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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784005007578
みんなの感想まとめ
フランスの歴史をお菓子と共に探るこの本は、食文化と歴史が交錯する魅力的な内容です。フランス菓子の発展を通じて、ケルト時代からの宗教儀礼や、国のアイデンティティに結びついた食の背景を知ることができます。...
感想・レビュー・書評
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フランスの歴史をその当時のお菓子と共に紹介していく本。
フランス菓子がどのように発展していったのかがわかって面白かった。
歴史部分は私の知識が無さすぎて斜め読みした箇所もありつつ、お菓子の情報がとにかく美味しそう!で釘付け詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常に面白かった。ジュニア新書らしく、私のような西洋史に疎い大人にもオススメできる内容。お菓子のビジュアルを想像しながら歴史を学べるのが楽しい。
ケルトの時代から遡って、宗教儀礼的な役割をお菓子が担っていたというのは面白い。
目から鱗だったのが、カトリック国の方が美食であるということ。たしかに!
イギリスなど他のヨーロッパの大国にも言えることだが、一見無関係なように見えるその国の食生活が、戦争や侵略の歴史と切っても切り離せない関係にあり、それを自国のアイデンティティとして我が物顔に誇示しているように見えるのは皮肉だ。 -
読了 2022/02/06
総じて読み応えのある面白い本
史実とともに発達したフランス菓子の種類や名称がよくわかったし、フランス史の復習になった
語彙表現も豊かでその意味でも何度も読みたい(買いたい) -
お菓子の立ち位置が凄い!
ただ甘い物ではありません。
スパイスの入ったお菓子が苦手でした。なんで?入れたんだよーと思ってました。
成る程ね。
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ジュニア新書だが、高校生でも楽しめる内容で大変面白かった。フランス史は今まで興味を持っていなかったが、この機に自分の興味ある分野の他にもフランス史の本を読み込んでみようと思った。
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東大大学院教授池上俊一著 岩波ジュニア新書
生きるためには不可欠ではないのに生活に
甘美なうるおいを与え幸せを与える不思議な食べ物。おフランスで発展し国家戦略としてどのように利用したかがよくわかります。ゴーフル、ドラジェ、ビュッシュドノエル、マカロン、クグロフ、シャルロット、マドレーヌ、サヴァン、ブランマンジェ、ルリジュース、タルト・タタン、ミルフィーユなどほとんど食べたことないですがどれも優美な響きでおじさんも憧れます(笑)
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お菓子というよりもどちらかというと歴史が中心。ある程度の歴史を知らないとお菓子だけを期待するとちょっと難しいのかも。
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昔から世界中の人々を魅了してきたお菓子。教会や修道院で生まれ、やがて王や貴婦人たちへ…魅力的なお菓子を通してフランスの文化・歴史・社会が網羅的に学べる美味しい1冊。
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フランスと言えば、グルメ。その中でも甘ちゃん好きが思い浮かべるのはお菓子。ということで今回は、お菓子から見たフランス史の本を取り上げる。
本を読んでいてフムフムと思う点があった。それはイタリアから洗練された料理やマナーを教わらなかったら、今の「料理はフランスが一番」とはならなかったということだ。著者曰く、特にものすごくおいしいと言うわけでもなく、フランス人の食に対する知識や感性が鋭いと言うのは「まったくの嘘」という結果のアンケートがあったと言及している。
では、どうして「幻想」なのに、謝罪会見をしたり、裁判に訴えられることがないのか。それは、絶対王政以降、フランス各地の食材や料理の良い所を取り入れ、中央集権体制の元で、「フランス料理」のイメージが作られて、高級料理としての地位を確立して広く世界に普及したからと著者は指摘している。やはり、イメージ戦略はいつの時代も重要だな。
日本でも、鉄道の発展に伴って地方の名産品が全国に広まって、今では全国的に有名になったお菓子や駅弁は数知れず。フランスでも、鉄道のおかげで、地方でしか手に入らなかった食材や、知られていなかった地方のスイーツが有名になったとある。
お菓子が存在する理由について著者は以下のように述べている。
しかし、甘味料、つまり砂糖は、香辛料とおなじように、生きるために必要というわけではありません。それはむしろよりよく生きるために必要なものなのです。
確かに生活必需品かと言えばそうではない。しかし、甘ちゃんには必要な「人生の栄養源」の1つだ -
お菓子でたどる、という惹句に期待を膨らませすぎて失敗。
高校で日本史選択したのもあってか、とにかく世界史(フランス史)のちょっと細かいとこに言及されるともう知識が追いつかない&必ずしも常に歴史上お菓子が絡んでくるわけではない、ので、失礼ながら飛ばし読みしまくりでした……
あ、でも、「フランス=美食」は、実態よりブリヤ=サヴァラン『美味礼讃』等の著作が世界に出回ったこと、つまりイメージ戦略によるもの、というのは勉強になりました。
でも別にお菓子だけじゃないな…… -
背ラベル:383.835-イ
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LGBT(お菓子)が主流の異成婚(水とか食料)より軽視されて当然だと思う。お菓子は文化発展に貢献してるんだからいいんだよ。何故主流と同じ扱いになりたいと思うのかって疑問もある。
