〈弱いロボット〉から考える 人・社会・生きること (岩波ジュニア新書 989)
- 岩波書店 (2024年8月22日発売)


本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (246ページ) / ISBN・EAN: 9784005009893
作品紹介・あらすじ
ロボット=完全無欠な存在、とイメージする人は多いでしょう。本書に登場するロボットはどれも弱みや苦手を持ち、それゆえ周囲の助けをかりて初めてコトを成し遂げます。弱さを補いあい、相手の強さを引き出す〈弱いロボット〉は、なぜ必要とされるのか。生きることや他者との関係性、社会の在り方と共に考えます。
感想・レビュー・書評
-
#読みたい本
〈弱いロボット〉は、確かに将来のロボットの存在意味として大事なことと思う。僕にはaiboやLOVOTの延長線上のロボットと思えるのだが、〈弱いロボット〉として述べられていることを知り考えてみたい
#〈弱いロボット〉から考える
#岡田美智男
24/8/22出版
https://amzn.to/3YWhSkC詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
選書番号:895
-
-
弱くて凸凹な力で世の中を変えていく原理が分かる本。
著者は、「弱いロボット」の生み出の親だ。NTTで音声研究をした後、モノ作りマインドあふれる学生が集う大学のオープンラボに拠点を置く。
ブリコラージュ、創発、ユーザーセンタードデザイン、ウェルビーイングといった今どきワードを、弱さを起点に説明しようとするときに着目すべきポイントが理解でき、とても勉強になった。
居場所づくりを模索中の私にとっては、「誰かに喜んでもらえることなら、みんなでできる」という指摘は、忘れてはならないことだと感じた。 -
自分ひとりでやりきることよりも、弱さを見せることでむしろ周りの手助けを得ながら動くことの方が最終的に幸福度も上がり、レジリエンスも高まるという話。ロボットやさまざまなテクノロジーに限らず、人と人との関わりにも言えることだなと。
事例がたくさんあり、岩波ジュニア新書ということもあり読みやすいですが、内容は大人もとても考えさせられるものでした。 -
完全無欠を目指すのではなく、共に関係し、補い合う関係を目指すテクノロジーへ、、、
岡田美智男さんが持つ弱さの哲学がとてもよかった
熊谷さんの「自立とは依存先を分散させている状態である」も納得 -
007/オ/
-
背ラベル:007.1-オ
-
人もロボットも、何でも完ぺきにできすぎない方がいい。依存先をたくさん持っている人が、本当の意味で自立しているということ。本書からは気づきがたくさんあった。
でもそれを悪いように捉えて、(劣っている相手に対して自分が優位に立てるから)弱い相手が好き、という人(多くは男性)も一定数いるから、そこは気をつけたい。 -
-
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/719138 -
548/オ
-
系・院推薦図書 3系(情報・知能工学系)
【配架場所】 図・3F開架
【請求記号】 007.13||OK
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/471218 -
【請求記号:548 オ】
著者プロフィール
岡田美智男の作品





