天才の精神病理―科学的創造の秘密 (岩波現代文庫)

  • 岩波書店 (2001年7月16日発売)
3.29
  • (2)
  • (3)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
  • 本棚登録 :74
  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000578

作品紹介

科学的創造は科学者の強烈な個性によって成し遂げられる。ニュートン、ダーウィンら六人の天才科学者の精神病理が人生の転換期や危機と絡まり合って、創造性にどのような影響を与えたのか。科学者としての業績を描きながら、分裂病圏、躁うつ病圏、神経症圏に分類される気質とその創造性の特徴を明らかにする人間研究。

天才の精神病理―科学的創造の秘密 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 大学生のころフロイトは「自分は人間に関するもの以外には興味はもてない」ことを自覚しており、彼の中には常に冷静な科学者という仮面の下に強烈な人間への関心が存在していた。しかも人間への関心とは彼の場合なによりもまず自己への関心であった。彼はいったん「世界の謎」をとこうとして生理学を志し、ついで神経病学者として一家をなすが、中年になってあえて精神療法家に転じた。この転向は彼の内面で運命的に準備されたもので、自己の謎への強烈な執着によって憑かれたものである。

  • 所在:紀三井寺館1F 請求記号:Browsing
    和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=21200

    ニュートン、ダーウィン、ヴィトゲンシュタイン…欧米の科学者の人生を、病蹟学という切り口で語った本。精神医学書の中でもとりわけ重要な一冊。

    フロイトの章などは、タブッキ『夢のなかの夢』の「他人の夢の解釈者、ジークムント・フロイト博士の夢」(これはあくまでフィクションなのだけれど)と併せ読むと、いっそう面白いかもしれない。

    【併読のススメ】
    中井久夫『治療文化論―精神医学的再構築の試み』
    和医大OPAC http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=21203
    ブクログ http://booklog.jp/users/wmulk/archives/1/4006000529

  • 積読。

  • ウィトゲンシュタインに興味あり。

  • ジグムント・フロイト、ヴィトゲンシュタイン、ノーバート・ウィーナーが印象に残った。神経症群のフロイト。患者という自己の鏡を見つめていくことによって、自身を探求していく。神経症群のノーバート・ウィーナー。厳しい父。甘やかす母親。自身の内面の葛藤を科学的問題に投射し、世界の圧倒的な無秩序を数学で知的に克服するという内的欲求をもつ。

  • 病んでもいいから天才がいい。そんな病んだ凡才。

全6件中 1 - 6件を表示

天才の精神病理―科学的創造の秘密 (岩波現代文庫)のその他の作品

飯田真の作品

天才の精神病理―科学的創造の秘密 (岩波現代文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする