人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
3.22
  • (2)
  • (8)
  • (12)
  • (4)
  • (1)
  • 本棚登録 :148
  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007110

作品紹介・あらすじ

人類の文明はどのように進化してきたのだろうか。第1巻では、人類の歴史に大きな影響を及ぼした、言語、宗教、農耕、お金の4つに焦点を当て、その発生や成立、伝播の過程、社会に与えた影響や意義について解説、長い人類の歩みのなかで文明がどのように進化したのかわかりやすく論じる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 岩波ジュニア新書。基本的な事項が簡潔でわかりやすくまとまっているように感じた。参考・引用文献が都度挙げられており、参照しやすいつくりになっている。
    ただ、若干、情報が古めなのではと感じる部分もある。

  • 高校生の時に受験のために暗記したカタカナの単語。いまいち理解を伴っていないとずっと思っていて、今回、私は既にイイ大人なのですが、ジュニア版のこの本に出会って良かったと思っています。

  • 新書文庫

  • 非常に簡潔に理解しやすく、しかもかなりの文献を参照して幅広く正確な記述を心がけていることがよくわかる。参考文献として挙げられているもろもろを読みたくなっちゃう良書。このシリーズはいろいろ読んでみたいな。

  • 読了。

  • 言語
    言語は1万年ほどでもとの痕跡をまったく残さないくらいに変化する。

    世界の言語は6000くらい。使用人口は、中国語、英語、スペイン語、ヒンディー語、アラビア語、ベンガル語、ロシア語、ポルトガル語、日本語、ドイツ語、の順。
    公用語は、英語、中国語、ヒンディー語、スペイン語、の順。英語は、公用語としては一番多い。

    語族。日本語、韓国語、アイヌ語などはどの語族にも属さない。

    言語ではない声(唸り声など)と言語は脳の発生場所が違う。唸り声の延長に言語があるのではない。

    文字=単音文字(アルファベット)、音節文字(ひらがな・カタカナ)これらはどちらも表音文字、表語文字(漢字)

    ルターの宗教改革と印刷機、書物の発展は同時。

    グロービッシュ=英語を母語としない人達の英語。
    言語は将来的には400程度に減ってしまう。

    宗教
    人間の認知システムが宗教を生み出した。
    キリスト教は世界最大の信者数。
    ローマカトリック教会と東方正教会が分裂した。その後宗教改革でプロテスタントが生まれた。両者の間で30年戦争。
    仏教は、釈尊の没後100年ほど経て、第二結集という会合があって、そこで上座部仏教と大乗仏教が別れた。
    イスラム教は世界第2の信者数。若い人が多く、今後も増加する。
    現在は、ヨーロッパでは宗教離れが見られる。

    農耕
    気候の寒冷化を乗り切るために農耕が始まって、その後の温暖化で発展した。
    動物たちの家畜化。最初の家畜は犬。その後、牛。
    家畜は、伝染病をもたらす。インカ帝国は、天然痘ウイルスによって滅ぼされた。
    余剰生産物によって階級ができた。権力者が出ることで灌漑が始まった。
    緑の革命=肥料や新技術で生産量が増えた。生産される作物は画一化した。農耕以来の作物の3/4が絶滅した。
    貿易の自由化が発展途上国の農業競争力を奪う。
    土壌の流出=土壌は、バクテリアなどの影響で風化して出来る。1インチの土壌ができるためには500年かかる。

    お金
    かなり早い段階で利子の概念があった。
    金と銀の交換比率の違い。情報の差が大航海時代の支配の源泉。
    貨幣を作ることがfできたのは、社会制度や官僚組織がしっかりしていた国だけ。貨幣鋳造益があった。
    紙幣の元は、交子と呼ばれる為替手形。
    ストックホルム銀行が初めて銀行券を発行した。イングランド銀行は、金を保有し、イングランド銀行券を兌換にした。
    ソブリン金貨
    ホームレスマネーが世界を駆け巡る。

  • 資料番号:011460920
    請求記号:209シ

  • 第1章 言語の登場
    第2章 宗教の誕生
    第3章 農耕の開始
    第4章 お金の登場

  • 勉強になりました。

  • 2冊組のまず1冊目では、言語・宗教・農耕・お金の4つについて、発生から伝搬、現代までの発展と、今の状態を説明しています。

    とくに、宗教と農耕の章が僕には面白かったです。宗教がいかに、その時代時代の社会情勢や国家などに影響されるかということ。農耕の章では、アメリカ、イギリス、ドイツ、インド、そして中国、韓国、サウジなどは、ウクライナやロシアだとかの他国の農地を買収する動きを見せているとの記述があり、それだけ世界的に食糧問題は重大なのに、日本は畑や田んぼを潰す方向で動いてることを鑑みる心境になりました。1970年代以降の世界的な農作物の収穫量の伸びは、化学肥料によるもので、農地自体はもう拡大できないくらいだという話があるそうです。その化学肥料による収穫量の伸びも近頃は鈍ってきたそうです。どれだけこれから農地が大事なるかっていうことですよね。

    言語とお金の話も、基本を踏まえていて面白いです。お金でいえば、ホームレスマネーと呼ばれる余剰資金についての記述の中で、とくに、石油や穀物に投機する人たちとそのメカニズムについてはもうちょっと詳しくやって欲しかったところ。というか、投機というものが、お金がお金を産む金融工学と呼ばれるものから発生したもので、それらの方法が蔓延し市民権をえたがゆえに企業が育たなかったり、研究開発に資金が充当されなかったりといった害がでてきていることにも触れてほしかった。そこは、ジュニア新書ですから、もっと知りたかったら他の本を読もうということなのでしょう。

全18件中 1 - 10件を表示

眞淳平の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
池井戸 潤
三浦 しをん
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編 (岩波ジュニア新書)はこんな本です

人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編 (岩波ジュニア新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする