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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784005007509
みんなの感想まとめ
豊かな想像力が未来の生き方に与える影響を考えさせられる一冊です。著者たちは、想像力が個人の目標設定や不安の克服に役立つことを示し、特に三雲岳斗のエッセイは、夢を実現するために必要な思考と行動についての...
感想・レビュー・書評
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日本SF作家クラブの9人が10代のために「未来を思い描くことについて」語った(「未来について」ではないのがポイントですね。(#^.^#))一冊です。.
かつてSF好きの少年少女だった作家さんたちが、今の若者に語る「想像力がいかに人生を楽しく彩るか」。
うん、そうだよね、想像することにかけては筋金入りの猛者ばかりだもの、その説得力の強いこと!
SFに疎い私は、9人のうち、新井素子、荒俣宏、夢枕獏の三人しか存じ上げませんでしたし、もちろん10代なんて100年も前の話だけど(爆!)、それでも楽しく読めました。
特に、新井素子さんの、
心の中に『部屋』を作る、というお薦めには、うんうん、それは今の子たち&今の大人にとてもいいと思う、と。
そこには自分の本当に好きなものしかなくて、ちょっと今、きついかな、と思ったらこっそりそこにこもっちゃう。
で、大事なことはそこでは空想や想像が多分、窓になってくれる、ということ。
どんなに素敵なお部屋でも、四方が全部壁だと、ちょっと閉塞感あるでしょ?
そんなとき、窓を開いてくれるのが空想力と想像力で、この窓がどんどん大きくなると、その窓の外に出現するのは自分だけのお庭。そして、そのお庭が大きくなると・・・
と優しい口調で語られる素子さん。
部屋、について言及する人は多いと思うのだけど、その外のお庭、という のりしろを作ってくれるところがいいなぁ。
そしてまた、序文で会長である東野司さんが語る、
「かつて、未来はひとつだった」
には、あぁ、そうだったよなぁ、科学の力で美しく便利な未来都市が、って昭和の子どもはみんな思ってたんじゃないかな、と。
でも、科学が万能のものではない、と知らされ、もしかしてこの国は混沌のまま、パッとしない道を歩んでいくんじゃないの、とつい、多くを望むまい、なんて思いがちになってない? うん、私はそんなあきらめモードで、でも、その中でなるべく楽しくは生きていきたい、くらいには思ってる。
科学の発達だけが未来を描くものではない。そんな「大文字」の未来ではなく、個人個人が作り出すそれぞれの未来があるはずだから。それは個人個人の中に内在されている力。そう、妄想力も想像力も、すべての人に標準装備されているはずだから。
そして、想像力があれば、
「日々の生活の中で道が見えなくなったとき、方向を見失ったときにも、起動が可能だ。」
とも、
みんな、易しい文体で書かれているので、当たり前すぎてそんなこと知ってるよ、なんて言いたくなったりもするのだけど、その中にこめられた、自分たちの思っていた未来と違う現実で生きている大人たちの優しいメッセージが嬉しい、と、これは、私が同じ年代だから思うのかなぁ。
10代の若者たちにはどう響くんだろうか。
あぁ、ホントだ!と明るい気持ちになってくれる少年少女が一人でも多くいるといいのだけど。(#^.^#)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・わたしはとくに、時刻の数え方がいまとまったく違う旧暦(和暦)から、いまと同じ新暦(西洋歴)にかわった明治五年にあこがれている。新政府から突然のお達しで、旧暦明治五年十二月二日の翌日が、新暦で明治六年の元旦と勝手に決められた。おかげで、その年は十二月三日から大晦日までの二九日間が消えてなくなったのだ。
・SFやファンタジーは「やってみなければわからない未来と、やってみればなんとかなる現実」という二つの原理がよく働いた時代のシンボルだった。 -
想像する力=人間らしい
その想像力は個人や全体の未来(今後の生き方)に影響を及ぼす。想像力は豊かにすることができる。豊かな想像力によって目標を見いだすこともできれば,不安に駆られるかも知れない。乏しい想像力は起こりうることに気づかず不幸になったり,あるいは考えないことで大胆に行動できるかも知れない。
想像力とうまくつきあっていこう。 -
