明治精神の構造 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002596

作品紹介・あらすじ

明治精神のバックボーンとは何か。福沢諭吉、植木枝盛、中江兆民、徳富蘇峰、陸羯南、内村鑑三、そして幸徳秋水ら初期社会主義者たちの思想構造を時代状況とのかかわりで解明するとともに、明治という時代を貫く思想の流れを明らかにしようとする本書は、思想史になじみの薄い読者にも分かりやすい怡好の近代日本思想史入門である。

感想・レビュー・書評

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  • 懇親会の効用を説いた中江兆民の話はおもしろかった。
    著名な思想家を明治という軸に沿って、ざっと見渡している感じがした。
    国家手記、進取の精神、武士的精神とどれもなるほどと思わせてくれる思想的底流。

  • 明治精神のバックボーンを「国家主義」「進取の精神」「武士的精神」の3つとし、その基本視座から明治のもろもろの思想の特徴を解き明かしていく。近代日本の精神を根本的に規定し、今なお日本に影響を及ぼし続ける「明治」という時代にいかなる思想潮流があったのかを知ることができる。

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著者プロフィール

1926年茨城県生まれ。1948年東京大学法学部卒業。現在、東京大学名誉教授。
著書
『天皇制国家と政治思想』(1969年,未來社)
『国学政治思想の研究』(1972年,未來社)
『近代日本の知的状況』(1974年,中央公論社)
『近世日本の思想像 歴史的考察』(1984年,研文出版社)
『明治精神の構造』(1993年,岩波書店)
『明治思想における伝統と近代』(1966年,東京大学出版会)
『明治思想史 近代国家の創設から個の覚醒まで』(1996年,新曜社)
『吉野作造』(2008年,東京大学出版会)
『近代日本の中国認識 徳川期儒学から東亜協同体論まで』(2011年,以文社)

「2017年 『「利己」と他者のはざまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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