ショパン――花束の中に隠された大砲 (岩波ジュニア新書)

著者 : 崔善愛
  • 岩波書店 (2010年9月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006656

作品紹介

「永遠に家を忘れるためにこの国を離れ、死ぬために出発するような気がする」-。外国へ旅立とうとするショパンの不安は、侵略を受けつづける祖国ポーランドの苦悩とともにありました。花束のような華麗な音楽のかげに、祖国独立への情熱と亡命者の悲しみを忍ばせたショパン。かつて帰国の権利を奪われた在日のピアニストが、共感をこめて描きます。

ショパン――花束の中に隠された大砲 (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃に読んだ伝記を大人向けに詳しくした感じ。
    ショパンの音楽の背景までを楽しみたい人には良い本かもしれないが、あまりおもしろいと思えなかった。
    私は曲が聴ければいいかな。

  • The legend of Fryderyk Franciszek Chopin. I was surprised to the poem of page 68. He was affected His love family, Tytus of the best friend and Kоnстаntia the first love affair. I try to play the piano of Chopin now . I am affected Chopin. In fact, I must hear to 'Polonaise of the hero', 'Mazuruka' and 'The Revolution' on YouTube.

  • ショパンとは?

    サブタイトルの「花束の中に隠された大砲」に、そのすべてがあらわれている。

    そう感じた。

  • ショパンは、ポーランドになったんですね。
    ポーランドを想って作られたショパンの音楽は、人々にとってのポーランドそのものになった。
    それは、ショパンという存在が、ポーランドと一体化したということでもある。

    ショパンは、ポーランドになったんだ。

  • これはショパンについて知りたい大人にも最適!1810年3月、ポーランドに生まれたショパン。父親はフランス人、母親はポーランド人。ポーランドの歴史とからめてとてもわかりやすく書かれている。著者自身が在日韓国人なので、抑圧された歴史をもつ祖国とともにある苦悩が余計説得力をもって迫ってくる。
    ショパンの音楽は、甘いだけのものでは決してないのです。

  • 登録日:10/15

  • ポーランドのたどった過酷な歴史の中で亡命者ショパンが音楽に託した情熱。今まで彼の生きた時代背景を知らず「花束」の印象しか持たなかったので、「花束の中に隠された大砲」(シューマンの評)の存在を知り目から鱗だった。人間にとって民族や国家というものがどういう存在なのかというのも改めて考えさせられた。

    著者はかつて指紋押捺を拒否したために留学先から帰国できなくなった経験をもつ在日コリアンのピアニストで、ショパンに共感を持って描いている。著者自身の経験は「はじめに」と「おわりに」で短く触れられるだけだが、この人がこの本を書くことに必然性が感じられる良い本だと思う。

    読み終えてショパンのピアノ曲を聴きたくなる、弾きたくなる一冊。

  • ポーランドの歴史とともに描かれる音楽家ショパンの伝記。ショパンは小学生の時に子ども向け伝記で読んで以来だったので、大変新鮮。特に、ショパンが祖国ポーランドの独立を願い、家族との別れを覚悟して亡命者として生きる決意を固めたくだりは印象に残る。華麗な旋律の中に祖国を奪われた怒りや悲しみを込めた彼の音楽は、まさに「花のかげに隠れた大砲」(シューマン)だったのだなあ。それにしても、芸術家という存在が、一方では傑出した個性であると同時に、民族の精神を代表してしまうのはちょっと皮肉に感じる。

    著者自身、在日韓国人でかつて日本に帰国する権利を奪われた人だけに、祖国や民族を軸に、ショパンの姿を共感をこめて描いている。著者にとってもこの本を書くことが必要だったのだなと思わせる、いい本。

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