プチ革命 言葉の森を育てよう (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (2014年7月19日発売)
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  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007790

作品紹介・あらすじ

どんなに生きづらい世の中でも人生を豊かにしていくのはその人の心だ。心が自由なら希望を持って生きていける。心のなかに言葉の葉を繁らせて、人生を広げていこう。受け身ではなく強制でもない、1人でできるプチ革命の提案です。俵万智さん、河瀬直美さんなど7人へのインタビューも充実。

プチ革命 言葉の森を育てよう (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • 言葉は、人生を、その人となりを表す。発する語いの少なさは、感情の乏しさを露呈させるという。著者自身が言葉に傾倒して生きてきたからか、言葉から夢をかなえるチャレンジを始めようと薦めている。英単語や専門用語の丸暗記など、弊害はあるが、良い面もある。そして図書館にも専門用語がある。その道を極めるためには必須なのだ。

  •  ハンセン病元患者を正面から扱った『あん』の著者であり「叫ぶ詩人の会」というユニークなグループで歌を歌っていたドリアン助川氏の若者向け応援歌です。
     これからの時代が,若者にとって簡単に仕事が見つかるような時代ではないことは,明らかとなっています。
     そんな中で自分を見失いそうになる若者たちに,ドリアン助川氏は,「言葉の森を育てていこう」と呼びかけます。
     新たに,ある分野の「言葉=まずは名詞」を知ることは,その世界に飛び込むことであり,自分の世界が少しだけ広がることにつながります。それが,今までの自分の殻を破って一歩踏み出す原動力ともなるのだといいます。
     自分自身のことをふり返っても確かに思い当たることがあります。
     たとえば,一時期夢中になった「韓国歴史ドラマ」。主に韓国李王朝の時代です。そのドラマには新しい言葉が沢山出てきます。韓国語そのものもそうだし,韓国の歴史の話もそうです。そこで,私は日韓・韓日辞典も買うし,韓国歴史解説の本も買います。それくらいのめり込むと,いつかは韓国に行ってみたい,その地を訪れてみたい…と思うようになります。そして,「チャングムの誓い」のロケセットのある場所や,イ・サンの作ったスウォンへ行って,韓国の歴史に触れてきたのでした。ツアーじゃないので,なかなかスリリングな旅でした。
     7名のインタビュー記事も載っていて,こちらの言葉を巡る話もおもしろいです。ドリアン助川氏の人間関係がいかに幅広いかが分かってきます。でも,考えてみると,私の回りにも意外とそんな人がいるような気がします。その人達から,何を吸収するのか,どう影響し合うのかが大切なのかも知れません。
     興味を持ったら,とりあえず,その分野の言葉を徹底的に覚える…これって,単純なことで,わかりやすいですね。

  • 言葉=名詞を書き出すことから始める。書くことだなぁ

  •  著者は,何かの専門を目指すとき,外国語を習得しようとするとき,その事柄に関する言葉や好きな言葉を集めて自分の中に言葉の森をつくる。
     弁護士,歯科医師,サーカス招聘者,船長,ファッションデレクター,映画監督,歌人。著者の多彩な交遊が窺えるインタビューもおもしろい。

  • ノートを買った。
    言葉の森を育てていこうと思った。

    テレホン人生相談で知ったドリアン助川さんの著書をはじめてよんだが、わかりやすくとても参考になった。

    ほかも読んでみたい。

  • 映画監督・河瀬直美さんへのインタビューが秀逸!
    河瀬さんの「土のなかの人の言葉を伝えたい」という言葉にしびれた。

  • 2015/05/07
    フェルディナン・ド・ソシュール
    「言葉とは差異に根ざした表現である」
    ドリアン・・名詞の言の葉を集め森を作ると、その森から柔らかな風が吹き始め、あなたの背中を押してくれる・・・

  • とても、良かった。
    書いたり話したりすることが苦手だが、
    「言葉の森」に心引かれて、自分なりの森を育ててみたくなった。
    専門を極めるコツも分かった気がする。
    あん、も読んでみようと思う。

  • 買いです。
    これを読んで自分が変わるかというと、そうでもなかったかけれど、惹き込まれる表現が多く、読んでいて気持ちよかった。
    映画見ようかな。

  • はじめの書きだしは大変良くて、ひきこまれた。今の世の中を生き抜くには一昔前とは違う能力が必要、というところは良かった。が、プチ革命と言われて、少しはぐらかされた気持ちになり、それを名詞を増やすことでやっていこうと言われると、ますます、本当にそれで今の世の中を生きていけるのかと疑問に思った。
    最後まで読みとおすと、言葉のことだけではなく、様々な生き方を必死になって模索していけば、いつか道は開けるよ、と言いたいのだということが分かる。
    インタビューの相手も有名人だけではなく、著者の人望が感じられる素敵な人たちだと思う。
    そういう意味で、読んで良かったし、若い人にも読んでほしいと思う。
    しかし。ここに出てくる人は、みんな(著者ももちろんそうだけど)基本的な能力が非常に高い人たちで、今非正規雇用やブラック企業に酷使されて疲弊している若者とは違う。立派な大学(著者の友人が多いせいか早稲田がほとんど)出てるし。
    私が初めの書きだしに惹かれたのは、学歴、職歴が人に誇れるものではない、毎日の生活を送るだけで精一杯の人たちが、どうやって希望を持ち、生きていけるかが書かれた本だと思ったから。
    もちろん、学歴職歴がたいしたことなくても、心構えは同じかもしれないし、(はっきり言ってそういう人が「岩波ジュニア新書」を読まないだろう、というのもあるし)、いいのかもしれない。
    でも、私のようなひねくれ者には、ここに出てくる人たちは環境に恵まれ(親が社長、医者、地方から都内有名私立大に行ける学力と財力)、能力も家族の理解もある特殊な人たちで、自分と同じような人とは思えない。
    だから、冒頭に出てくる、深夜の弁当屋で立ち尽くす若者とは違うと思ってしまう。
    本としては、悪くない。
    特に、まだ希望がいっぱいの若い人には。

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