はじめての文学講義――読む・書く・味わう (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
3.64
  • (2)
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008100

作品紹介・あらすじ

読むことを楽しむにはどんな方法がある?魅力的な文章を書くにはどうしたらいい?その両面から文学の面白さ、深さを構造的に探っていく。太宰治をはじめ多種多様な文学作品をテキストにしながら、読むコツ、書くコツ、味わうコツを具体的に指南する。「文学大好き!」な現役の中学・高校生を対象にした「文学講義」をまとめた一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  ほううう!と唸った文章は引用に。

  • 小説を読むこと、書くことにまつわる楽しさを解体した一冊。「ファンタジーの二項式」の話が本当に興味深かった。自分も同じように考えていたこと、自分でも知らなかったことのその両方の書かれているバランスがちょうど良かった。小説を読むときにあらすじばかりを追うだけでは得られない真の読書の楽しみ方というのが明らかにされていて面白かった。

  • 文学の魅力が分かる1冊。
    本書で紹介されている本も、すぐに読みたくなるものばかりでした。

  • 中高生に向けた文学講義の本です.
    読書を味わうのが苦手なのと,小説創作のヒントが転がってないかしらと手に取ってみました.
    創作のヒント的なものはいくつか散見できたのでワークアウトがてら習作でもしようかなと思いましたが,読書の楽しみ的な観点からは特に目新しい発見はありませんでした.
    まぁ本なんて好きなように読むに限るって事なんだろうなとは思うのだけれど.
    でも懲りずに次は本書でも紹介されてて買ったまま放置されてる『ナボコフの文学講義』を読みますけどね.
    あ,中高生にはいい内容だと思います.
    最近読書(というか言葉)に対して猜疑的にもなってるけれど,やっぱり本を読むのはいいことだと思うので,少しでも間口が広がるなら読んでおいて損はないかと.

  • はじめて読書を文学として考える中高生に向かって語られています。

    いろいろ示唆に富んだ体験談や作品解説を読むことができます。たとえば名作とは、夢中で読み耽るものというより、何度も中断を生じさせるものとのこと。

    こころの琴線に触れる場面や台詞に遭遇すると、たしかに読むのを止め、どこかボーっとしてしまうことがあります。
    単なる自己陶酔かもしれませんが・・・。

  • 著者の文学愛が伝わってくる本。それにしてもこんな話を黙って聞ける中高生がすごい。さすが日本有数の進学校である。

  • この本に書かれているテクニックは「そう言えば…」と思えるものがいくつもある。中高生に向けた文学講義だけれど、私が次に読む小説はまた、前回とは、ひとあじ違ったものになるのは間違いなさそう…。やっぱり、これからも、キホン岩波ジュニア新書!先入観なく素直によめた。

全7件中 1 - 7件を表示

プロフィール

1946年東京都生まれ。作家。大東文化大学文学部で比較文学、英米文学、文章制作法などの講座を担当。主な著作に『月の川を渡る』(芥川賞候補作「ドッグウォーカー」収録、作品社)、『風の消息、それぞれの』(芥川賞候補作「森への招待」収録、作品社)、『チェーホフの夜』(『文學界』新人賞受賞作「冗談関係のメモリアル」収録、水声社)、『転落譚』(水声社)、『〈虚言〉の領域--反人生処方としての文学』(ミネルヴァ書房)、『書き出しは誘惑する』(岩波書店)、『生の深みを覗く』〈編著〉(岩波書店)、『この愛のゆくえ』〈編著〉(岩波書店)

中村邦生の作品

はじめての文学講義――読む・書く・味わう (岩波ジュニア新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする