  • まだ感想が書けるほど読みこなせていないけど、驚きの連続。

  • 102

  • 宇宙の起源から人類の誕生までを、非常にやさしく解説してくれる作品。

    考えてみれば生命が存在している、というだけでも不思議な事なのに、人間のように高度な文明をもった種が住んでいる地球というのは、やはりいくつもの偶然が重なった結果なのだ。

    特に太陽からの距離が絶妙だったこと、液体としての水が存在できたことが、他の天体や惑星との大きな違いだったらしい。

    生命の誕生について記した第6章からはとても展開が早く、まるで生命の進化を実際に間近で見ているようで面白かった。でも、もっと生き物の挿絵が沢山あればよかったと思う。

  • amazonおすすめ 20140914

  • 人類がいま地球に存在するために必要だった12の偶然について書きます。

    物理学や生物学、天文学の見地から地球が生命を育むことができた12の不思議を解説します。

    よく見たら「ジュニア新書」。でも全く違和感なく、52歳の私でも読めました。

  • ビッグバンから銀河系や地球の誕生、生命の発生、人類の進化と続く一連の過程の中で起きた「偶然」に迫り、宇宙と命の不思議について考える科学読本です。宇宙はどのようにして生まれ、地球はなぜ生命を育むことができたのか。生物とヒトはどんなプロセスを経て進化してきたのか…。宇宙と生命の秘密をわかりやすく解説します。
      
    読み終わったときに自分が今こうしてここに生きていることがいかに奇跡的なことなのかをしみじみと感じさせられました。最終章で著者がこの本で言いたかったことが語られますが、「『地球に優しく』ほど実態とかけ離れた言葉はない。地球は、人類に優しくされたいと思うほど弱い存在ではない」という言葉が強く印象に残りました。生物の大絶滅と再生を繰り返してきた地球において、人類が自らの奢りで環境を破壊し絶滅したとしても、地球はすぐに新たな生態系を作り出し、人類よりも平和的で優れた高等生物が支配者として出現するであろう・・・と。人類と今の生態系が滅びないために何ができるのか、これまで我々に起きたいくつもの偶然を真剣に考えていかなければならないのかもしれません。と、難しいことを考えなくても、本書は宇宙誕生から現在までのさまざまな出来事を整然と、しかも面白くわかりやすく説明してくれていて、ジュニア向けとしても大人用にも価値ある一冊だと思います。

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