現代語訳 論語 (岩波現代文庫 学術 17)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000172

感想・レビュー・書評

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  • 東洋を代表する古典本の一冊。現在、中国の躍進ぶりを考えると、この国の根底にある思想を知ることが今後ますます重要となるだろう。岩波現代文庫版では、現代人にも読めるように、訳者の宮崎市定が従来と違う解釈を提供してくれる。そのため、挫折せずに一通り読みこなせる。とはいえ、500近くの短文がこの一冊に集約されているため、数回読んだだけでは孔子の思想を知るのは難しい。したがって、繰り返し読むことになるだろう。いずれにせよ、この本は中国の歴史を知るうえで必須である。

  • 全ての意味がわかったわけでもなく、全部がためになる話でもない。

    ただ、このような生き方は現代では好かれないと思う

  • ■概要
    もう説明が不要なくらい、古典である論語です。

    孔子とその弟子たちとの会話を中心に
    原理原則的なメッセージが述べられています。

    論語はストーリーや時系列に沿って書かれているわけではないため、
    一節一節ごとに楽しむことができます。
    (ページを開いたところから読み進めるといった読み方もできます)


    宮崎市定さんの訳文はとても平易で分かりやすく、
    中国古典に入るにはいいと思います。

    ■仕事に役立つ点
    ・中高年のお客様とは話が合いやすい?


    <あし>

  • 『論語』の全てを手放しで素晴らしいとは思いません。しかし、いにしえの教えを読んでみるのもいいのではないでしょうか。現代語訳で本来の意味を重視してあり、読みやすいです。

  • 以下のページで感想書いてます。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/50233081.html

著者プロフィール

1901-95年。長野県生まれ。京都帝国大学文学部史学科卒業。京都大学名誉教授。文学博士(京都大学)。文化功労者。専門は,東洋史学。主な著書に『東洋に於ける素朴主義の民族と文明主義の社会』(1940年)、『アジア史概説』全2巻(1947-48年)、『雍正帝』(1950年)、『九品官人法の研究』(1956年、日本学士院賞)、『科挙』(1963年)、『水滸伝』(1972年)、『論語の新研究』(1974年)、『中国史』全2巻(1983年)ほか多数。『宮崎市定全集』全24巻+別巻1(1991-94年)がある。

「2021年 『素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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