魏志倭人伝の考古学 (岩波現代文庫)

著者 : 佐原真
  • 岩波書店 (2003年7月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006001063

作品紹介

魏志倭人伝に記された邪馬台国などの国々…。そこでは一体どんな生活が営まれていたのだろうか。魏志倭人伝の記事に、考古学的事実を照らし合わせ、また、民俗学・人類学などの知見も織り交ぜながら、情熱の考古学者が卑弥呼の時代の暮らしに迫る。完成に強い意志をもちながらも病に倒れた著者の、最新にして最後の到達点。

魏志倭人伝の考古学 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 三国志の流れから興味をもって図書館で借りた本。最初はとっつきづらかったが、興味のある章から読んでいくうちにハマった。吉野ケ里遺跡に行ってみたくなった!

    昨今、外国人旅行者の増加と温泉入浴で議論になる「いれずみ」。
    大人も子供も入れ墨をしていた。蛟龍の害を避けるため。採集狩猟民(縄文人)から農耕民(弥生人)に広がったが、支配層の農耕民はある時期この風習を捨て去り、野蛮な習俗として差別的扱いを受けるようになった。北海道と沖縄には入れ墨の風習が20世紀まで残っていた。

    「戦争の起源」
    人間は初めから争っていたのか、農耕の広がり・富の蓄積とともに戦争が始まったのかという考察。人を殺す事を目的とした武器を作り使うようになったのは数千年前から。人類450万年の歴史の中ではほんのつい最近。考古学資料のなかでは、狩猟採集民の戦争は極めて珍しい。農耕が発達し収穫物を蓄えそのための建造物や集落ができて戦争が起こり始める。

    その他、「貫頭衣」「牛馬無し」

  • 巻末に魏志倭人伝の原文、訳文の頁がある

    魏志倭人伝が目的だったが中身は考古学だった
    魏志倭人伝の項目と筆者の分野のすり合わせをし
    「生菜」生野菜をさすのか等、他の分野の研究科などからも意見を聞いたりして、ただただ考古学は大変な知識が必要であろうことを想像する
    縄文、弥生時代のことなので文献も中国語、それも昔の中国語にも詳しくないとならない
    色んな研究家が可能性の為に再現に挑戦していることも書いてある
    邪馬台国、卑弥呼について、あの時代の生活に興味がある人にはおすすめの一冊

    筆者は出版される前に亡くなっている

  • 打ちのめされるような本を読んで読みたくなったのだけど、興味のないジャンルだった。

  • アリかな?な本でした。
    以外に雑学欲をくすぐってくれて面白かったです☆

    古代日本史が好物なので、正確性は微妙だけど、
    唯一の文献として、軽く読むつもりで図書館で借りてみたんだけど、
    卑弥呼系な切り口というより、縄文人、弥生人系の生態書に近い…。

    魏志倭人伝というのは、結構そのものズバリな、魏から見た倭国の
    けっこうテキトーな倭人生態ガイド本なのだなぁというのが分かった。

    本書は、文献のパーツ文を解析、検証、解説した作りになってて、
    ダラダラ妄想垂れ流しの決め付け長文ではないので、結構読めます。
    多少私見の押し付けを感じるけど、日本の考古学なんて妄想力が
    モノを云う学問だから仕方ないわなぁ~と。

    あと、なんとなくぼんやり古代日本の様子が想像できる所は
    収穫かな?(とそんな私も妄想族…)

  • ラク〜に楽しく読めました。

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