その情報,本当ですか? ネット時代のニュースの読み解き方 (岩波ジュニア新書 866)
- 岩波書店 (2018年2月22日発売)
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感想 : 32件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784005008667
みんなの感想まとめ
情報の正確さとその扱い方について深く考えさせられる内容で、著者の豊富な取材経験が生きています。特に、テレビとネットの情報の違いを明確に説明し、現代社会におけるフェイクニュースの影響についても触れていま...
感想・レビュー・書評
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NHKの報道番組ディレクターだった著者が、ネット社会の中で情報を正しく読み取る方法を伝える。
会社の若手社員と話していた時、ネット情報をあまりにも無批判に取り入れていることがわかってびっくりしたことがある。この本は宮部みゆきさんの「本よみうり堂」でのおすすめ本。この機会に読んでみようと手に取った。
著者がNHKの元テレビマンということもあり、本書では、テレビの報道番組は取材で得た情報をしっかりと確認し、さまざまな人のチェックを経て報道している、ということが強調される。若手時代、どのように取材し、どう伝えていくのか、悩みながら番組を作っていた様子や、震災での緊急報道の現場などのエピソードも紹介され、なかなか興味深かった。
一方で、ネットニュースについては、事実確認がなされずに拡散していくこと、責任の所在があいまいなこと、ページビューを上げて広告収入を増やすために、難解なニュースは敬遠され、やわらかなニュースが取り上げられやすいことなどのリスクを挙げる。
もちろん、テレビがよくてネットが悪い、というわけではなく、それぞれの特性を理解したうえで、上手に情報を読み取っていこう、という話である。
テレビは事実確認をするため、ネットニュースよりも速報性に劣る。不特定多数に向けた情報なので、個人に必要な情報をピンポイントでは発信できない。そういった特性を踏まえ、例えば災害報道の際には、ソーシャルメディアの情報を集めて事実確認し、テレビ報道する、といったように、テレビ×ソーシャルメディアの動きも進んでいるそうだ。
本書は非常にわかりやすくまとめられており、読みやすいが、全体としてテレビの良いところをクローズアップしすぎのようにも感じる。また、著者が経験したテレビ取材や番組の話は、面白いのだが、私が求めていた内容とは少し違うかな、という印象。ジュニア向けの本なので、テレビを見ない若い人にテレビ報道の現場をしっかり伝えたい、という思いが大きかったのかもしれない。
本書が刊行された2018年時点で、日本ではまだテレビの信頼はそこまで損なわれていない、と著者は述べる。しかし7年後の現在、若者のテレビ離れはさらに進み、不祥事でテレビ局は大きく揺れている。一方、ネットの世界では、兵庫県知事選挙のように政治がSNSに振り回される事例が起きている。
テレビ世代である私自身、民放のテレビ番組はほとんど見なくなっているし、気軽なネット情報をあまり精査しないで受け入れてしまっているところがある。テレビとネット、それぞれの強みと弱みがあり、それらを理解したうえで上手に情報を読み取っていかないといけない、そのために、まずは得た情報を疑いの目でもって見ていくことから始めようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NHK に長く勤務され「無責任なフェイクニュースなど、何するものぞ!」という気概と矜持が感じられた。が、大衆は、もはや伝えられない真実や嘘をついていない程度の真実よりも、針の先ほどでもいいからフェイクの中から真実を見つける方がマシだと思っているのではないか?
