神話と科学―ヨーロッパ知識社会 世紀末~20世紀 (岩波現代文庫)

著者 : 上山安敏
  • 岩波書店 (2001年10月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000653

作品紹介

十九世紀末-二十世紀初頭、大学に依拠した既成の学問体系はその基盤を大きく揺り動かされた。神話研究に導かれたネオ・ロマン主義や表現主義などの文化運動は、知の新しい形態を求めて大学の学問に鋭く対立した。ウェーバーの講演「職業としての学問」は、このような状況下でなされた。本書はウェーバーの学問論と人間関係を軸に、詩人・芸術家・文筆家・出版者の織りなす知識社会のパノラマを生き生きと描き出す。

神話と科学―ヨーロッパ知識社会 世紀末~20世紀 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 私が手にしたのは、1984年刊行の元本ですが、図書館でたまたま社会科学の本の棚を物色していたとき、パッと目について、えっ知らなかった、上山春平がこんな本を書いているんだ、とかなんとか思って、ペラペラ頁をめくってみると、明らかに論調や文体が違います。あら、こんな著しい変化の例が本当にありえるのかしら、と訝しんで、もう一度表紙を見てみると、なんと著者名が違っていました。上山安敏という著者は、まったく存じ上げず未知の方です。あっ、一応うっかり勘違いしたほうの上山春平はというと、特に仏教と天皇制に一家言ある哲学者ですが、それよりもどちらかというと、文化人類学者の佐々木高明と中尾佐助とともに、照葉樹林文化論を展開して一世を風靡した論客でもあります。ええっと、うろ覚えですが、照葉樹とはカシ類をはじめシイ・クス・ツバキなど表面に光沢のある葉っぱのついた樹で、日本の西半分から中国南部、そしてブータンやヒマラヤに広がる照葉樹林帯は森に育まれた共通の文化が生まれたというもので、たしかに同じように稲作をするし、お餅・お茶・絹・コンニャク・納豆なども各地で見られたり、羽衣伝説や儀式や神話もほとんどソックリの似たようなものが存在する、という発見・調査から唱えられた学説です。そうそう、あの宮崎駿の『もののけ姫』は、この学説を元に作られたアニメなのです。・・・またしても脱線して、肝心のこの本のことを書く余裕がなくなってしまいました。・・・また近々、書きます。

  • 途中まで読んだものの、そこで終わった。でも、めちゃくちゃ面白かった。そのうち、読み通したい本。ただ、上山安敏の名はこれまで読んだ本のなかで一度も出てきたことがない。どういう人なのかまったく知らない。だから、耽溺してもいいのかどうか、若干不安だ。でも本書は名著だと思う。

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