哲学と反哲学 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006001278

作品紹介・あらすじ

哲学は、巨大な技術文明を生む西洋文化を可能にした特異な知の様式である。現代哲学は哲学を乗り越え可能な歴史概念とみなし、その前提を掘り返して検討に付そうとする。この思想的営みを反哲学とよぶ。ソクラテス以降の伝統的な存在論を解体しようとしたハイデガーを柱に、哲学の本質を反哲学から逆照射する現代哲学論。

感想・レビュー・書評

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  • 『反哲学入門』が好著だっただけに少し期待外れか。反哲学の中心に近づけず周辺をぐるぐると回っている感じ。小論の寄せ集め。最後の覚書は活字にする意味があるのか疑問。いろいろな言語が飛び交い、哲学的探求の醍醐味は味わえたが。ハンナアレントをもう一度読みたくなった、本書とは何の関連もないが。

    反哲学の切実性が本書ではいまいち感じられなかったのが残念なのだろう。マッハをはじめとする個々の哲学思想への接近は面白かった。

    ・一般に芸術の本質を問おうとする時、鑑賞者の美的体験に依拠するか、創作者の体験を拠りどころとするか、それとも芸術作品そのものに問いかけるかによって、その道は決定的に分かれる。

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プロフィール

1928年、山形県に生まれる。1953年、東北大学文学部卒業。中央大学名誉教授。2014年歿。

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