台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (2018年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005008735

感想・レビュー・書評

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  • 報道されるステレオタイプと、実際にその国で暮らしている人々の日常は、随分違うんじゃないかと思う。朝は何時に起きて、朝飯には何を食って、学校では何を学び、放課後は何をして遊んでいるのか。休日は何をしているのか。そういうことを知りたいと思う。
    「若者」に特化し、高校生、大学生の日常をそのまま切り取ってきた感じ。なかなかおもしろい。台湾の人は冷たい飯は食わないし、飲み会はあんまりないんだな。学校に軍人が配備されているのは知らなかった。日本人はYes/Noがわかりにくいので混乱するらしい。このあたりは中国本土とはだいぶ違うんだろうか?
    このノリで、韓国や中国、インドネシアやベトナム、タイなんかも知りたい。

    政治の話はタブーらしいけど、台湾の若い人が中国をどう思っているか知りたかった。

  • フランス植民地だったチュニジアに行った時にこれ思った。多分チュニジア人だけでは今のレベルのインフラ手に入れられなかったんだろうなと思ったから。でもそのインフラもその国民のレベルに均されるけどね。

    『台湾の若者を知りたい』面白すぎて一気読みだったけど、一番驚いたのは小学校から高校まで昼食後の昼寝の時間が義務化されていること。小学校の場合「この時間はクラス全員が昼寝をしなければなりません。枕やタオルケットなどの寝具はなく、各自机に突っ伏して」寝るとの事。ある意味で羨ましい。

    岩波ジュニア新書「台湾の若者を知りたい」読了。高校・大学生の日常生活の話。親日的な社会とされるだけあり、確かにアンケートでは植民地支配を「過去のこと」とほとんど気にしないものの、日本人の性格を「堅苦しく細かい。意思表示があいまいで冷たい」と、意外とシビアな評価だった。

    『台湾の若者を知りたい』を読んでいる。「日本人は礼儀正しいけれども、やや堅苦しく、意思表示が曖昧。人と人との間に距離感があるため、なかなか親しくなれない」「自己主張をせず、すぐ他人に合わせる」「言いたいことを内に秘めている印象」親日な台湾人ゆえこそ私達をよく見ている。はっとした。


    水野 俊平
    1968年、北海道出身。北海商科大学教授。天理大学朝鮮学科卒。韓国・全南大学大学院国語国文学科博士課程修了(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『朝鮮王朝を生きた人々 ---その隠されたエピソード (ISBN-10: 4309225810)』

