10代の本棚――こんな本に出会いたい (岩波ジュニア新書)

制作 : あさの あつこ 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 176
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006984

感想・レビュー・書評

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  • あさのあつこさんの表紙で手にとって立ち読み。

    堤未果さんの10代の本で、
    ・はてしない物語
    ・メアリー・ポピンズのシリーズ
    が紹介されていた。

  • 本の本

  • 13人の文筆家が十代のときに読んでよかった本、読んだ方が良いと思う本を紹介。
    モノを書くことを仕事にしている人が多いため、もともと本が好きな人たちだから、読んでいる本のレベルが高い。
    このレベルの本を「背伸び」位でも、読める十代がどのくらいの割合いるのだろうか?
    10代で純文学を読むには、それまでの読書体験や忍耐力、読書体力、それから、セレンディピティの可能性を感じていないと挫折する気がした。

  • 同じ考えを持っている人がいた。本当に頭のいい人は、難しい話をしないで、誰にでも理解できるように話ができる、とずっと思っていた。

    そりゃあ10代に良い本と出会えれば幸せだけど、好きだから読む、おいしいから食べる、好きだから運動する、という感覚、大事にしたいよね。

    小学校時代は、むさぼるように本を読んでいた。図鑑も。
    中高大と、ほとんど本を読まなかった。でも後悔していない。
    人の出会いと一緒で、たらればは無いと思ってる。

  • 中高生向けの読書案内。あさのあつこをはじめとして作家・ノンフィクション作家などが、自身の10代の読書体験を語る。読書への誘いとしては、どれも良質の文章。個人的には、貴戸理恵、畑谷史代、前田司郎あたりがよい。あと、何人もの人が「赤毛のアン」を挙げているのが印象的だった。

  • “本と出会い、本を知り、本を読み、それで、わたしの人生が全て薔薇色になったわけでも、幸福に包まれ続けたわけでもありません。思い悩むことも、心が重く沈むことも、号泣したことも、辛くて辛くて唇を血がにじむほど噛み締めたこともあります。今でも、どたばたと足掻き、頭を抱え、唸り声をあげているのです。
    本は何も解決してくれません。
    あなたの悩みを消してしまうことも、苦しみや悲しみを取り除いてくれることも、痛みを緩和してくれることもありません。本には、そんな力はないのです。
    本には何の力もないのです。”[P.5_はじめに]

    「はじめに」             あさのあつこ
    「読みまくり、全部忘れた世界の名作」 荒木源
    「マンホールの暗闇の中で」      アン・サリー
    「世界が変わる瞬間」         石井睦美
    「光と影の世界に生きるぼく」     伊藤精英
    「物語は、自分が完成させる」     川端裕人
    「「大人」になるために、捨てたもの」 貴戸理恵
    「10代の伴走者」            佐藤多佳子
    「ワクワクが止まらない!」      堤未果
    「読書なんて大キライ!」       中井貴恵
    「いつでも帰れる場所」        畑谷史代
    「ぼくが本好きになった理由の一考察」 はやみねかおる
    「本は好奇心の案内人」        前田司郎
    「本によって、世界に触れた」     あさのあつこ

    “ぼくは、推理小説が好きです。それに気づいたのは、ぼくです。誰かから、推理小説を読めと言われたわけではありません。
    もし、苦手の時代小説や純文学を読めと言われていたら、本全般を読むのが嫌いになっていたかもしれません。

    一〇代のみなさん。
    好きなときに好きなジャンルの本を好きなように読んでください。
    味の好みが人それぞれのように、本の好みも人それぞれ。自分にあった読書生活を楽しんでください(ただ、純文学は読んでおいた方がいいような気がしますよ)。
    では!
    Good Night, And Have A Nice Dream.”[P.162_ぼくが本好きになった理由の一考察]

  • やはりサリンジャーとドストエスフキーは推しみたい…そのとおりだとおもう。この本でまた読みたくなった本がでてきました^^

  • 019.5 ア 登録番号8763

  •  「いつでも帰れる場所」畑屋史代さんの文章から引用。
     他に、佐藤多佳子さん、はやみねかおるさん、あさのあつこさんらの10代にであった本、読書にまつわるエピソード。

  • 執筆者はメディアへの露出もそれほどないので,読書に縁のない10代ではなじみのない大人たちかもしれません。
    何を読むか,本へのかかわり方は自由で,愉しみ方は人それぞれでいいんだと思わせてくれる。
    紹介されている本もいくつも読んでみたいと思えたし,『モンテクリスト伯』は大好きな本なので,同じように好きな人がいて嬉しかった。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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