明治の東京計画 (岩波現代文庫 学術 133)

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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006001339

感想・レビュー・書評

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  • 武士が去った後の江戸(東京)において、どのような都市計画が進めれてきたかを資料に基づき説明がなされている。
    火事や歩道など都市計画のキーワードからも読み進められるようになっている。巻末の図表(資料)の豊富さに驚いた。
    読む人が少なく図書館の書庫に入っているのがもっとないくらいの名著。

  • (後で書きます)

  •  藤森照信『明治の東京計画』

     銀座煉瓦街計画、防火計画、市区改正計画、官庁集中計画…明治期の四つの計画から構成されている本です。
     内容はとにかく面白いです。
     江戸の名残を残した街が、いかにして近代的な「東京」に変化していったのか、凄く面白かったです。
     今の東京に直結はしませんが、その土台のようなものは見えてきます、面白いです。
     面白いしか言ってませんね、でも本当に面白いです(笑)

     個人的には井上馨の扱いが…(笑)

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    武士が去り、荒廃した町・江戸。そこから、近代国家の首都としての東京はいかに創られたのか。銀座煉瓦街建設や壮大な官庁集中計画で気をはいた欧化主義者たち、防火計画と市区改正で地道に都市計画をすすめた内務官僚、築港計画など商業都市を夢描いた新興企業家の面々。新時代の都市像をめぐる熱いドラマを、豊富な資料をもとに生きいきとよみがえらせた名著。図版多数収録。

  • 図版が豊富。読み応えあり。

  • 都市計画の存在しない都市と呼ばれる東京の成り立ちを、資料や図版を元に都市計画史の視点から論じた一冊。

  • 「誰が、何を夢見て、いまの東京をつくったのか?」
    明治の大立者(?)がそれぞれ腕によりをかけて描こうとした、明治/東京の都市計画。

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著者プロフィール

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年には、〈赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)〉で日本芸術大賞、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒険・東京篇』『アール・デコの館』(以上、ちくま文庫)、『天下無双の建築入門』『建築史的モンダイ』(以上、ちくま新書)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

「2019年 『増補版 天下無双の建築学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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