    「台湾人が「本土言語」「繁体字」「注音符号」のような「台湾らしいもの」に自我を感じているのは、意識的に、あるいは無意識に「自分は台湾人であり、中国人ではない」と思っているからにほかなりません。台湾では「国語(中国語)」や中国由来の「閩南語」「客家語」が話され、住んでいる人々の大部分が中国大陸にルーツを持つ人々であることから、日本では「中国大陸も台湾も似たようなもの」と考える人が多いようです。しかし、「中国人」と見られることを嫌がる台湾人も多く、「中国人ですか」と尋ねると、「いいえ、台湾人です」という答えが返ってくることもよくあります。台湾人がこのような反応を示す背景にはとても複雑な事情があります。  現在、台湾に住んでいる人々は、「原住民」を除けば、明・清の時代に中国大陸から渡って来たり、大陸の国共内戦(後述)の前後に中国大陸から渡って来たりした人が大部分です。前者は数百年前の話、後者は 70年前の話です。しかも、現在、台湾に住んでいる人々の大部分は台湾生まれ・台湾育ちです。こうした人々が中国大陸に郷愁や愛着を持つことはありません。しかも、中国大陸を統治しているのは共産党であり、この共産党による一党独裁という体制は、台湾の人々には到底受け入れがたいものです。」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「まず、「日本人と付き合ってみて感じた文化的な差は何ですか(複数回答可)」という設問に答えてもらいました。 508の回答が得られ、最も多かったのが「礼儀正しい」という回答で( 11・ 6%)、以下「距離感がある」( 2・ 9%)、「細かいこだわりがある(細かい気配りをする)」( 2・ 5%)、「性格が真面目で堅実」( 2・ 5%)、「規則や規律を守る」( 2・ 4%)、「上下関係が厳しい」( 2・ 4%)、「なかなか親しくなれない」( 2・ 3%)、「言葉づかいがまわりくどい」( 2・ 1%)、「融通がきかない」( 2・ 1%)、「清潔」( 1・ 7%)、「自己主張をしない」( 1・ 3%)、「すぐ他人に合わせる」( 1・ 3%)などといった回答がありました。要約すると、台湾人は「日本人は礼儀正しいけれども、やや堅苦しく、意思表示が曖昧で、距離感があるため、なかなか親しくなれない」と感じているということになります。「礼儀」と「距離感」に関する代表的な回答を挙げておきます。  「日本人は親しくなるのに時間がかかる。人と人との間に距離感がある。すぐに友達になる方法がない」(女・ 21歳)  「日本人との交流行事で、日本の女子大生と話している時にとても距離を感じた。せっかくそのような場に参加しているのだから、もっと心を開いて参加したほうがいいと思う」(女・ 21歳)  「日本人は礼儀と個人のプライバシーを重視している。相手の情報(出身地・仕事・年齢など)を尋ねるのが難しい。台湾人の民族性は比較的積極的であり、交友を好み、よく知り合っていなくても個人情報を教えあう」(女・ 19歳)  また、「日本人は礼儀を守りすぎだと思う。台湾人に対してはあまり遠慮しなくてもかまわない」(女・ 21歳)、「台湾人はみんな親切で、言語は違っても、きっと友達になれます」(男・ 24歳)などという回答が多く見られ、台湾人が自らを「フレンドリーで、すぐに親しくなれる」と思っていることも読み取れます。」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「以下、回答が多かった順に内容を見ていきます。「日本人はメイクや服装に気を遣う」という回答ですが、台湾人の目には、日本の女性が厚化粧に見えるようです。台湾の女性のメイクは日本の女性に比べて全般的に薄く、ノーメイクであることも多いのですが、おそらく、これは気温が高く、汗でメイクが流れやすいためです。また、気候が暑い台湾ではTシャツにショートパンツだけでも十分で、服装に気を遣う必要がありません。そのため、台湾人には、日本人が男女問わず外出時の服装に非常に神経を使うように見えます。  「日本人は外出するとき(登校、遊びに行く時、特別な用事がある時)にいつもメイクし、きちんとした服装をする。しかし、台湾では特に重要なことがなければ、大部分の人はちょっとだけ盛装し清潔な服を着て外出する」(女・ 29歳)  「日本の女性は台湾の女性に比べ、メイクを念入りにする。男性も比較的容姿を気にする」(女・ 20歳)  「大部分の日本人の女子学生は化粧をしている。私は彼女たちになぜ化粧をするのか聞いて見たことがある。『化粧をしていないと、男子に失礼になり、よくしてもらえないから』と答えた。日本はちょっと『大男人主義(男子中心主義)』だなと思った」(女・ 21歳)」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「次に「台湾人と日本人が付き合う際に、最も問題になることは何だと思いますか(複数回答可)」という設問に答えてもらいました。 348の回答が寄せられ、最も多かったのが「日本語能力の不足」( 27・ 3%)でした。回答者のほとんどが日本語学習者ですので、こうした回答が多かったと思われます。「日本人の話す(日本語の)速度が速すぎる」といった回答も若干見られました。  以下、「日本人がよそよそしく、距離感や排他性を感じる」( 11・ 2%)、「日本人の言葉遣いが曖昧で回りくどい」( 9・ 7%)、「文化理解の難しさ」( 6・ 6%)、「本音と建前の違い」( 5・ 7%)、「日本語の敬語」( 5・ 2%)、「礼儀」( 4・ 6%)、「話題」( 4%)といった回答が続きました。要約すると、「日本人は礼儀正しいものの、態度が他人行儀でよそよそしく、自己主張があまりなく、言葉遣いが曖昧で、本音(本心)と建前(うわべ)が違っている」ということになるでしょう。その結果、「親しくなるのに長い時間がかかる」「何を考えているのかわからない」「日本人に溶け込むのは非常に難しい」という思いを抱くことになるようです。反面、台湾人は自らについて「堅苦しい礼儀にはこだわらず、熱情的で人なつこく、言葉遣いがはっきりしており、思ったことを直接表現する」と考えています。」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「中国語(「国語」)は日本語ほど敬語の体系が発達しておらず、日本語ができる台湾人にとっても敬語の使い方は難しいようです。  「中国語にはいわゆる『敬語体』がない。ただし、日本語は場面・対象が異なれば、言葉づかいが異なる」(女・ 19歳)  「目上の日本人と話すとき、敬語に注意しなければならない場合がよくある。台湾人にとっては少し辛いかもしれない」(男・ 22歳)  「日本の言葉には敬語がありますけど、台湾の言葉にはないです。敬語の種類(尊敬語、謙譲語、丁寧語)が多いし、難しいと思います。話し言葉と書き言葉もちょっと違います(だ調・です調・である調)」(女・ 21歳)」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「 「日本人のグループに溶け込む方法がない。心を通わせる方法がない。永遠に礼儀正しい挨拶だけで、これが人を挫折させる」(女・ 20歳)  「台湾人は友達になりたいと思ったら、初めから親しみを込めた態度で接し、好意を示すことで友達になりたいという気持ちを伝えます。しかし、日本人は初めて話す相手が馴れ馴れしいので、怪しいと感じます。でも、日本人は相手の気持ちを考えて、自分の気持ちを隠しますので、台湾人の多くは自分のやり方が正しいと考えます。そんな状況で LINEや FBで友達になっても、それ以上関係は発展しません。台湾人はこうした状況にとても落ち込んで、『日本人は何を考えているか全然わからない』というイメージを持ってしまいます。日本人と友達になるには時間がかかると思います」(男・ 20歳)」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「 「日本人とは簡単に話すことができるように見えても、『その場限りの間柄』で終わってしまうことが多い。これでは本当の友達の関係になることはできない」(女・ 32歳)  「台湾にいるときの感触はとてもいいのだが、日本に帰って行った途端、よそよそしくなる。消息を尋ねても、あまりいい反応は返ってこない」(女・ 21歳)  「日本人が台湾に短期交流で来て、台湾人が心の扉を開いたとしても、大多数の日本人は日本に帰った後、すぐに心を閉ざす。台湾で知った人との付き合いは 1回限りと思っているようだ。日本人同士は非常に長い時間をかけて友達になる。日本人との『交流』には問題がないが、いい友達になるのは非常に難しい」(女・ 21歳)  「高校の時、日本から来た高校生を家に招待したことがある。 3日間、非常に楽しく過ごした。これからもずっと連絡を取り合って友達になろうと約束したのに、彼女が日本に帰った後、だんだん連絡が来るのが遅くなり、ついには音信不通となった。友達の多くも同じような経験をした。大学でもまた同じような経験をしたが、これは非礼で恩知らずではないかと思う」(女・ 21歳)」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「 「日本に来たら連絡してね」「日本に来たら遊びに来てね」といった社交辞令を語る時、日本人には「だます」とか「実行する気がない約束をする」という意識はまったくないので、注意が必要です。また、「台湾人を無視して、日本人同士小さい声で日本語ばかり話さないでください。誤解を生むかもしれません」(女・ 19歳)という回答もありました。悪気はなくても、相手の目の前で、相手が理解できない言葉で話すことは礼儀に反します。これとは反対に「台湾人の口調に驚かないでほしい」という回答もありました。」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「 「台湾人は大陸と台湾との関係に非常に敏感。できるだけ中国大陸の話をしないのがいい」(男・ 21歳)  「政治、国家認識の話題は避けたほうがいい。個人差が大きいから。とりわけ『国家認同』について」(男・ 22歳)  「国家認識」「国家認同」とは、「台湾はどのような『国家』であるべきか」、突き詰めれば「台湾は『中国』か、否か」「台湾は独立すべきか、否か」という問題で、台湾人の中にも様々な意見があり、摩擦や対立の原因になっています。また、中国大陸との関係をどうするか(「両岸関係」)、中国大陸寄りの国民党を支持するか、独立志向の民進党を支持するかといった話題(「国内政党」)も非常にデリケートな問題です。確かに、そうした話題にはできれば触れないほうがいいでしょう。その一方で「台湾と中国大陸を一緒くたにしないでほしい」という回答もありました。」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

