平安男子の元気な!生活 (岩波ジュニア新書 930)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 136
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005009305

作品紹介・あらすじ

華やかで、まったりと優雅なイメージがある平安貴族の男子たち。でもじつは、ハードワークな元祖ビジネスパーソンだった!? 恋とファッションだけじゃなく、ゲームやサッカーもセレブのたしなみ? 就活ノウハウに出世のヒケツ、バッチバチのライバル対決……。意外とアクティブな彼らの生活、平安男子たちのがんばりをどうぞご覧あれ!

感想・レビュー・書評

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  • 華やかなりし平安時代。

    ですが、裏を返せば、それだけ大変な競争社会であり、その上に雅があったと思うと、私はこの世界では生きて生きないかもしれない

  • 平安女子に続いて男子版です。こちらもとても面白い。女子は蜻蛉日記の筆者の引用が多くありましたが、男子は藤原行成の権記からの引用でした。
    特に行成の一日が興味深かったです。こんなにわかりやすく平安時代の生活が書かれている本はそうないと思います。平安時代小説を読みたい時などは、その前に女子男子2冊合わせて読むと、より平安世界が理解できて良いのではないでしょうか。

  • 平安貴族の生活
    タイトルに惹かれ、調べてみると対になる作品の存在を発見でき、ますます興味が湧いたためこの作品を中心とすることを決めた。

  • 平安女子の楽しい!生活 も合わせて読みたい!

  • 前作『平安女子の楽しい生活』がとても面白かったので、こちらも読んでみました。

    前作では煌びやかだけど、待つしかできない女の身の辛さを知ることができました。
    今作では、行事や暮らしなど、生活や政治的な話が中心になっています。
    生活だとか政治だとか、言葉だけだと退屈そうなんですが、川村さんはまるで友達のことを話すような調子で平安男子の生活を語ってくれます。
    イマドキの言葉遣いが、昔のことでも、共感や親しみが沸くように導いてくれる。

    それなりに古典文学を読んでいても、
    いまいちわかりにくいのが、当時の彼らの風習や文化で、
    方違えだとか、結婚だとか、なんとかの儀だとか、身分だとか。
    調べても断片的にしかわからないアレコレが、一つにつながっていくので、より古典文学を楽しみたい人にもオススメ。

    国語の先生だから大抵のことは知っていると思われていますが、自分が知っている知識は女子の目線ばかりであったことに気がつき、勉強不足だったのを実感しました。

  • 『平安女子』と同様、ほぼ話し言葉で書かれている上、挿絵も多く中学生でも全く問題なく読める。
    早川圭子さんの絵は、本文の説明をうまく絵にしながら、源氏物語絵巻風の雅な雰囲気があって素晴らしい。
    女子、男子2冊読んでから高校で古典を習うと面白くなると思う。
    江戸時代は360年以上続いて長い印象だけど、平安時代も長かった(390年)から、安定していた時期には男子も武より文に重きを置き、戦いではなく出世競争にしのぎを削っていたのだなあ、いくさがないとそうなるね、と改めて思う。

    とても楽しい上に教養も身につくお得な本。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/538615

  • ジュニア新書といえど決して馬鹿にしたものではないということは承知。こちらの本も一応日記等をもとにわかりやすくくだけた感じで平安時代男子の生活を描写している。まあ、ないものねだりをすれば道長前後の時代に限られているということ、読者が中高生の想定で(”ジュニア”なので当然ですが)くだけすぎていることなどでしょうか。その辺は平安時代史・文学のほんのさわりを描いた入門書という位置づけなのでしょうから仕方がないところか。(後は自分で勉強しろと…)
    しかしさっそうと登場した行成くん、途中からあまり出てこなくなります。もうちょっと活躍させてもよかったのでは。書の方では三蹟に数えられる人だし。ま、これもこの新書サイズの本ではないものねだりか。

  • 古文に興味があって、なんかちょっと知りたいけど、何から読めばいいのかな、という中高生に推薦したい本。セットに「女子」版があるので、合わせて読むと良い。当時の生活や人間の紹介があってイメージしやすいが、それらも物語や日記からとってきてるので、それらもフィクションだという意識をいずれ持たなきゃいけなくなるかな、とは思う。

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著者プロフィール

1956年生まれ。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。武蔵野大学教授。著書に『王朝生活の基礎知識―古典のなかの女性たち』『王朝の恋の手紙たち』(角川選書)『蜻蛉日記 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)など。古典の普及に力を注いでいる。

「2016年 『装いの王朝文化 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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