古代ローマとの対話 「歴史感」のすすめ (岩波現代文庫 学術267)
- 岩波書店 (2012年6月15日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784006002671
みんなの感想まとめ
古代ローマの歴史を通じて、現代社会との関連性を探求する魅力的なエッセイです。共和制ローマから東ローマ帝国の滅亡まで、著者は多様な視点から歴史的出来事を考察し、特にローマ人の生き方や哲学が現代にどのよう...
感想・レビュー・書評
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岩波現代文庫
本村凌二 「古代ローマとの対話」
共和制ローマから東ローマ帝国滅亡までの歴史エッセイ
少し言い過ぎな論調
*一神教には何か欠陥がある
*モーセ=エジプト人説
*イエス=仏教徒説
*ギリシア人の知は、プラトンとアリストテレスを最高峰として、後は転落の一途
*ローマ人の生き方「父祖の遺風」は、新渡戸稲造「武士道」
丸山真男「ローマ帝国史には、人類の経験の全てがつまっている」は その通りだと思う
日本が近代化に成功した理由は、識字率が高いから
アジアの各地が欧米列強に屈したなかにあって、日本だけが西洋文明に圧倒されず、それを吸収して咀嚼する力を備えていたため
都市国家ローマが大帝国をなすことができた理由
*ローマ人の生き方「父祖の遺風」
*ローマ人が政治家に求めている資質は、権威を持って政治を行うこと
ヒルティ「人間のすべての性質のなかで、嫉妬は一番みにくいもの、虚栄心は一番危険なものである」
カエサル「中立を守ってどちらの側にもくみしない人を味方とみなす」
ストア哲学
*自分の内なる世界を満ち足りたものにすることで 際限のない欲望の無意味さを知る
*できるだけ大衆を避けよ〜他人の目を気にしながら多忙な生活を送ることが、いかに無益なことか
ローマ史の中で時代を画する出来事
*前146年 ポエニ戦争終結し、ローマの脅威であったカルタゴが破壊
*212年 カラカラ帝が帝国内に住む全てにローマ市民権を付与した
「世界史を振り返れば、社会構造が不安定になるほど〜拡大することによって安定になろうとする傾向がある」
ディオクレティアヌス帝
*政情を安定させ辺境を平穏にするため、二人の正帝と二人の副帝による四分治制がしかれる
*偉人であるのに、キリスト教を迫害したため、後世の人に人気がない
ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の世界史的な役割
*イスラム勢力からキリスト教世界を防衛
*ビザンツ帝国は、中世に残存しまローマ帝国であり、コンスタンティノープルは第二のローマである
*ユスティニアヌス帝の治世が繁栄期をむかえ、ビザンツ帝国は一千年も存続した
「すべての道はコンスタンティノープルから出ずる」
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新書文庫
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古代ローマの建国から滅亡までを現代の私たちと比べながら語る。
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おもしろかったと思う。
単純に世界史を学ぶというのではなく、現代の世情と比較したり、著者の創作もあったり、楽しい読本という感じがした。
古代ローマなど、今の自分に何の関りもない・・・と思えば、手にしないかもしれないが、過去と現在を行ったり来たりするのですから、おもしろい。
「イエスは仏教徒だった」などという空想もまたおもしろいかも・・・・。
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