    「 「台湾のことを一つの国として認めてください。台湾は中国の一部ではなく、ちゃんと完成された国です。台湾人は中国大陸と一緒にされると怒ります」(女・ 21歳)  「台湾人は中国人と勘違いされることが嫌いです。簡体字は中国人だけが使っていて、台湾人と香港人は繁体字を使っています」(女・ 21歳)」

    —『台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)』水野 俊平著

  • 台湾の若者たちの日常生活について取材して書かれた本。
    中国大陸 簡体字 画数を減らした漢字
    台湾 繁体字 画数の多い漢字
    ◎小学校
    共働き家庭が多いので、朝ごはんを買ってきて教室で食べる子も多い。
    昼休みは昼寝。
    ◎高校
    9月に前期が始まり、2月に後期が始まる。
    教室の隅にはお弁当を温める保温器が置かれている。(台湾人は生モノ、冷たい料理は食べない。お弁当は必ず温める)
    給食にもベジタリアンメニューがある。
    色んなことが生徒に任されている印象(授業中スマホ持ち込みOK、飲食していても注意なし、出席は生徒がとる、校則を決める会議)
    ◎大学
    高卒進学率は90%以上。日本以上の学歴社会のため。
    スクーターが必需品。
    兵役は18歳以上、4ヶ月。以前は2年だった。大部分は大学卒業後。兵役中はスマホが使えないので彼女と別れることも多い。
    就活はない。新卒一斉採用がないから。必要なときに必要な技能を持った人を採用する。転職率高い。

