生き延びるための思想 新版 (岩波現代文庫)

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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002701

作品紹介・あらすじ

大義のために生きること、それはしばしば反転して「死ぬための思想」として機能してきた。女性も兵士となる権利をえるのが「平等」か、自爆テロや連合赤軍事件にかかわった女たちはどんな力学の中にいたのか-。「逃げよ、生き延びよ」と、弱者が弱者のままに生きられる社会のためのメッセージをこめた論考群。東日本大震災後の東京大学最終講義等も収録した新版。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の論文を2つ程読んだが、根本的な感覚が自分とはズレているように思う。今をどう変えるかではなく、この人の見方でしか社会を見ない世界が描かれている。もし、社会を左右する権力を持ったら第二の毛沢東になるのは、こういう感覚の人なのだろう。都合よく引用できそうな事がそれらしい感じで書いてあるが、すべてが自分の為の言説に終始していてとても建設的な人とは思えない。アーレントはもっと素直に耳を傾けることができた。

  • 弱い者が弱いまま生きられる社会...ということで。
    実際わたしは、この人の本によって生き延びていると思う。(よりよく生きている。)

  • 久しぶりに読了した著者の本。最終講義が収録されている。そしてそれが良い。正直で素直で可愛い(失礼)著者の在り方が伝わってくる。

    リブがあってフェミがあると言い続ける、男並みを目指さない日本のフェミニストのパイオニアを誇りに思う。70年代生まれの私にも(にこそ)響く言葉の数々。

    フェミニストとして学生時代に出会った著者が、介護や福祉・・・弱い者が弱いままで生きられる社会を・・・と、発信しているのは、必然でもあるけれど、とてもうれしい。

    著者の本を読んでいて中井久夫やべてるの文字を見るとは、正直20年前には想像できなかった。

    『当事者主権』から先、ブレずに進化(深化)してフェミニストとして歩んでくれたことに改めて末席から感謝。これからもがんばって欲しい。

  • 何が言いたいのか意味不明な言説が多いと感じるのは、理系だから?
    フェミニズムって何なの?

    2012/12/15図書館から借用(新着図書の書架から);12/21朝の通勤電車から読み始め、途中で断念

  • 戦後のフェミニズム歴史が概観できる。
    上野さんもいよいよ定年で、バトンタッチする年齢なんですね。

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著者プロフィール

1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクショネットワーク(WAN)理事長。専門学校、短大、大学、大学院、社会人教育などの高等教育機関で、40年間、教育と研究に従事。著書に『近代家族の成立と終焉』、『家父長制と資本』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)、『サヨナラ、学校化社会』など多数。

「2018年 『情報生産者になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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