「しかし甘味料つまり砂糖は、香辛料とおなじように、生きるために必要というわけではありません。それはむしろより良く生きるために必要なものなのです。だから、甘いもの、そしてお菓子は、さしあたり、政治的・経済的な支配ではなく、文化的な支配の力関係のなかに取り込まれることになりました。文化的な価値であるがゆえに、人々は甘いものに夢中になるのです。そのことをまず押さえておきましょう。」
—『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著
「それから、ケーキ(フランス語でガトー)にせよ、チョコレート(ショコラ)にせよ、アイスクリーム(グラス)にせよ、甘いものは、肉やご飯のように主菜・主食として食べられるわけではなく、食間のおやつとか食後のデザートといった、食事体系のすみっこに追いやられています。おやつもデザートも、なくてもよいようなものですが、ないと寂しいとか、物足りないとか、楽しさが欠けるとか、そんな思いになるでしょう。まさに画竜点睛を欠くのです。またお母さんとの、あるいは恋人・友人や家族との、特別な「思い出」につながっているお菓子も、少なくないでしょう。 すみっこにある余分なものだからこそ、お菓子には、生活に甘美なうるおいを与え、幸せな感興をわきおこす不思議な力があるのですし、また、そうした力を発揮させるような多様な工夫が、たえず加えられつづけてきたのです。あたかも、労働と対立する余分なものである遊びが、単調な生活に張りを与え、生きる喜びをもたらしてくれるようにです。」
—『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著
「そしてこの「余分なもの」を、いかに丹精込めてつくりあげ大切にするかが、文化の質を測るひとつの基準となるのではないでしょうか。しかも驚くべきことに、歴史を遡ってみると、洗練されたお菓子たちは、いつでも文明の伝播ルートを忠実に伝って、文明度の高いところから低いところへ、東から西へ、西から東へと、各地に甘い夢を運んできたのです。」
—『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著
「さらに、お菓子は「装飾」がとことん可能で、それが許されています。お菓子ほど建築や芸術に近い食べ物はありません。いくら芸術的でも、それは一種の「まがいもの」で、すぐに壊され、食べられてしまうものではありますが、他の食べ物ではあまり許されない、けばけばしい色彩やゴテゴテした飾り立てが可能なお菓子は、「洗練」や「繊細」といった感覚と親和的で、また「都会性」という価値が重要になってきます。田舎菓子も悪くはないのでしょうが、高貴さや贅沢、洗練という立場からは価値が下がります。この最後の点は、西洋菓子とりわけフランス菓子の真骨頂といえるかもしれません。」
—『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著
「カレームの後継者としては、ユルバン・デュボワ(一八一八 ~一九〇一年)がいます。ロスチャイルド家の料理人として出発した彼は、カレームの仕事場を継いだアンスの弟子となり、ロシア貴族オルロフ公やプロイセン王宮廷の料理長にまでなりました。カレームの影響を濃厚に受け、料理は科学であり芸術だとした彼は、建築よりも彫刻に夢中になり、非常に洗練され凝った装飾を台座や縁飾りに積み上げ、複雑微妙で細緻な、城や古代遺跡などを設計しています。」
—『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著
「フラヌールたちの目的地には、お菓子屋とならんで、カフェもありました。革命前にはパレ・ロワイヤル周辺に文学カフェや政治集団のたまり場カフェが多数あったようです。パレ・ロワイヤルは、もともとルイ一三世の宰相リシュリューの城館でしたが、その死後、王に遺贈され、国王ルイ一四世が移り住んだため、パレ・ロワイヤル(王宮)と呼ばれるようになりました。その後は、王自身でなく王族が住むようになり、のちにリシュリュー時代の建物は取り壊されて、庭園で囲んで建物が建てられ、店舗として貸し出されたのです。そこにはカフェ、レストラン、ダンスホールなどが入り、たちまち一大繁華街になり、パレ・ロワイヤルといえばこの区域一帯を指すようになります。」
—『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著
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ミニコメント
フランスの歴史を その当時のお菓子と共に紹介していく本。
ゴーフル、マカロン、マドレーヌ、タルト・タタン、ミルフィーユなどなど、大好きな洋菓子を生み出したフランスに感謝
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1250185" -
フランスの中世から現代までのお菓子の歴史とともに紐解く歴史書。
お菓子が君主の威厳を表すためや、外交上に使用されていたというのは初めて知った。 -
「岩波ジュニア新書」の池上俊一さんの一連のヨーロッパ各国史の著作、スペイン史に続いてフランス史を読了。「情熱」という抽象的なコンセプトを軸にしようとしたスペイン史に対して「お菓子」という実体のあるものをテーマにしたこちらの方が構成としては成功している感じがします。
ともあれ、フランス史の概略を掴むのによい本でした。
なぜヨーロッパ史を概観しているかというと、ヨーロッパ史を知らないとアメリカ史の背景がよく分からないということがよく分かってきた(笑)から、なんですよね…
歴史は面白い。 -
フランス旅行に行った際に図書館で読んだため
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お菓子のはなしをベースにした簡潔なフランス通史。お菓子の話題以外は重要なところだけポイント絞って概説してくれてわかりやすい。個人的に白眉はカトリーヌどメディシスがくるまえのフランスでは肉を手掴みだったりとか、イタリアの文化が入って洗練されあのだなということ。あと、受け入れるフランス。砂糖大好きフランス。ゾラの胃袋のはなし読んでみたいと思った。パサージュ。
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