    台湾人の日本人のイメージ…日本人は礼儀正しいけれど、やや堅苦しく、意思表示が曖昧で距離感があるため、なかなか親しくなれない。

    台湾人は日本に対する関心が高いが、日本人は台湾の考え方や日常生活についてはあまり知らない。

  • 図書館で借りて読みました。FB経由でこの本を知りましたが、海外行く日本の友人が結構台湾を気に入っていることで私も興味を持ち、読むことにしました。

    “——日本の若者に言いたいことがありますか。
    「台湾の若者は日本のことを何でもよく知っていますが、日本の若者は台湾のことをほとんど知りません。これでは対等じゃないと思います。もっと交流したらいいと思います。」”(p.163)

    “「かなりの時間がたっても、未だ距離感がある。心の中に思っていることを顔に表さない。彼ら(引用者注:日本人のこと)に溶け込むのは容易ではない」(女・22歳)”(p.184)

    こういう「台湾人の本音」に触れると割とグサグサ来ますね。
    何を隠そう私自身、台湾をほとんど知らないし、この本を読むまで知ろうともしてこなかったものですから。
    なもんで、気づかされることや、考えさせられること(というか頭を抱えさせられてしまうこと)も多く、非常にいい学びを沢山させてもらいました。

    台湾の「若者」にスポットを当てていることもあり、台湾の文化の概要はさらっと触れた程度で、多くの紙面を「学校生活」「台湾の教育」に割いています(逆に、向こうの若者の間で今何が流行っているかとかファッションやサブカルがどうこうといったことは、現地の若者へのインタビューの中でほんのり感じる程度)。

    読んでみてまず感じたのは、日本の教育の未来像は割と台湾に近くなるんではないかということ。
    日本と台湾では教育の制度自体は類似しているところが多いものの(例えば小中高が6・3・3制とか)、共働き社会に合った学校生活、クラスの大らかな感じやゆるいところはゆるい規則、先生の教育スタイル、LINEグループを活用していること等に関しては台湾の方がちょっと魅力的、というか「進んでいる」ように感じました。
    早く登校して朝ご飯は学校で食べる(その分購買が朝から晩まで充実)。昼寝の時間がある。校則や修学旅行の行き先まで自主的に話し合う。生徒が自主的に学ぶようにし、先生は見守るだけ、新卒一括採用もなく就職先も各々で見つける……
    日本の教育も何だかんだ言って将来的にはこういう形に落ち着くんじゃないかなと思いました。

    「台湾人の本音」(特に第5章)は耳が痛いというか、ほぼ苦言。

    “「連絡先を交換した後で、日本人は笑いながら『よろしくお願いします』『連絡しましょう』と言う。ただし、その後まったく連絡がないことがよくある。その場のメンツだけを立て、後に礼儀を守らないこのような態度は、台湾人とは全く異なる」(女・21歳)”(p.190)

    とかは、「あぁ、自分もようやるなぁ」と思うと同時に、「台湾の人からすればそう映るんだなぁ」という複雑な気分になりました。

    要するに「人に対して気ぃ使い過ぎんなよ日本人! もっとフレンドリーに行こうぜ!」、あと「台湾のことももっと興味持って!」という風に思われてんだなと解しました。
    ごもっともです。ごもっともですわ。
    ごもっともだけれど、それって随分前から「コミュ障」だとか「内向的」だとか、日本人同士でも言われ続けてきたことだしな。
    文化の違いは勿論あるだろうし、言っていることはすごく分かるけど、「いや、日本に住んでいる自分達だってそういうとこ息苦しいって思ってるよ!」って声を大にして言い返したくなることばかりだったというのも偽らざる感想。

