滑稽: 古代中国の異人たち (岩波現代文庫 学術 69)

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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000691

作品紹介・あらすじ

孟子に代表される王に提言する遊説家は並外れた知識で相手を説き伏せる口舌の徒であり、国から国へと旅をし、都市に流入する異人でもあった。こうした尋常ならざる弁舌のパフォーマンスを古代中国では「滑稽」と呼んだ。さまざまな遊説家と逸脱した奇異な王たちを登場させ、政治的言説の世界を生き生きと描く歴史人類学の傑作。

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  • 孟子に代表される王に提言する遊説家は並外れた知識で相手を説き伏せる口舌の徒であり,国から国へと旅をし,都市に流入する異人でもあった.こうした尋常ならざる弁舌のパフォーマンスを古代中国では滑稽と呼んだ.さまざまな遊説家と逸脱した奇異な王たちを登場させ,政治的言説の世界を生き生きと描く歴史人類学の労作.解説・山形浩生.

  • 「コンサル」という視点から

  • 史記・滑稽列伝を下敷きに、中原の国から国へと放浪し都市に流入する食客たちを「異人」とし、為政者への恫喝あり説教あり蘊蓄あり屁理屈ありの様々なコンサル売り込みへらず口=滑稽を「芸能(演劇集団)」として生態を追う。

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