シルクロード歴史と今がわかる事典 (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (2010年7月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005006595

みんなの感想まとめ

シルクロードの多面的な魅力を探求する本書は、歴史、地理、文化、経済の交差点としての重要性を強調しています。古代から中世にかけて、東西の文化や物資の交流を促進したこの交易路は、シルクや香辛料、宝石といっ...

感想・レビュー・書評

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  • 292-O
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  • トルコから中国にいたるまで、筆者が訪れたシルクロードの国々の遺跡、暮らしが書かれている。
    歴史の背景も説明しつつ、どちらかといえば紀行文に近いのでとても読みやすい。
    ウズベキスタンにソグド人が信仰していたゾロアスター教の風習が残っている(結婚した男女が新居に初めて入るとき、火をまたいで入室する)のは、とても興味深く感じた。

  • 歴史書というより紀行文に近い。
    もう少し歴史に関する叙述が欲しかった。

  • アジア各地を舞台に写真を撮り続けてきた著者。
    その著者の目とフィルムに写った風景と、その風景がどうしてそこにあるのか、その簡単な歴史的背景が語られる。

    トルコからはじまり、西安、泉州へ至る地域を収めているが、途中の章の掲載順も西から東へ旅をするように収めた方が良かったように思う。全体としての流れが不明確。
    とはいえ、そのように細かな風景を場所ごとに簡潔に描いていくことで、一冊の本を通して読んだときに、一枚の点描画ができあがるような印象があった。

    でもこの本を一枚の絵としてみたとき、それは点描画というより、むしろ銅版画のように思えた。
    削って傷を付け、腐食させられた板。
    それを著者の見た瞬間で、刷りだしたときに完成した版画のようだ。
    古い傷、新しい傷、深い傷、目立たない傷・・・、どの傷も「今」という画面にその痕を残している。
    削られた傷が写す描線は、時には痛々しい。
    けれど刷られた瞬間に表面に浮き上がるインクのように、生命力を感じる時もある。どんな場所でも、人間はたくましく生きているのだなと思う。

    「歴史と今がわかる事典」というタイトルには、少し無理がある気がする。
    でもそれは、このサイズの本で収めるには、テーマが大きすぎただけのことだろう。
    むしろその簡潔さが、かえってこの本の魅力なのかもしれない。

  • 1970年代のNHKシルクロード取材で写真担当だった著者が、現在のシルクロードを旅し、“実際に足で歩いて目で見てきた”遺跡、人文を紹介している本。子ども向けの本なので、事歴などはわかりやすい。 

  • 登録日:8/27

  • 前書きにもあるように、実際には「事典」ではなくシルクロードの都市を西から東へと進む紀行文。日本人には比較的なじみの浅い中東地域の人々の暮らしぶりが興味深い。また、各節がとても短く、また臨場感のある書き出しなので、スッと引き込まれれば読みやすく感じると思う。一方で、全体としてのストーリーのまとまりに欠け、短文の寄せ集め的な印象が強いのは残念かも。

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著者プロフィール

大村次郷 1941年、中国長春市に生まれる。写真を濱谷浩氏に師事する。主に、オリエント、インド亜大陸、中国大陸を中心に、フォト・ルポルタージュを手がける。主な著書に『アジア食文化の旅』(朝日新聞社)、『遺跡が語るアジア』(中央公論新社)、『シルクロード 歴史と今がわかる事典』(岩波書店)、「月刊たくさんのふしぎ」に、『地下につくられた町カッパドキア』(19907月号)、『龍を追う旅』(1992年2月号)、『アジアの台所たんけん』(2002年12月号)、『ふしぎな動物たち』(2010年9月号)などがある。東京在住。

「2012年 『パンがいっぱい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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