お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 365
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007578

作品紹介・あらすじ

文化立国フランスを彩る数々の宝刀の中でも、ひときわ輝きを放ち、世界の人々を甘く魅了してきた「お菓子」。それは教会や修道院で生まれ、やがて王や貴婦人たち、そしてブルジョワや文豪、パティシエたちによって、戦略的に磨かれてきた。フランスの歴史をその結晶であるお菓子によってたどり、フランスの「精髄」に迫る。大人気!!東大講義。「パスタでたどるイタリア史」につづく第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 砂糖の歴史、西洋美術の歴史、宝石の歴史とあわせて、とうとうフランス史まで進出。
    この好奇心が中学くらいに出てくれていたら…と再び煩悶する。

    砂糖の歴史ではイギリスの紅茶文化にかなりスポットライトが当たっていたけど、最大の砂糖プランテーションを保持していたフランスで、砂糖文化が根付かないわけないよね!

    キリスト教、奴隷貿易、絶対王政との関係から、どんなお菓子が発展してどうやってフランス料理の下地となったのか、がわかって面白い。
    あと、岩波ジュニア文庫は岩波文庫とはまた違って、著者の思いが主張激しく書かれてたりもするのも面白い。
    ※サヴァランとかアマンディーヌとかいった鼻にかかった名前のお菓子のほうが、ザッハートルテなどといった、堅苦しく喉が痛くなるような名前のものより、洗練されておいしそうだ、と感じられませんか。(9ページ)
    ⇒絶対個人的な思い込みだと思う。少なくとも私はザッハトルテのほうが、名前馴染みある分おいしそうだと感じる…。

  • 昔から世界中の人々を魅了してきたお菓子。教会や修道院で生まれ、やがて王や貴婦人たちへ…魅力的なお菓子を通してフランスの文化・歴史・社会が網羅的に学べる美味しい1冊。

  • カトリック教会は食事と食卓において社会のエリートたちを文明人にふさわしい礼儀正しい立ち居振る舞いと慎ましやかな社交のできる人間に育てていこうとした。

    フランスには甘いものやデザートと女性が結び付けられる傾向があった。女性は甘いものを通じてこの好みを子供と共有するとされていた。

  • いろいろなケーキを目にすることはあっても、その由来は知らずにいたので読んでみた。お酒や絵画と同じく、ケーキもそのストーリーを知ることで楽しめると感じた。

    ル・ププランというお店で、サントノーレというケーキを一目惚れして購入し、そのいわれを調べたのが本書を読んだ遠因だが、スイーツにそこまで興味がない私でも興味深く読むことができ、ケーキを好きになったと思うので、とても印象に残った本となった。

    本書に限らず、児童文学は大人にとっても面白い本が多いと感じる。

  • フランス人は祖先はケルト人と認識。
    お菓子は文化であり、死者への供物でもあった。

  • 平成30年9月の特集「お菓子な本」

  • 趣味が高じて本出しちゃった、みたいな本。 フランス史、と書いてあるものの、特に序盤などはフランス以外の部分も多い。簡単にではあるが世界史の流れも書いてくれているので、背景知識がゼロでも常識程度の世界史の知識で何とかなると思う。読んでいてとても楽しい。

  • フランスの歴史を学びながら、国王・皇帝、ブルジョワ、カフェ、科学技術が、フランスのスイーツを進化させたと説得力あふれる歴史を学べる。
    偉大な政治家の名前も大切だが、食の文化史も重要だと著者は、読者に問いかける。
    これから、パリに旅行する人や職業として職人になる人にも、おすすめしたい良書。

  • 配置場所:2F手動式書架
    請求記号:383.8||I 33
    資料ID:W0183441

    フランスのお菓子は凝ってるよね。
    あのマリー・アントワネットが食べていたのは・・・(スタッフ)

  • Flâneur 遊歩者/散策者
    デュマの大料理事典読んでみたい!と思って検索したら、通常版はプレミア価格、特装版はその上を行くので手が出ないっ。
    岩波さん、そのうち文庫化もお願いします…orz

    お菓子分もうちょっと多めだったらな~。
    口絵も絵よりは写真が良かったです。ぐぐりながら読んだり。
    フランス人のイメージ戦略すごいなぁ。しみじみ。
    少し前に「チョコレートの歴史」と言う本を読んだのだけど、チョコレートのところで同じエピソードが取り上げられていてふふっとしてしまいました。

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著者プロフィール

池上 俊一
池上俊一:東京大学大学院総合文化研究科教授

「2014年 『ヨーロッパ中近世の兄弟会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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