題名の主旨から察するに数名の著者の方達の中では、三雲岳斗さんのが一番子供たちが読んでしかるべき内容が書かれていると思います。
(もちろん他の方も良かったのですが、私としてはエッセイだけに終わっている気がしましたので)
三雲さんは突然小説家になりたいと思ったという体験談が語られていました。そのふと最初は思い浮かんだだけの自分の願いを叶えるために、どんな風に考え、実行したのか、
夢も希望ももちろん大切ではあるけれど、思い描いて妄想するだけではそれで終わってしまう。どうせなら、それを叶えたい。そのために「想像力」が必要なのだと仰っています。どんな風に「想像力」を働かせるのかは読んでいただくとして、私個人の感想としてはとても参考になりました。
当たり前と言ってしまえばそれまでですが、一応子供が読む新書ということですし、この方だけの部分を読むだけもとても勉強になりますよ。 -
物語には終りがある――その悲しい事実に、ぼくは子供の頃から気がついてました。
とてつもなくおもしろい物語を読んでいる。
でも、読んでいくうちに、残りのページがだんだん少なくなってゆく。なんと悲しいことでしょう。どんなにすぐれた作品であろうと、どれほど盛りあがっていようと、残りのページを見れば、あとどれくらいでこの物語が終るかわかってしまう。
こんなに悲しいことがあるでしょうか。 永遠に終らない物語――そんな物語があればいいのに。
(P.121/物語の彼方へ―SFのことなど―/夢枕獏) -
SF作家が”想像力”について語る。
神林長平の文章が異質で、分けが分からなく大好きだ。一番SFっぽい。
未来を信じられない時代に、想像力をどう使うか、ということなのだろうけど。なんだかそれができなくなっている今の自分。駄目ですね。
それにしても、出てきている作家のなかで2人しか知らないというのはSFファンとして失格ではないか。 -
未来を作り出すのは妄想力や想像力!と序文から飛ばしていらっしゃる(笑)
ジュニア向け新書なんだけれど、SF作家らが手を抜かない感じ。
新井素子、荒俣宏、上田早夕里、神坂一、神林長平、新城カズマ、長谷敏司、三雲岳斗、夢枕獏……まさかのアイウエオ順の並びだし、少なくともこれらの作家さんのファンなら読んでソンはない。
にしても、未来について夢を描くのはSF作家の専売特許だよねぇとしみじみと思った。SFはロマンです。 -
“夢も悪夢も、想像する心の前では等価です。
突拍子もない想像を恥ずかしがるよりも、「想像力を失うことの恥ずかしさ」を知って下さい。
それは、人間が人間であることを捨てた、ある意味、最悪の結末に等しいのですから。”[P.47_夢と悪夢の間で]
「序文」 東野司
「小さなお部屋」 新井素子
「SFを読むことが冒険だった頃」 荒俣宏
「夢と悪夢の間で」 上田早夕里
「未来は来るのか作るのか」 神坂一
「想像しなくては生きていけない」 神林長平
「IT'S FULL OF FUTURES...」 新城カズマ
「皆さんに受け渡す未来のバトンについて」 長谷敏司
「想像力の使い途」 三雲岳斗
「物語の彼方へ ーSFのことなどー」 夢枕獏
“そうだな。
いまから五十年後……そう、ぴったり五十年後だ、一週間とズレてもいけない、精密なタイミングが必要だ……このページに、もういちど目を通してほしい。
その時きみの目にうつるのは、いま読んでいるものとは少々異なる文章になるはずだ。
そして、この惑星は、いまよりもうちょっとだけましになってるはずだ。きみたちのおかげで。
そのところだけは約束してもいい。”[P.93_IT'S FULL OF FUTURES...] -
第64回奈良県立図書情報館ビブリオバトル テーマ「限界」で紹介した本です。
2016.3.19 -
#64奈良県立図書情報館ビブリオバトル「限界」で紹介された本です。
2016.3.19
https://m.facebook.com/events/1703650989917012?view=permalink&id=1712833982332046 -
新井素子、荒俣宏、上田早夕里、神坂一、神林長平、新城カズマ、長谷敏司、三雲岳斗、夢枕獏、SF作家が「想像力」を使いこなし未来を開く秘訣を、10代を振り返りながら10代に語る。
何と面白いテーマと語り手。想像力は未来力。それはSFを楽しむ力でもあるかも。さあSFを読もう! -
SF
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【由来】
・図書館の岩波アラート
【期待したもの】
・SF作家クラブに神林長平とくれば、もう。
【要約】
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【ノート】
