数学小景 (岩波現代文庫 学術 81)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000813

作品紹介・あらすじ

複雑な式、奇怪な記号、耳慣れぬ術語…。だからといって数学を嫌うなかれ。それらは約束された合言葉にすぎず、数学的な物の見方こそが本質、と著者。ケーニヒスベルグの橋渡り、ハミルトンの世界周遊戯、魔方陣などのゲームを題材にとり、数学的発想を武器に見事解決、類体論の建設で世界的に名を知られる数学者が、数学の面白さを存分に伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 850円購入2011-02-09

  • 日本の著名な数学者である高木貞治先生がこんな一般向けの数学読み物を書いていたとは知らなかった.できるだけ若いうちにこういう本で数学に惹きこまれて欲しい.

  • 一般向け。数学専門のひとでも面白く数学の流れがわかります。
    読みものとしておすすめ。

    理数理 タカキ||3||9-2 11750959

  •  日本人の数学者として、世界的権威の一人である高木貞治の本。
    大学で普段学ぶような解析などではなく、普段は遊びでやるような、
      ・魔方陣
      ・一筆書き
      ・塗り分け
    などを数学的に考察している。
    これらで必要な数学的知識は中学レベルのものがある一方で、ひらめきや丁寧な考察には一流の考えが必要なようだ。数学ってやっぱり奥が深い…

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著者プロフィール

1875-1960。岐阜県大野郡数屋村(現本巣市)生まれ。第三高等中学校、東京帝国大学理科大学数学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授。第1回フィールズ賞選考委員。著書『初等整数論講義』『近世数学史談』『解析概論』『数学小景』等。

「2019年 『数の概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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