王様でたどるイギリス史 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008476

感想・レビュー・書評

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  • 章の終わり頃にサラッと書かれるスポーツやファッション、パブや食事に家、自然などとイギリスとの関わりが面白かった。

  • 1600年ほどの歴史を王中心にザザッと説明する。分かりやすいけれど、それぞれのエピソードには軽く触れるだけなので、印象が薄く記憶に残らない。サッと全体を理解するには向いてる

  • とてもよい着眼点だと思ったが、21/08/18現在、いますぐ読むのにとりかかるという判断には至らなかった。

  • (高3長女リクエスト)

    2022年秋、エリザベス女王崩御、チャールズ三世即位。そういえばこんな本が買ってあったけどまだ読んでなかったなと思い出して、娘の本棚から借りてくる。

  • 王様でたどるイギリス史 / 池上俊一著
    https://libopac.shoin.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SB00040027

  • さくっとでエピソード豊富で楽しく読める。イギリスという国は難しい。意外と社交下手なイギリス人や英国王のスピーチの下りは個人的に親近感がわいた。熊いじめとか言う遊び、可哀想。ヴィクトリア女王が貧民に冷たい。ホガースの風刺が面白い。シラクの、イギリス料理ディスとフィンランドとばっちり。ビールめちゃのみ女王。庶民はジンでヤバイことに。悪魔学者王。

  • 王室を中心に見るイギリス史。面白く、へぇーと思うこともあったが、淡々として用語が頭に入ってこず理解に時間がかかった…

  • イギリス、そこは昔から今までずっと、王と女王の国。

    イギリスは、日本が特に親しみを感じているヨーロッパの国ではないかと思う。島国であること、そして、王室があること。ある意味、王様でたどる歴史というのは、普通の視点のようにも感じるが、時代区分ではなく王様を中心に歴史を追うのには、また新たな発見もあった。

    王様(女王様もいるけれど)の、征服者という戦闘性。世界中に植民地を広げ、身内になれば優しく抱える上から目線の侵略。好戦性と裏表な寛大さ。両輪となる議会との立ち位置や関わり。華やかな時代の裏にある貧富の差と、慈善という公私曖昧な社会福祉。食事はエネルギー補給でしかなく、感情はユーモアに包み込んでサラリと流し、居心地の良い家と、品格のある自然と、手塩にかけて整えた庭を愛する。

    私が感じている、知っているだけの、いくつかのイギリス人らしさに関して、その理由をあげて解説されていて、なるほどと思いながら読んだ。王、騎士、そして紳士、やはりイギリス(的なもの)が好きだなと思う。

    EUから離脱し、コモンウェルスは形だけ、スコットランドやアイルランドの独立も見え隠れする現代のイギリスは、激しく揺れ動いている。王室の存在感も、危機ではないけれど、永遠ではないだろう。実際、王室は変わらないものではなく、メンバーが増えたり離脱したり、それぞれが時代に応じて、様々な動きを見せている。いつまで王室が「イギリス」を代表できるのか、それがイギリスのポイントだと思う。また、ある意味、日本のポイントでもあると思う。

  • 東2法経図・6F開架 288.4A/I33o//K

  • 資料として、入門書として良い。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授

「2022年 『歴史学の作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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