姜尚中と読む 夏目漱石 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 75
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008216

感想・レビュー・書評

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  • 初期三部作読んだことないのてすが、はじめて読みたくなりました。
    やはり漱石作品は高度なもえなのか。
    じぶんこれまで、「私」×先生だと思ってたのですが次読む時は先生×Kに注目したいと思います。ドッぺルゲンガー的関係だと大変もえます。

  • 【第3章のみ】読書会で読む『こころ』の参考文献として読んだ。「100分de名著ブックス」と内容的に重なる部分が多いが、それは苦にならなかった。著者は、漱石が『こころ』で描いたものは、先生から私、私から『こころ』を読む者へとあてられた、想いの連なりであるとしている。実は『こころ』は未だ60%程度しか読んでおらず、先にこちらを読むのは「反則」なのかもしれないが、明快な補助線を得た気持ちでいる。

  • 【由来】
    ・確か図書館の新書か岩波アラート

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】
    ・ちょっと好きすぎて的外れと言うか、行き過ぎと感じる部分がある。姜尚中なので、こういう読み方になるのかなという感じで、文学者とは違う視点は感じられたかな。ただ、それがとても面白いというわけではなかったが、夏目漱石、読んでみようかなと思わせる程度の力はあった。

    ・札幌図書館一番ノリ。

    【目次】

  • 中学生〜向けにやさしく書かれた夏目漱石入門書。大人にも読み応えあり。

  • 漱石のメッセージが理解できる。

  • 以前、漱石のこころを読んだ時、プロットやバランスの奇妙さに頭を抱えた。これは完璧なる失敗作やんって思った。その時、とある読書家の方に、こころと魔の山をテキストに書かれた姜さんの人生論を薦められた。その本を、珍しく素直に読みかけたものの、想像よりもずっと、姜さんの文体が、わかりやすく面白くて、5頁ぐらいで慌てて本を閉じた。

    本著は、2016年1月に出版。岩波ジュニア新書。一気読みだった。

    特に、こころを、今この時代を生きる人たちへの示唆があると一押ししてて、そこは、とても熱があって(笑)。
    各漱石論、白熱ポイントがわかりやすく、いつも微笑ましい。

    読者に、どのような読みも許す。
    そこに決定的な読み方がないから。
    天才やけど、常に、人の上じゃなく、奥にいた人。
    そして孤独。
    それも、ただの孤独じゃない。
    人との関わり方に失敗をした人の淋しい孤独だ。
    胃から大量の血を吐くほど。
    その本質へ永遠に辿り着けなさが。

  • 『こころ』、『吾輩は猫である』、『三四郎』『それから』、『門』などなど、広く知られた漱石の小説ですが、じっくりと読んでみたことはありますか?鋭い社会へのまなざしや深い人間洞察には、読み返すたびに新しい発見があります。漱石作品を心の糧にしてきた著者と一緒に、100年以上読み継がれる奥深い魅力を味わってみませんか。

  • 「こころ」がしっくりこなくて余り読んでいない漱石先生だが、しっくりこなかった理由が分かった。

  • ジュニア新書なので本来は中学生向きだが、大人にもさくっと読め​る。これから夏目漱石を読もうという際の予習となる。漱石は読みどころがよくわからなかったので、参考になった。

    次の5冊を紹介している。

    吾輩は猫である
    ユーモアの影に、明治の社会に対する漱石の批判が書かれている。

    三四郎、それから、門
    前期三部作、年代を引き継ぎながら、登場人物は違うが続きの話のようにテーマがつながっている。愛と友情、その結果の姦通がテーマ。

    こころ
    上中下の3編からなり、先生と私、両親と私、先生と遺書 。
    多くの死が登場するデスノベルである。
    死にゆく者から次の世代への魂の相続の物語と読める。

  • 夏目漱石作品を何度も読み返す著者ならではの洞察と読解。100年以上読み継がれる奥深い魅力を紹介。一部の作品しか読んだ事がないが再度読み直してみようと思った。

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著者プロフィール

姜尚中(かん さんじゅん)
1950年、熊本県熊本市生まれの政治学者。専攻は政治学・政治思想史で、専門はポストコロニアル研究。国際基督教大学準教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授などを経て、聖学院大学教授、同学長を歴任。東京大学名誉教授。
主な著作に『マックス・ウェーバーと近代』、『反ナショナリズム』、『在日』、『母―オモニ』など。特に亡き息子との共作とも語る『悩む力』、そして震災や生死、亡き息子への思いをテーマにする『心』などが代表作。

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