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NHK出身の方なのでNHKがよく見えるというところはあるかも知れない。
しかし、それを差し引いても情報の扱い方に関してはすごくわかりやすく、ご本人の取材の経験などはとても興味深く、面白かった。
テレビとネットの違いについても分かりやすく、発見があった。
これからはもう少し情報をじっくり見ようと思う。
いい本だった。 -
NHKで報道に携わったご経験から、報道の仕組みから、報道で大切にしてきたこと、情報の正しさを確認するための考え方などが紹介されています。
SNS等の普及により、誰でも発信できるようになった今、改めて立ち返りたい内容でした。 -
#90奈良県立図書情報館ビブリオバトル「おすすめの1冊」で紹介された本です。
2部制で実施の第1部。
1部は通常回で、2部は奈良県内の新聞社員によるエキシビションでした。
2018.5.19
https://m.facebook.com/events/2091612554200245?view=permalink&id=2141527199208780 -
070-T
閲覧新書 -
NHKの報道番組に長年携わってきた筆者が、ネット時代のニュースの読み解き方を分かりやすく語る。NHKに入局したのが1975年なのでかなりのベテランだ。非常に読みやすい本だった。
自らの番組制作・取材体験からニュースがどのように作られているかの説明がある。ネットニュースとの大きな違い(昔との技術の違いはさておき)は、取材、編集の段階で幾重にもチェックが入るので、そこで不確かだったり不適切な情報は切り落とされていくことだ。そこで多くの人の意思が入るので、自由度の制約はあっても「正しさ」の確率は確実に上がる。
筆者は技術の進歩による速報性は評価しつつも、タイトル通り「その情報は本当なのか?」を冷静に見る頭をもって欲しいと説いている。NHK局員という立場で情報源と密接に触れあうことでより正しい情報を多くの人に知ってもらいたい、と報道に携わってきた筆者ならではの説得力があった。 -
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マスメディアとソーシャルメディアの違いを端的に説明してくれている。小学五年生くらいから理解できる内容。ただし、取り上げられている事件が1970年代くらいまで遡るので、その辺りは大人が説明する必要あり。
事実関係を手間暇かけて確認する+公共性や公平性が求められる(倫理的なハードルが高いし、視聴者がチェックして批判できる)=信頼性が高くなる(はず)なのがマスメディア。
(即時性と面白さ+権力の圧を受けない)÷(第三者のチェックが入らないので誤りや偏りが野放しになりがち+発信者の匿名性が高く責任追求が難し+プラットフォーム企業が倫理的な課題に消極的)=受け取り手のリテラシーの程度次第で毒にも薬にもなるのがソーシャルメディア。
と理解した。
何事もバランス、というありきたりな結論に至ったのだけれど、それ以外ない。
騙されないためにはこれさえやれば大丈夫!という情報には騙されんぞ。
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情報過多な時代の今に読むのはいい本だと思った。
ただ、本の中間あたりが出来事の羅列に感じられ、読むのが少し億劫になった。 -
フェイクニュースを見分ける方法を教えてほしかったのに・・・。結局自分で勉強?して見分ける能力をアップしないといけないということですね・・・・
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ユビキタス社会の功罪。情報が蔓延する社会で正しい情報を選択する力をつけるための本。
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Porvenirにて購入
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類書でもっといいフェイクニュースを見分けるための本がありそう。
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東2法経図・6F開架 070.1A/Ts52s//K
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まず「ちゃんとした情報の見抜き方」みたいなものがほとんど言及されていないことにマイナス。過去の有名な事件における自分語りをするだけで、僕はそれはそれで興味深かったけど、失望する人は多いように思う。
それから、ネットはダメ、テレビはよい、で終わってしまっていることもマイナス。テレビがどれくらいでたらめだったか、そして今もいろいろ「やってしまう」のか、それなりにネットに親しんでいる人ならみんな知っているのだが、そのへんはほっかむり。なんじゃそれ。
ということでマイナスポイントは大きいんだけど、まあさっと読めたのですすごくおまけで星3つ。 -
長年、NHKで番組制作にかかわってきた著者がサブタイトルにもあるとおり、ネットニュースの読み解き方を書いている本。
結局の所、インパクトのあるタイトルだけに注目してしまうと問題があって、そのニュースを報じている主体や1次ソースの確認などが大事になってくるという基本でした。
自分の考え方が間違ってないだろうという確認と、著者がやってきたことはよくわかりました。
(以上、ブログ全文です。)
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