増補 自己と超越 禅・人・ことば (岩波現代文庫 学術260)

  • 岩波書店 (2012年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784006002602

みんなの感想まとめ

禅の深遠な世界を探求する本書は、入矢義高先生の三部作の中でも特に面白く、読者に新たな視点を提供します。碧巌録や馬祖の教えを通じて、禅の語録の理解を深める手助けをしてくれる一冊であり、特に「肯定」と「否...

感想・レビュー・書評

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  •  入矢義高先生三部作のなかでこの本が一番面白かった。

    ☆碧巌録
     一度読んだことあるけど、まったくわからなかった。(だいたい禅の語録はわからないことを旨としているようであるが)
    この本に碧巌録の構成とその問題点が書いてあったので、「雲門公録」を読んでからまた再読してみたい。

    ☆馬祖同一
    「中国の禅は、実質的には馬祖から始まった。」p8
    って書いてあるけど、本当かな?
    要調査。

    ☆表詮と遮詮
    ものごとは「肯定」と「否定」の繰り返しで生成発展するのであるが、禅家では後者のほうが妙にありがたがられる風潮があり、それが語録の読解にも影響をあたえ誤読をよんでいる、というご指摘でした。

    ☆良寛について
    二三年まえになりますが、個人的に良寛の書に凝ったことがあり、けっこう資料も読みました。
     どうも私が読んだ資料とここで入矢先生がおっしゃることとは食い違いがあるようです。
    石田吉良氏、宮城音弥というようなかたが、良寛は高度の自閉症であったとか、精神分裂病一歩手前の自閉症であったとか言っているようですが。
    私が読んだかぎりでは、明確にそのような診断ができるほどの資料が残ってないように思えます。

    ☆寂室元光
    藤原実頼の子孫だそうです。ここで藤原実頼の名前を聞こうとは思わなかったので驚きました。
    ☆中巌圓月
    日本の禅僧にもまだまだ面白い人がたくさんおられるようです。

  • 禅のお話とか興味はあるけど、難しかった!
    途中で挫折しました。
    読めない漢字や漢詩も私には難解でした。

  • 大学教授の講義のようで、とてもわかりやすく禅について学ぶことができた。
    「禅の修行とは、己事究明のこと」というのもわかりやすい。
    「人はいかにして輪廻を脱すべきか」が仏の教えであることも端的に表現されていると思う。

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