- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005007530
感想・レビュー・書評
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「西遊記」のあらすじをおさらいするのに資料として読んだが、非常に奥深い話で大人向けの物語だったことに気づいた。著者の他の作品も読んでみたい。
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すんごい難しい〜〜〜。
色々数字のこだわりがあったり、悟空の金属の性質とか、河童と山童・龍王と馬の関係とか、四神・十二支と方角との関わりとか、色んな要素が複雑に絡み合っている難解なお話だということは分かった。
まだ消化し切れていないことが多すぎるので、西遊記を読みつつまた見返せるといいなぁ。
あとがきに書いてあった、ロボットとして孫悟空を捉えるという見方もとても面白い。筆者の著作を追っていけばいつか分かるだろうか。
色んな翻訳で、自分自身も分析しつつ読みたい。
同筆者の『西遊記ートリック・ワールド探訪』『西遊記XYZーこのへんな小説の迷路をあるく』は三蔵法師のからだ・性にかなり踏み込んでいるということで、非常に興味をそそられている。大人向けの新書は難しそうだか、いつは挑戦してみたい。 -
つたないイラスト、誰だろうと思ったら坂田靖子。お見逸れしました。
難解な「『西遊記』XYZ」の後なので、復習を兼ねてサクサク読める。
通天河を渡る亀の背に乗ったパーティーが魔方陣を構成しているとは面白い。『西遊記』を編んだ匿名グループはカバリストのような集団か。 -
トリビア的な内容が面白かった。数字はどうなのか?
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西遊記の数字にそんなに意味があるとはなー。
ぱっと見「ん?こじつけでは?」と感じてしまうけど、たぶん正しいんだろうね。
軽い文体だけど、内容は多岐にわたり、実はかなり中身がつまった良書。 -
西遊記を訳した人が気づいたトリビア~孫悟空は金属質であるにも関わらず金属が苦手,武器として如意棒を手に入れた時も金箍が嵌っているために己のものとすることができた。自由度,金属度という観点から西遊記を解剖~九九の面白さとカプレカルのループ。猿はテナガザルで仙的なものと見なされたが,西遊記が大衆文化として確立する時に,より身近であるアカゲサルとなり,無双の力を与えた。仏教を揶揄している部分があり,猪八戒の名が猪悟能であって,沙悟浄との関連が出てくる。沙悟浄は水怪であるとは書かれているが,河童とは書かれていない。その河童にしても水の中では馬に悪戯もするが,陸に上がると馬を守護する
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登録番号10553 分類番号923.5 ナ
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単なる冒険活劇だけじゃ無かった「西遊記」の隠されたメッセージとは?実は、道教信者が書いたアンチ仏教書?練丹術師が組み込んだ陰陽五行・風水・十二支に基づく緻密な構造など、考えたことも無かった仕掛けが次々に明かされます。