研究するって面白い!――科学者になった11人の物語 (岩波ジュニア新書)

著者 :
制作 : 伊藤 由佳理 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 70
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008414

感想・レビュー・書評

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  • 本屋で目に付いたので手にした作品。
    そもそも「女性」研究者の話だとは思わずに読んでしまいました。
    様々な分野で活躍する研究者の話がまとめられていますが
    それぞれの方のカンタンな研究内容の説明と経歴を書くだけで終わっており
    研究者を目指したが故の苦悩などほとんど描かれていませんでした。
    もっと生々しい話を読みたかったなぁと個人的には思います。
    研究者という道を選んだ以上これは諦めなければならなかったとか
    こういうことでは悔しい思いをしたけれどもこれこれのような
    結果を残したことで満足することが出来たというような
    悪い事も良い事もあまり描かれず中途半端になってしまっていたように思います。
    どの方も女性であることがあまりマイナスにならず
    周りの協力も得られたという人ばかりで苦労した
    と言う話はほとんど出てきませんでした。
    女子中高生向けの「研究者への進め」という本なのであれば
    もう少し現実を教えてくれるほうがありがたいのではと思いました。

    私自身も博士課程に進むかどうかを物凄く悩んで結局辞めた
    という経験があったのでそう感じたのかもしれませんが。

    とはいえ様々なジャンルで第一線で活躍する研究者が
    自分の研究内容を分かりやすく面白く伝えてくれるところは
    結構読み応えがありました。
    研究内容って意外と面白いんじゃんと思わせてくれるという意味では良い本だと思います。

  • 著者の伊藤先生とお近づきになり、非常に魅力的な方だったので拝読した。
    色んな人生、色んな研究があり、まさに高校生にとってこういう刺激は必要なのではないかと感じた。
    どうしても授業は知識を教えることが主になり、その知識を使って何ができるか?何が見えていないことで研究されているのか?という、いわば将来的な知見を築くのが難しい面がある。研究への道を志すには、魅力的な研究世界に出会うこと、そしてその謎解きの一員になりたい、私もそれを知ってみたい…と思うきっかけが大切だと私は思う。

    現在、研究職は難しいという面が世間では猛プッシュされており、魅力よりも保守に走らせる情報が多過ぎるように感じる。本当にやりたいこと、本当に魅力的なことに自分の人生を賭けることが、大事なんじゃないのか。高校生には是非一読し、参考資料として考えに入れて欲しい。

  • 理数理 イトウ||25||1 11955313

  • 理系の女性研究者のエッセイ集.
    とはいうものの,大学では文系出身者あり,複数の企業等での勤務経験者あり,留学経験者あり,と多様な生き方を垣間見られて,固定観念的な進路に圧迫されているような中学生高校生あたりにもっと自由な生き方を教えてくれる.
    大学生(学部生)でも同じような読み方はできるだろう.
    大学院生も思い悩んだら,11人分の生き方,考え方で気分が楽になると思う.
    自分が学んできたことが自分を支える本質になることが見える.
    話の構成は人によりけりなので,正直,上手な人もあればそうでない人もあるが,いずれにせよ2時間ほどでゆっくり読めるはず.

  • 大学生になる子に贈った。

  • 高校生のむけた11人の女性研究者が書いた研究指南書。

    一人一人に決して優しくない人生があり、道のりを歩んできたんだなと考えさせられる一冊。

    どの方の話を聞いても感心するのは本当に継続こそ大切だということ。(まあ継続がどこまでできるかどうかがその人の能力に大きなパワーを持っているんだけれど…)

  • 理系女子(リケジョ)11人の生き方。困難とか、社会の壁とか、この人達には関係ないですよ。壁があれば、よじ登るか、かわすか、穴をあけるか、何らかの方法で進むでしょう。リケジョを目指すわが娘への応援歌となればいいかな。同じ岩波ジュニア新書の『理系女子的生き方のススメ』と内容が重複するかもしれません。

  • 研究者になる人って、どういう人なの?

    理系の女性科学者が、進路選択や学部・院での研究、現在の様子などを紹介している。さまざまな分野があり、それぞれの苦労があるが、共通しているのは、興味と情熱か。印象的なのはキャリアと結婚・出産・育児の問題。簡単に後には続けない道かもしれないが、後進のために女性研究者に優しい日本であれ(別に世界に羽ばたけばいいのだけど)と思わずにいられない。

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