    まず、今急速に空の玄関口のアクセスが良くなっている国なので、そのインフラの発達にあやかりつつ私自身も実際に足を運んで、遊びに行きたいと思います。

  • 小中学生、大学生たちの一日を追う形で、日本とは違った学校文化や就職活動、兵役といった台湾の日常生活を紹介している本。現役の学生らへのインタビューを基に、台湾ならではの文化に対する若者の肌感覚も分かる。大学卒業後、兵役を挟んで別れてしまうカップルが多いといった話は、若者目線のリアリティがあって面白かった。
    一方で、学校の仕組み、学歴社会といった、日本では最近和らいできた堅苦しさがある残っているとされながら、後半の台湾人は、堅苦しくないといった自己認識の差がよく分からなかった。実際のところ、教室の雰囲気が、知りたくなる。

    最終章の日本人に対する本音の部分は、正直あまり面白くはなかった。「日本人は礼儀正しいけれども、やや堅苦しく、意思表示が曖昧で、距離感があるため、なかなか親しくなれない」「本音と建前の違い」「曖昧」といった話が、台湾人に対するインタビューから出てくる。台湾人に限らず、外国人が日本人に対して抱いているとされている典型的なステレオタイプを再確認するような内容で、あまり新しい発見はなかった。

  • 嫁(台湾人、台北出身)に確認したところ、かなり実態に即した内容とのこと。
    第5章 台湾人の本音 については、日本人への苦言とも言える内容で複雑な気持ちになったが、相手の不満を理解することも距離を縮めるためには必要、と前向きに捉えた方がいいでしょう。
    そういう意味では 日本人の本音 という章が後書きであれば面白かったかも。

  • 台湾のことが色々わかって良い本だった。

  • 開発目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50104194

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787559

  • 第5章の台湾人の本音 が面白かった。自分も悪気なく社交辞令を言ったり、調子の良いことを言ったりするので、台湾の方と交流するときは気を付けようと思った。

  • 連絡が途絶えてしまっている台湾の友人と
    もっと仲良くなりたいと思い読んだ。

    第5章では、関係を深めるために日本人にどうして貰いたいかが書いてあった。
    思い当たるところが多くあり、チクチクと心が痛んだ。参考にします。

  • 隣国の若者のの意識を知っておくのは大切だと思う。

  • 台湾という距離的に近い外国のことに関心がある。
    日本や韓国と文化的に近いところがあるが、拘るところとこだわらないところが微妙に違っていたりして面白い。
    物事ははっきり言うのが台湾風らしい。
    生物を冷たいものを食べない、というのも面白かった。

  • 2018年出版。台湾の小学生から大学生までの、学校生活、インタビューなどがまとめられている。

    朝ごはんから晩御飯まで外食のこともある。
    学校始まるのが早く、夜遅くまでいる。
    授業中は結構自由。
    挨拶はしないけど、付き合いは本音を好む。
    というか、日本が建前社会?
    台湾に男子のみ徴兵制があるって知らなかった。
    日本に親しみのある人も多いな。

    ジュニア文庫だけど、大人が読んでも十分楽しめる。近くて親しい国だけど、日本と違うこともやっぱりあるな。民族もいろいろあって、家で何語か使っているというのも面白い。

  • 東2法経図・6F開架 367.6A/Mi96t//K

  • 他国の人と仲良くなるには、まず相手を知ること。

    台湾の大学生には兵役があって就活がない、というか兵役は18際以上の男子に義務として課されるため、多くが大学を卒業してから兵役に服するとのこと。新卒一括採用なんて台湾にはない。そして台湾の若者は、曖昧な返答や本音と建前を使い分ける(ように映る)日本の若者にはちょっと不満。「台湾人と本当の友達になろうと思うなら、情熱を持ち、偏見を持たず、台湾人を新しい友達として認めること。そうすれば台湾人に心を奪われ、台湾の人・もの・ことを深く愛するようになるだろう」と。

  • 台湾の学制と学生の日常が紹介されている。掲載されている学生のインタビューは、サンプルとして参考になる。兵役は台湾の若者を知る上で大きなポイント。台湾の若者は日本の知識が豊富だか、日本の若者は台湾のことを知らない。このアンバランスは残念だ。日本側からの台湾理解が進んで欲しい。
    自分が若ければもっと面白いと思えた本。

  • 本館開架(新書) [青少年 -- 台湾]
    http://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26118630

  • 日本の友達、台湾! と高らかに言う割には、台湾のことなんか知りはしない。
    驚いたのは、ストレートな物言いを好む人柄であるということ。
    だから日本人に物申すの章では、「日本人の建前と本音が違うのが困る」と多くの意見が寄せられていた。
    申し訳ない。でも日本人も雰囲気を読むことや、本音と建前を分けることに疲れているんだ。

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著者プロフィール

北海商科大学 教授

「2018年 『韓国ドラマで学ぶ韓国の歴史 2019年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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