道化の民俗学 (岩波現代文庫)

著者 :
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006001759

作品紹介・あらすじ

エロスと笑い、風刺と滑稽に満ちた祝祭空間で演じられる"道化"の意味は何か-コンメーディア・デラルテの主人公アルレッキーノや狂言の太郎冠者、中世劇の悪魔と道化、ギリシャ神話のヘルメス、アフリカのトリックスター神話、古代インドの黒き英雄神クリシュナ、アメリカ・インディアンの道化集団など世界の民俗に分け入って、博引旁証、縦横無尽に議論を展開する。文化英雄としての道化の本質を明らかにし、一九七〇年代の知の閉塞状況を打破した記念碑的著作。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと平面的。やっぱり海外の本の方が面白いかも。

  • 114

  • アルレッキーノから学ぶ「装置」

  • 佐藤優が、田中真紀子はトリックスター(騒動師、文化人類学)だと言っていたこと、最近の「トランプ氏」のばかばかしく見える発言がやたら人を引き付けることの原因が「道化」にあるのでは?と思い、本書を読んだ次第。(つまみ読み)

    結果、知りたいことと書いてあることは違った。

    が、道化についてここまで深く研究し考察している人が存在していることに感動。

    世界的に道化は乞食・不具者の体裁をとることが多く、それはそれらの人々が、俗人の世界と神の世界の境界に住む者として、一種の恐れ・一種の羨望・一種の尊敬を持たれるからだという分析が興味深かった。

  • [ 内容 ]
    エロスと笑い、風刺と滑稽に満ちた祝祭空間で演じられる“道化”の意味は何か―コンメーディア・デラルテの主人公アルレッキーノや狂言の太郎冠者、中世劇の悪魔と道化、ギリシャ神話のヘルメス、アフリカのトリックスター神話、古代インドの黒き英雄神クリシュナ、アメリカ・インディアンの道化集団など世界の民俗に分け入って、博引旁証、縦横無尽に議論を展開する。
    文化英雄としての道化の本質を明らかにし、一九七〇年代の知の閉塞状況を打破した記念碑的著作。

    [ 目次 ]
    第1章 アルレッキーノの周辺(コンメーディア・デラルテ『二人の主持ちのアルレッキーノ』;科白とマイムの意味論 ほか)
    第2章 アルレッキーノとヘルメス(アルレッキーノの起源論;アルレッキーノの民俗 ほか)
    第3章 アフリカ文化と道化(社会構造と道化的行為;演劇的行為としての「ジョーク」 ほか)
    第4章 黒き英雄神クリシュナ(始原児クリシュナ神とヘーラクレース;クリシュナ、ヘルメス、ヘーラクレース ほか)
    第5章 アメリカ・インディアンと道化の伝統(蘇るインディアン;道化と想像力 ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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  • 『読書の軌跡』阿部謹也より

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著者プロフィール

1931年北海道生まれ。アジア・アフリカ言語文化研究所、同研究所所長、札幌大学学長等を歴任。文化人類学者として、西アフリカ、インドネシア、カリブ海諸国等でフィールドワークを行う。道化・トリックスターの分析、中心と周縁理論、近代日本の負け派に着目した敗者学を通じて、国内外の思想界に衝撃を与え、その広い学識は、文学・芸術等の分野にも影響を及ぼした。2013年逝去。

「2015年 『回想の人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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