西田哲学の基層――宗教的自覚の論理 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002565

作品紹介・あらすじ

純粋経験、自覚、場所、絶対無、行為的直観、絶対矛盾的自己同一、逆対応など、各々の時期に様々な独特の用語を使用して変化・発展していった難解な西田の思想が、終始一貫して「宗教的自覚」の論理化をテーマとしたとする著者の独自の観点からまとめられた西田論である。また、比較思想の観点から、スピノザ、道元、ブーバーの思想と比較・対照して西田哲学の特色がより明確にされる。

感想・レビュー・書評

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  • スピノザとの対比では神の存在を前提にしない西田哲学に共感できるが、何とも難解だ。。。

  • あとがきにもあるように、ボクも学生時代に善の研究を読んで(購入して)、わけがわからなくて放っておいたひとり。
    ですから、西田哲学『再』入門のひとりです。
    とてもわかりやすかった。特に純粋経験AからCに分けていただいたおかげで、西田幾多郎が書きながら概念を変えていったことがわかって、その書籍の難解さが別の所にあったことを知れてよかった。ようするに、西田哲学は研究しなければ理解できないということでしょうか。この本で研究された西田哲学がよく理解できました。

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著者プロフィール

日本大学名誉教授

「2017年 『鏡のなかのギリシア哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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