帝国とナショナリズム (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002626

作品紹介・あらすじ

オスマン帝国の領土だった中東諸国を中心にナショナリズムの歴史的考察を試み、現在の国際情勢の淵源を探る。帝国内の人民が第一次大戦を境に「国民化」される過程と、冷戦終結以降に旧ソ連、旧ユーゴ、イラクなどで起こった民族紛争による「国民の分裂」を分析し、二〇一一年の「アラブの春」とよばれる中東変動をどうとらえるべきか、その本質と多様性を論ずる。

感想・レビュー・書評

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  • 世界史の予備知識がなさ過ぎて無理でした。いつの日か再挑戦したい。
    …こんなことをいっていると、どんどん世界の流れから立ち遅れていきそうですが。

  • 「帝国」という視点から現代の中東を見る。
    オスマン帝国の分割が意図的な線引きであったことが、そもそもの紛争の原因。民族、宗教を鑑みても、再統一、再分割は困難。
    その中で「帝国」への回帰が求められる。
    帝国としての在り方が、紛争解決へのひとつの手段だということだ。

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著者プロフィール

1947(昭和22)年札幌に生れる。1971年北海道大学文学部卒業後、カイロ大学客員助教授、東京大学教養学部助教授、トルコ歴史協会研究員、ハーバード大学客員研究員、東京大学大学院総合文化研究科教授などを歴任。明治大学研究・知財戦略機構国際総合研究所(中東研究部門)特任教授。学術博士(東京大学)。国際関係史とイスラーム地域研究を専攻。1984年に『現代のイスラム』(朝日新聞社)で発展途上国研究奨励賞、1986年に『スルタンガリエフの夢』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、1990年に『瀕死のリヴァイアサン』(TBSブリタニカ)で毎日出版文化賞、1991年に『ラディカル・ヒストリー』(中央公論社)で吉野作造賞、2001年12月には『納得しなかった男』(岩波書店)などで司馬遼太郎賞、2002年11月に『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)で二度目の毎日出版文化賞、2006年紫綬褒章を受賞。書評集は、『歴史家の本棚』『歴史家の書見台』『歴史家の羅針盤』『歴史家の展望鏡』(以上、みすず書房)のほか『歴史家の一冊』(朝日選書)『歴史という名の書物』『歴史のなかの未来』(以上、新潮社)がある。

「2017年 『歴史家の展望鏡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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