人とミルクの1万年 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007905

感想・レビュー・書評

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  • 良い意味で期待を裏切られた一冊。ミルクの加工の伝播とその歴史を豊富なフィールドワークから分析する。伝播の過程の論理も分かり易く、なぜ?という点にきちんと応えているのも良。

  • とても面白い

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    日本におけるミルクの利用は飛鳥時代が始まりだけど、一旦断絶した後に江戸、明治に復活するわけだけど、日本におけるミルクの利用方法は世界においては極一部に過ぎないのだなと感じる内容だった。
    特にミルクからバターオイルを作ることがメインであることには驚いた。アジア地域においては保存食としての一面が強言うのだと強く感じた。また発酵を利用しないチーズにも驚いた。

著者プロフィール

帯広畜産大学教授。文化人類学・牧野生態学。アフロ・ユーラシア大陸の乳文化と牧畜について研究。著書に『ユーラシア乳文化論』(単著、岩波書店 2013)岩波ジュニア新書『人とミルクの1万年』(単著、岩波書店 2014)など。

「2022年 『西アジア・シリアの食文化論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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