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「想像力」を使いこなし、自分の未来を切り開く秘訣とは?9人の人気SF作家が、それぞれの10代を振り返りながら語る。
特に新城カズマさんの一文がメタな仕掛けがあって面白かった。
しかし編者も含め10人の作家のうち、新井素子・荒俣宏・夢枕獏のベテラン勢しか名前を知らなかった。しかも作品を読んだことあるのはたまたま購読していた新聞に連載された夢枕獏さんの「陰陽師」だけだった。
10代の少年少女には無限の未来が開けています。あの頃に戻ってやり直したい。
私も小学生時代に鶴書房SFベストセラーズやあかね書房少年少女世界SF文学全集に夢中になり、中学生になってからは創元推理文庫の目録を眺めて
「ジュール・ベルヌの翻訳がこれだけ出ているのか!」
「あの作品の原作が入っている!」
とSFの世界を夢見ていたのでした。
しかし順調に成長して未来があったのはその頃まで。
私の未来は少しづつ侵食され、崩壊していったのでした。
第一の不運は、カルト思想“短時間睡眠教”の信者となったこと。
私もそれなりに有能でそれなりに欲望もあり、色々な本を読んで色々な知識を詰め込んで色々な研究をして色々な文章を書きたかったのです。
このままでは時間が足りない!睡眠時間を削って活動時間を増やそう!と短時間睡眠の無茶をして心身ともにおかしくなっていきました。
第二の不運は、人類滅亡予言を信じてしまったこと。
中学2年の夏のある夜、「歴史読本 臨時増刊 1984年 9月号 特集=世界謎の奇跡と大予言」
歴史読本 臨時増刊 1984年 9月号 特集=世界謎の奇跡と大予言 -
を読んでいたのです。
「世界滅亡時の核戦争を念写した写真」
を見て、頭の中で何かがはじけました!
ドラマや映画では叫び出すところですが、自制心の強い私は行動にまで出しません。しかし頭の中で何かが変わったのは確かです。
それ以降、人類滅亡を信じる異常な精神状態に蝕まれることになったのです。
そして決定的な打撃は波状的に発生した対人関係のトラブルに原因する気分障害。
私はもともと対人関係がよく分からず、他人との距離のとり方がうまくなかったのです。
無菌状態で育ったのも災いし、菌がうようよいる地元の公立中学や高校生活に対応することができなかった。
トラブルは更なるトラブルを産み、精神障害は悪化を続け、とうとう取り返しがつかない状態となって人生に落伍していきました。
お家も断絶することになるし、私からも私の家系からも未来は失われたのです。
教訓としては
1)心身の健康が大事。特に睡眠時間は十分に取る
2)悲観思考にとらわれない。プラス思考が大事
3)コミュニケーション能力は大事。
というところでしょうか。
ストレス解消には趣味を持つことも大事です。
私も読書が好きだったのですが、うつ状態の時はとても本など読む気力がなくなるものです。
分厚い本を前にして
「こんなのとても読めない」
という思考が先に立ちます。
こういう風にしてSFが好きな私は「想像力」の使い方を間違えSFを読むこともできなくなり人生から転落してしまいました。
http://sfkid.seesaa.net/article/451477090.html -
「想像力を育てよう」とSF作家たちが十代の子どもたちに呼びかけている本。
「未来という言葉が前は明るかったのに、今は不安な空気がつきまとっている。そんな想像力にふりまわされないで、うまくつきあうといい。本を読みなさい」という言葉は司書としてはありがたい言葉だ。 -
笑えるほど統一性のない本だが、一つ一つの原稿を見ると興味深いものもある。
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for kids, for their fans. now i'm her, Motoko Arai when in a girl. now i have been reading about 300 books in a year. Baku Yumemakura, a author read 1000 books when in a boy. oh God, books bless you!
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さぁーーーっと読ませて頂きました。
日本SF作家クラブの作品
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