インカの世界を知る (岩波ジュニア新書)

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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008193

作品紹介・あらすじ

天空の聖殿マチュピチュや太陽神殿、深い森の中に眠る遺跡群、張り巡らされたインカ道…。南米アンデス地方を中心に栄えたインカとはどのような文明を持ち、どのような人々が暮らしていたのでしょうか。神秘と謎に包まれたインカの魅力を多数の写真とともに紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • いやー、この石の技術すごいなあ。文字がないだけに、いろんな想像ができて面白い。
    写真が豊富なのもいい。

  • 天空の聖殿マチュピチュや太陽神殿,深い森の中に眠る遺跡群,張り巡らされたインカ道….南米アンデス地方を中心に栄えたインカとはどのような文明を持ち,どのような人々が暮らしていたのでしょうか.神秘と謎に包まれたインカの魅力を多数の写真とともに紹介します.~インカ帝国とはタワンティンスユ(ひとつに統合された四つの地方)で,「帝国」と呼ばれたのは神聖ローマ帝国を知っているスペイン人達が緩い結合体だと見抜いたからで,「インカ」とは貴族に対する名称で,特別な頭飾りを付け支配者の地位に就いたのがインカ王。13代だと云われているが,9代のパチャクティからは実在した考えられる。クスコ地方の小さな政治勢力だったインカが急速に拡大したのは,大軍勢を見せつけインカ側から様々なものを贈与し,それを受け取って敵対せず服属を約束すれば武力征服はしなかったからだ。それはスペインも倣った。贈与と再分配の劇場国家が正確である。プナ(4000-4800mの高地)の牧畜(リャマ・アルパカ),スニ(3500-4000m)のジャガイモ栽培,ケチュア(2300-3500m)のトウモロコシ栽培。その他の原産食物としてはユカ(キャッサバ)・料理用バナナ・キヌア(ヒユ科)・タルウィ(マメ科)・ヤコン・サツマイモ・ユカ・トウガラシ類・カボチャ・トマト・アボカド・パイナップル・パパイヤ・チェリモヤ・グラナディーリャなどがあり,高低差の広がりを持つアンデスは宝庫だった。マチュピチュなどは雲霧林に支えられ,南北数千キロ・縦横全長3万キロ以上のカパック・ニャンは関連6カ国が2014年に世界遺産として登録した。それは3~4000mの高度差を持ち,石段と緩勾配を組み合わせた坂道だ。断崖絶壁に森の中から20mを積み上げたものもある~写真で紹介されているけど,目で見ないと納得できない。見てきたけど,岩・石の加工方法は未だ解明されていないのが納得いかない。軽石で擦った??著者の一推しはチョケキラウで,オリャンタイタンボもお勧め

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プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授
専攻:社会人類学
単著
 『水の国の歌』東京大学出版会、1997年
 『響きあう神話——現代アマゾニアの物語世界』世界思想社、1996年
共編著
 『レヴィ=ストロース「神話論理」の森へ』みすず書房、2006年
 『歴史の山脈——日本人によるアンデス研究の回顧と展望』国立民族学博物館、2005年
 『クレオールのかたち——カリブ地域文化研究』東京大学出版会、2002年

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