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- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006001544
作品紹介・あらすじ
日本語の起源を求める長い歩みの中で、著者がぶつかった疑問の数々と、まるで謎解きのような論証過程。これら論文にやさしい導入を付してまとめる。本居宣長のモノノアハレ論とその恋愛体験、藤原定家の仮名遣いの原則、言語構造に表われた日本人の思考法など、文字の背後にある人間的営みを解き明かした古典語研究の精華。
感想・レビュー・書評
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一番印象的だったのが、本居宣長についての考察。
宣長が「もののあはれ」の論を立てるに至った背景に、「人殺しに近い」最初の妻との離縁があったのではないかというもの。
これを読むまで、宣長がどんな生き方をした人か、あまり考えてもみなかったので、虚をつかれたような気がした。
Ⅲ、Ⅳは、日本人の思考様式と、助詞、助動詞、活用形のつくりを関わらせて整理したもので、読み応えがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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