大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル (岩波ジュニア新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008056

作品紹介・あらすじ

他人から理不尽な仕打ちを受け、相手を憎いと感じているあなた、そして、スクールカーストがはびこる教室や空気を読み合う狭い人間関係に息苦しさを感じているあなたへ。高校時代にクラスメイトに傷つけられ、その精神的ダメージに長く苦しめられてきた著者が語る「憎しみ」「恨み」「傷」との向き合い方。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルがどストレートで好き。久しぶりの豊島ミホさんの作品。
    読んでてこの人生きづらそうだなと思った。わたしも上手く生きられない人なので良くわかる。傷つきやすくて憎みやすく上手に渡り歩けない。
    わたしは幸いいじめや無視にあうことはなく、最近でいうスクールカーストも下位に属したことも下位として扱われることも一切なく、どちらかといえば常に上位にいたのでそこは豊島さんとは違うのですが、スクールカーストの上位も上位なりに大変で、結局は孤立することを選び保健室ではなく学校に通うことを捨て単位ギリギリで卒業した高校時代を思い出した。
    嫌なことや憎しみが生まれる気持ちを関係ない、と捨てるのは難しい。それは生きづらい人は感情的な思考を持ってるからだと思う。だからと言って感情に振り回されずに生きる術を得るのはなかなか難しい。それらを得て、初めて今を生きれるのかな。難しいね。

  • 語り口調だから、すいすい読めて、そのまま流しちゃって、読み終った今はまだ消化出来てない感じ。
    自分の実感や、これからにどう活かしていこうとかがまだ見えないという意味で。

    「豊島ミホ」の小説もエッセイも大好きだし、どんな形であれこうやってまた本が出たことが私は嬉しい。

  • そうなんだよな。結論は簡単で「クソなヤツなんてどうでもいいと思うこと」なんだけど、そこに自分で心から納得してたどり着くまでが簡単じゃない。自分もこの本の著者と同じく10年はかかった気がする。でもこの本を読んだ人なら、もうちょっとその結論にたどり着く時間を短縮できそうだな、と思った。そして自分の子供もこの世に生きている以上、間違いなくクソ人間に会うだろうから、そういうときに親としてどう接していったらいいか、いいヒントになった。

  • 可愛らしい表紙イラストと相反する過激(!?)なタイトルに惹かれて、読んでみた。笑

    傷つけられたこちら側が環境への適応を求められる~っていうのが、自分にも身に覚えのあることで…その悔しさに共感した。当時、私も子ども心に全然納得いかなかったから。
    一体どうしてそういう結論になっちゃうのかしら。生徒の疑問に答えるのが教師のつとめなんだから、せめて納得できる理由を説明せんかい!まったく!!

    もう(自分を傷つけたやつとは)二度と会わないことが復讐~っていうところに、この人の強さと弱さを感じた。
    たぶん、どういうかたち(立場とか)で再会したとしても萎縮してしまって…結局、何年経ってもその相手とは当時の関係から抜け出すことはできないんだろうなと思う。
    でも、だからってそれを暴力(自傷行為含む)とか第三者への八つ当たりとかで晴らそうとしないあたり、とても忍耐強い人なんだなと思った。

    しかし、人生で見ればほんの一部にすぎないのに、その期間にあんなに苦しめられるとは…学校って不思議な所よねー。笑
    今は、学校がすべてじゃないから逃げてもいいよね☆って思ってるけど、その世界で(しかも人生の序盤で)受け入れられなかった恐怖は大きいし、抜け出すにも勇気がいるから…辛い状況にある人に、もっと頑張れ!って受け取られるようなことを安易には言っちゃいけないなと思ってる。

    ただ相手ルールに流されずに、自分ルールで生きてくこと~に、早い段階で気づければいいんだなと。
    負けるが勝ち!とは、大人になったはずの今でも、そうそう素直には受け入れられないんだけどね。笑
    まだまだ私も修行が足りんかな?

  • なんだか心が痛い。
    相手がこちらを嫌いなら自分も相手を嫌いになる権利はある。
    自分は本当に下なのか?自分を下位に置く癖をやめようと思った。

  • この作家の本がどうしてこんなに刺さるのか深く納得した
    わかる、そうそう!と何度も深くうなずきながら読んだ
    知らない人や好意的でない人からブスと一度でも呼ばれたら、そこから百回可愛いと言われても絶対に信用できない。そういうタイプの人間の人間関係構築の難しさがある。

  • 20151207
    読み終わってなんだかため息が出ました。色々感じたことはありましたが、まず私には腸煮え繰り返るくらい嫌いな奴はいないということに気がつきました。大学はそんなに好きではない場所でムカつく子もいるけど、寝たら忘れる程度。高校時代も中間層で平和に過ごしてきたので、高校の思い出はとても良い思い出です。
    なるほど、と思う部分もありましたが読んでいてそれはどうなのかな、と思うところもあり…。私は自分が変わることだって必要だと思うのです。それは自分ルールを無くすという事ではなくて…、今の自分をずっと守り続けるだけのことに価値はあまりないと思います。自分に対して理不尽なことをしてきたり、言ってきたり、どう考えてもバカだろ!という相手に対してはバッサリ切り捨てるべきだと思います。が、それを続けていると、自分を否定する人を誰彼構わずバッサリ切り捨ててしまうような気がします。自分を否定する人のことも少し立ち止まって考える必要があるときもあるのではないかと思うのです。
    それから、豊島さんの高校時代が彼女にとってほとんどが辛いことであったためか、豊島さんは学校というシステムの在り方をよく思っていらっしゃらないんだなぁ、と最後にひしひしと感じました。ですが幸せな高校時代を過ごしてきた私としては、学校もそんな悪いもんじゃないと思うのです。
    この一冊は、『大嫌いなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』なのでそういう意味では辛い誰かの指針になったらいいなと思います。(きっとそういう状況に自分が置かれていたら、自分が否定されたことを立ち止まって考える必要があるだとか、学校だっていい場所だ、なんて言わないと思います。)ですが、私にはそんな人がいなかったので(そのことに序盤で気がついたので)、自分も変わることだって大切だ、などという感想が生まれたのでしょうね。
    途中すごくモヤモヤしましたが、多分それは自分が恵まれている証拠です。

  • リベンジマニュアル、なんて物騒なタイトルですが、そんなもんじゃない。もっと、ちょっと背中を押してくれるような、あたたかくてやさしい本でした。生きることに傷ついてる子どもたちに、ひとりでも多くの子どもたちに届けばいい。こんな本を出してくれるなら、私のなかの岩波ジュニア新書の株は上がらざるを得ないです。よくやってくれたなぁと思う。

  • 小説かと思いきや自叙伝だった。
    何とか最後まで読み終えたけど少し重い気分。いろいろ残念な人かな。凄く能力があるのに自分を否定して自滅してしまったようなタイプ。コンプレックスは誰にでもあると思うけど、著者はコンプレックスをコントロールできず押し潰されてしまったと思う。周りは敵ばかりの環境で小動物みたいに逃げ回っているみたい。同意できる部分は少なかった。

  • 他人ではなく自分に判断基準、価値基準を置くことを説いている。
    自分の考え方、立ち方で間違ってないのかなって改めて考えられるような、認められるような気がした。

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