カジノ資本主義 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006001728

作品紹介・あらすじ

大銀行、大ブローカーが元締めをつとめ、密室の中の巨大なカジノと化した国際的マネーゲームが、今日の世界経済を牽引している。ルールなき資本主義の問題点とは何か。代替案として何が求められているか。本書はグローバル資本主義の背骨である国際金融システムの暗部を初めて解明し、九〇年代国際的通貨危機を予言した出色の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 1986年にイギリス人経済学者である著者によって書かれた経済書。投資の増大等によって不安定になった実物経済を「カジノ資本主義」と批判し、貨幣の信認の重要性と市場に大きく影響を与えている国家の政治力の重要性を強調している。内容が専門的であるのと、訳が悪いためなかなか読み進められなかった。印象に残った箇所を記す。
    「アメリカは、いささか特殊な意味で「弱い国家」であった。これはアメリカ政府は圧力団体に浸潤され、実際の政策に対して各々が拒否権を有する特殊な利害関係者に取り囲まれている。その結果、一般的な国益を強力にあるいは一貫して追及できなかった。この状況は「協力な国家」のように見える革命後の中国やソ連とは対照的である」
    「国際機関は各国政府によって作られ、永遠に各国政府に従属しているのである。貨幣・金融を取り扱う国際機関では、アメリカが最大の拒否権を持っている。(各国政府は)国連が戦争を行う決定をする権限を禁じ、国連が税金を徴収し財政的に加盟国から独立するのも認めないであろう」
    「アメリカだけが、USドルを無限に供給できるのであり、そして市場もできると認識しているのである。(アメリカだけが基軸通貨をコントロールできる)」

  • 140621 中央図書館
    最近でこそ、よく目にする言説であるが、これをバブル期に的確に声を上げていたことが、すごいということであろう。

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